ダンスにもっとキレを出したい!練習で意識すべきこと
2018.2.19
ダンスはやっぱりキレが需要!ダラダラぐにゃぐにゃではカッコ良くない!どうせやるならビシッと決めたいですよね。
では、キレッキレのダンスができるようになるには、どんなことを意識して練習するべきなのでしょうか?
キレのあるダンスは筋トレと日々コツコツ練習することで上達します。上達のために抑えたいポイントをまとめて紹介します。
この記事の目次
ダンスの「キレ」とは何かを理解して練習するべし!
ダンスでいう「キレ」とは、ひとことで言うなら「動きの鋭さ」です。
空手の「型」を見たことはあるでしょうか。
パンチやキックの動作一つ一つにキビキビとした「キレ」があります。
では、なぜ「キレ」と言われる動作は、あれほど鋭く見えるのでしょうか。
それは、その動きは猛烈に素早いのに止める部分でピタッと確実に止めているから生まれる印象です。
ダンスでも空手でも、「鋭く(素早く)動く」ことと「瞬時にピタリと止める」というメリハリが見る人に「キレがある」という印象を与えるのです。
これをふまえて考えると、ダンスの場合は基本的に「体がリラックスしている」状態です。
無駄な力が入らずに全身がリラックスしていることで、細かい動きの一つ一つに鋭さが出るのです。
ダンスの初心者が陥りがちな失敗が、振り付けを真似ることに必死になり過ぎて、無駄な力が入ることで動きが堅くなってしまうのです。
それにより、キレのないぎこちないダンスに見えてしまいます。
キレのあるダンスは5つのポイントを意識して練習する
キレのあるダンスにするために、初速は早く
キレのある動きにスピードは必須。スタートがもたつくようではキレのある動きに見えません。
キレのあるダンスにするために、「止め」を意識する
初速を早くしても、止まる部分が流れてしまっては締まりのないダンスになってしまいます。
ビシッと止めることはキレのある動きの絶対条件。これは意識的に練習して体得しなければなりません。
自分では止めているつもりでも、客観的に見るときちんと止まっていないことが多いのです。
キレのあるダンスにするために、動きの軌跡を見せる
直線的な動きでは簡単でも、曲線・ジグザグなどの変化がある動きは軌跡が乱れるときれいに見えません。
いかに曲線的な動きを見せれられるかが重要です。
キレのあるダンスの止めの形の見せ方
ピタリと止めるだけでなく、指先や首の角度など細かい部分まで手を抜かずに美しい形を追求しましょう。
止まったときの手足の位置や、体幹のバランスが崩れているとせっかくのダンスも台無しです。
止めすぎは堅い印象に
止めるのが重要だというのは言わずもがなですが、かといってすべての動きを止めるのは大変だし、全体に堅い印象になります。
しなやかさをアピールする部分との対比を考えましょう。
ダンスのキレに必要なのは鍛えた体幹
ダンスでキレを出すためには、その動きを練習することが重要です。
しかし、その動きを出すためには最低限必要な筋肉を鍛えることも重要になってきます。
まず重要になるのは、腹筋を中心としたインナーマッスル。
「キレのある動き」は、力が抜けたリラックスした状態から瞬時にパワフルなキレを出すので、あくまでも重くない無駄な力の入っていないしなやかな動きが必要です。
そのためにも、体幹の大きな筋肉にはしっかりと力が入るよう鍛えておくべきです。
「でんでん太鼓」という昔のおもちゃを思い浮かべてください。
これは、中心の軸がしっかりと立っているから左右の振り子がリズミカルに太鼓を打ち鳴らすことができるのです。
では、この軸がぐにゃぐにゃとブレてしまってはどうなるでしょうか。
人間の体も、このでんでん太鼓同様に体の軸がしっかり通っていると、手足をうまくコントロールすることができるのです。
日々の動きの練習に加え、主に体幹の筋肉を強化するトレーニングも取り入れましょう。
ダンスのキレは1日にしてならず!コツコツ練習を
体幹を鍛え、ステップなどの動きが理解できても細かい体のコントロールができなければ、キレのあるダンスになりません。
その動きはどこに力がかかり、どこの力が抜けているのか。自分の体の使い方を隅々まで意識することが大切です。
ここで紹介した様々な点を全て頭に入れて意識したからといって、短時間で完璧にキレのあるダンスができるうようになるわけではありません。
考えなくても動きが体に馴染んで勝手に動くくらいまで、日々コツコツと練習することが一番の近道です。
練習中は、できるだけ全身が映る鏡の前で行い、自分の動きをチェックできる環境があることが望ましいでしょう。
また、スマートフォンを使って動画撮影をしておくと、クセや成長を確認することができます。
ダンスのキレには見た目も重要な要素になる
ダンスの技術の他にも、「見せる」ことを意識して気を付けたいこともあります。
体型
ダンスに必要な筋肉やバランス感覚を鍛える上でのトレーニングはもちろん、太い・細い・ガッチリなど見た目の印象もダンスの完成度には関わるでしょう。
ファッション
ダンスのジャンルに合わせたデザインや色の服装は、自分のダンスをトータルで演出することにも役立ちます。
雰囲気
難しいし、微妙なことではありますが、ダンスにはその人の人生経験そのものが透けて見えます。ダンスに限らず、広い視野でさまざまな経験をすることがダンスに厚みを持たせることに繋がります。
ダンスの緩急
ダンスで使う曲の世界観を理解し、イメージして踊ってみましょう。ビートの強弱や間奏も意識して調和の取れたダンスになります。
ときにダイナミックに、ときに繊細に、そしてなめらかに。全体のメリハリやバランスをイメージした動きにしましょう。
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