車線変更の時にウインカーを出すタイミングを知って安全運転を!
2018.2.16
車線変更を行う時はウインカーを出して自分の意思をほかのドライバーに伝えるますよね!この時、どのタイミングでウインカーを出すのが正解なのでしょうか。
運転免許証を取得する時に自動車学校で習っていることですが、記憶があいまいになっているということもあるでしょう。
そこで今回は、安全に運転をするために車線変更の時にウインカーを出す最適なタイミングについてお伝えします。
この記事の目次
車線変更でウインカーを出すタイミングは?
教習所に通っている時に「ウインカーは曲がる30m手前、車線変更する3秒前に出しましょう。」と習ったことを覚えているでしょうか?
右折の時や左折する時には30mくらいで曲がる1つ手前の交差点を過ぎてからウインカーを使うのが一番良いタイミングと言えます。
1つ手前の交差点を過ぎてから、というのがポイントです。それじゃないと、1つ手前の交差点を曲がるのではないかと後続の車に誤解されてしまうかもしれないからです。
しかし、曲がりたい交差点と1つ手前の交差点の距離が近い場合もあります。その時には30m手前でウインカーを出すようにしましょう。
交差点が密集している場所では注意が必要です。2つ先の交差点で曲がりたい時には手前の交差点を過ぎてからウインカーを付けるようにしましょう。
左折する場合は早めに左側に寄るようにしましょう。その時には自転車やバイクがいないか、よく確認するようにしましょう。
ウインカーを使う場合、ブレーキを踏む前に使うことによって、後続の車にスピードを落とすことを知らせることができます。
スピードが出ている時や後続車との車間距離が短かい場合、追突を防ぐことができるので早めにウインカーを出すようにした方が良いでしょう。
車線変更でウインカーを出すタイミングを誤ると・・・
まれにですが、赤信号で停止してからウインカーを出す車があります。停止中にウインカーを点滅させることによってバッテリーが減ることを心配してのことなのかもしれませんが、これは交通ルール違反になってしまう可能性もあります。
法令では、交差点の30m手前でウインカーを出すと規定されています。万が一事故などが起こった場合でも、このことを守っていれば運転の正当性を主張することができます。
もしこの規定を守らなかった場合は『合図不履行』となります。
道路交通法第53条で正しくウィンカー操作を行わなかった場合について書かれていますが、反則した場合は『合図不履行』となり、反則金を支払う必要があります。
法律上ではウインカーを出すべき状況なのにしなかった場合の他、そのタイミングが違った場合でも交通違反に問われてしまう可能性もあります。
合図不履行違反の場合の点数は1点、反則金は普通自動車の場合は6,000円以下の罰金となっています。
車線変更以外でも大切なウインカーのタイミング、NGなのはこれ
ウインカーを出すタイミングでNGな場合について説明します。
例えば、右折・左折の時にウインカーを出すタイミングが遅い場合です。道路の流れもスムーズなのに、自分の前の車が急にブレーキを踏んだら驚きますよね?ウインカーを出されるのが遅いと、同じように感じるのではないでしょうか?
ウインカーはブレーキを踏む前に出すようにしましょう
右折・左折以外でも車線変更の時に出すタイミングが遅い車、最悪出さない車もNGです。何回か見かけたことがあるのですが、ウインカーも出さずに急に車線変更する車がいます。出すタイミングが遅いのも同様です。
自分のことばかりではなく、後続の車のことも考えて運転するようにしましょう。
赤信号で停止していて、青信号に変わった途端にウインカーを出す車もありますが、これもNGです。右折レーンのない交差点で対向車が右折のためのウインカーが出ていれば問題ないのですが、以前ウインカーを出さずに信号待ちをしていて、青信号になってウインカーを出すという状況がありました。きちんと出していれば道を譲ることもできます。
ウインカーを出すタイミングを間違わないように注意しましょう。
車線変更を上手にする方法
免許を取得したばかりだと、車線変更の時のウインカーのタイミングが難しいと感じることがあるかもしれません。
車線変更したい場所に走行車がいると、どのくらいの距離でウインカーを出せばよいのか迷ってしまうのではないでしょうか?
そんな時はサイドミラーで確認しましょう。
もし混雑していて入っていけないような場合は、まずウインカーを出しましょう。そうすると後続者が止まってくれるかスピードを落としてくれる可能性があります。その時に進入しましょう。
入れさせてもらった場合はお礼も忘れずに。軽く頭を下げるだけでも良いし、ハザードを点滅させるようにしましょう(これをしてもらうと、気持ちよくなります)。
しかし、入れてくれる人ばかりとは限りません。無理に入ろうとしないようにしましょう。
こんな場所で車線変更する時は注意が必要です!
車線変更する場合、注意が必要なところもあります。例えば交差点の直線や見通しの悪い道路などです。
このような場所では交通事故が起こりやすくなるため、黄色い線で車線変更が禁止されている場所もあります。
トンネルの中での車線変更も気を付けましょう。トンネルの中を走行している車の中には、ライトを点けていない車もあります。壁との距離が近いため、スピード感も違います。距離感もずれているので、車線変更をする場合は早めにゆっくりと行うようにしましょう。
車線変更をスムーズにするためには、移動する車線の状況だけではなく、自分が現在走っている車線の状況も把握する必要があります。前後左右、視野を広く持って確認しましょう。
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