バラを挿し木で増やしたい!初心者でもできる水差しの方法
2018.3.30
今育てているバラをもっと増やしたい時、花屋で買った珍しいバラを自分で育てたい時は挿し木や水差しという方法で増やすことができます。
挿し木は、最初は失敗する事もあると思いますがコツをつかむことで成功させることができるでしょう。
挿し木から育てたバラが咲いた時には、何とも言えない達成感が得られるほど嬉しいことです。
こちらでは初心者でも上手く挿し木で増やすことができる方法をご紹介していきたいと思います。
この記事の目次
バラを増やす!挿し木や水差しとは?
挿し木とは?
植物を繁殖させる方法として、種まき、挿し木、取り木、接ぎ木、分球、株分けなどあります。中でも挿し木とは、植物の一部を土に植え発根させて増やす方法になります。球根植物ではなく、種まきで増やしにくい草花や樹木、観葉植物で行われます。使う部位や発根させるまでの方法により、挿し芽、葉挿し、茎挿し、根挿しを呼ぶこともあります。
水挿しとは?
水挿しとは切り取った枝を水につけ発根させる挿し木の方法になります。挿し木する前の段階に、植物を発根させるためや、インテリアとして飾るためにします。水をいれた花瓶などに挿し穂を入れておくだけなので簡単です。
時期や方法
水挿しは植物の生育期より少し前にします。挿し木と同じく挿し穂を用意して、下葉を取り水を入れた容器に挿します。その後は毎日水を替え明るい日陰に置いて置くとよく育ちます。観賞用にする場合は入れる容器に合わせ長さを調整しましょう。
十分に発根したら、鉢や庭に植え替えましょう。
私が実践!バラの挿し木「水差し」の方法
バラの枝に葉っぱを出来るだけたくさんつけたままの状態で10cm程の長さで切る。この時枝は芽を上にして、下は葉と葉の間ならどこでもよいのでカットします。もし切り口の近くに葉があり水についていしまう場合は葉を取ります。
芽の下から根が出ることもありますが、芽の部分が水に浸かると腐りやすかったりするので芽は水に浸からないようにしましょう。切り口は出来るだけ斜めに切り面積を広くします。この切り口が肝心なのでよく切れる物でスパッと切るようにしましょう。
寝やカルスは形成層という茎の皮の下にあるふちから出るので、この面積を増やします。
花を活けるよう花瓶などにいれましょう。水にたくさん茎が浸かると腐ってしまうので、水は切り口ギリギリになるぐらいがいいです。
光合成をさせようと窓際に置いて硝子越しの日光を当てています。あまり日差しを当てない方がいいと言う話を聞きますが。真夏に日に当てすぎると水がお湯になり腐りやすくなりますので、水はこまめに交換しましょう。
そのうちカルスが出来たり根が出ます。根が出たら土に植え替えましょう。
お店で購入したバラの切り花は挿し木の「水差し」で増やせる?
水に挿しておくことを水挿しと言いますが、根が出るまでは時間がかかると思います。種類にもよりますが、気温や湿度にも左右されるので、水挿しをする時は早く切った方がいいです。水挿しはかなりの確率で失敗します。
理由は切り口から雑菌が入るの腐りやすいのです。
水差しのポイント
水はいつもキレイで新鮮なものになるようこまめに取り替えましょう。
明るい場所よりも少し暗い方が発根しやすくなります。花瓶を何かで覆って暗くした方がいいです。水の量は挿し枝の切り口ギリギリか、1cm程にしましょう。
個人的には土に挿した方がいいと思います。土は赤玉土、鹿沼土を混ぜた物をお勧めします。水挿し、土挿しで大切なのは根が出ていないに葉が付いているので蒸散を防ぐために適度な湿度が必要なことです。
綺麗なバラの花束をもらいました。挿し木で水差しすると根がでますか?
挿し木とはバラの茎(枝)の一部を専用土に挿して根を出させて増やすことです。根の付いていない茎から根の付いているバラ苗を作ることのできる方法になります。
バラの挿し木をする時、一般的には鉢植えや庭植えされているバラ苗からすることが多く、成功する確率も高くなります。
花屋さんで売られている切り花から挿し木にすることは難しく、難易度はとても高いです。理由は1つは切り花の場合、農家で採花されて市場に出荷され、花屋の店頭に並ぶまで短くても3日はかかります。まして、購入した花が必ず入荷したばかりの花とは限りません。もしかすると1週間程度花屋さんの冷蔵庫で保存されている花かもしれません。
ですから、根のない状態で長い時間経っていることになります。植物は根から水分や栄養を取って生きています。根のない状態がながいとパワーが落ちてしまいます。
バラの挿し木をするのは1番花が終わる時期が良い時期
バラの挿し木の時期
バラの挿し木の時期には、休眠期の冬に挿す冬挿しと生育が盛んな初夏に挿す夏挿しがあります。
冬挿し
根が休眠期に入っている冬の時期11月~1月に挿します。新芽が出るまでの期間が長く、室内で水分調整する必要があるので根気が根気が必要になります。
夏挿し
生育期の6月~7月に挿し、鉢上げまでの期間も短いので初心者でも簡単に出来ます。
バラの挿し木に必要な道具
バラの挿し穂
- 今年伸びた充実した枝(3~7ミリくらい)を使います(柔らかくない適度に締まった部分)。細い方が発根しやすく、太いと発根後の成長が早いです。
プランターと受け皿 - 鹿沼土or赤玉土小粒(雑菌の少ない清潔な土)
- ルートン
- 良く切れるカッターナイフ
水やりは受け皿に足してあげます。挿し木の土に水をあげると挿し穂がぐらつくことがありますので、必ず受け皿に足してあげましょう。
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