子猫がケージで過ごす目安はいつまで?大人になっても適宜利用
2018.1.5
子猫の飼い始めは、思いがけない危険を避けるためにもケージでの飼育が一般的。ケージの中には飽きない工夫も大切ですね。
でも、あっという間に大きくなって動き回る子猫。ケージでの飼育はいつまで続けるべきなのでしょうか。
大人になっても夜間や留守中はケージに入ってもらう家も多いみたいです。でも、ずっと閉じ込めっぱなしはNGですよ!
この記事の目次
子猫はいつまでケージで過ごせばいいの?3ヵ月頃から徐々に外に慣らす
ケージは子猫を守る役割もあります。生まれて1~2ヶ月の子猫はまだ足腰がしっかりせずヨチヨチ歩きの子猫も多いです。
ふらふらしながらでも飼い主の後を追いかける子猫もいますが、家の中には子猫にとってリスクとなることも沢山あります。
例えば、家具の間に入って出られなくなる・電気コードに引っかかる・高いところから落ちるなど、人間や大人の猫では考えられない所でけがをしたりトラブルが起きる場合もあります。
特に、まだ体の小さな子猫は隙間に入り込んで出られなくなるケースも多いです。
このようなリスクを未然に防ぐためにも、出かけるときやしっかり見守ることが出来ない時はケージに入れておいた方が良いでしょう。
生後2か月位の子猫は成猫と比べて、骨格がしっかりしていないため、けがをしやすいです。
3ヶ月くらいになると、色々な事に興味を持って他の猫とコミュニケーションを取ることが出来るようになってくるため、それからケージをとっても良いと思います。
生後2~3ヶ月経ったら、様子を見ながらケージから出したりケージを取って、ケージの外の世界に慣れさせましょう。
いつまで子猫をケージ飼い?大人になっても留守番はケージでさせる?
子猫のうちは、近くに家族がいない時や留守番の時はケージに入ってもらう予定です。
子猫のうちだけ使うならケージが無くても良いのでは?と思うかもしれませんが、ネットで3段ケージの扉を開けて置けばキャットタワーとしても使えるという記事を見つけました。
ケージの中に入れておくと、運動不足になって太ったり、暴れてしまうのでは?という意見もありました。ケージに閉じ込めてなくても、室内飼いの場合は運動不足には気を付けなければいけないポイントです。
飼い主が出かける時は猫が寂しがって鳴いたりします。寂しそうにしている猫を見ると出かけにくいですが、飼い主がいないと分かると猫は案外昼寝などをして好きに過ごしています。
帰ってきて玄関を開けると、ずっと待っていたかのように鳴いて出迎えてくれる猫もいますが、ずっと鳴いて待っていたわけではありません。
家を留守にするときは、予想外のリスクが起こる場合もあるため、猫が安心できる場所(ケージ)がある方が、飼い主も安心です。
子猫をいつまでもケージに押し込んでいてはストレスで寿命を縮める?
子猫をケージに入れる際の注意点について
長時間閉じ込めない
猫をずっとケージの中で飼うことは出来ません。仮に子猫の頃からケージの中で暮らすようにしつけたとしても出たがるでしょうし、健康に良くありません。
しかし、一人暮らしで家を空けがちな人は、留守の間ケージに閉じ込めておくのではなく、猫専用部屋を用意するなどの対応をしましょう。
ケージに長時間閉じ込めているだけで、猫の平均寿命が短くなるでしょう。狭いケージの中では自由に動けなくてストレス発散も出来ません。
家に人がいるときはケージに入れない
留守中にケージに猫を入れる場合も、帰宅したらすぐに猫を出して遊んであげましょう。
猫じゃらしやボールなど、猫の好きなおもちゃで沢山遊んで運動不足を解消し、沢山撫でてあげてください。
ケージに閉じ込められているのは猫にとってストレスがかかるため、夜寝るときも家の中で好きに行動できるようにケージに入れないようにしましょう。
猫は夜行性と言われていますが、人間と一緒に生活していると、夜眠るようになります。夜は一緒にベッドで寝ると良いでしょう。
いつでも水が飲める状態にする
ご飯はあげすぎはよくないので決めた時間に一日2~3回あげるようにしますが、水はケージの中にも置いて常に飲めるような環境が必要です。
ケージの中でご飯をあげているとゲージに入るのも嫌がらなくなります。
ケージでご飯を食べて数時間寝たあとに飼い主が遊んでくれるという習慣を続けることで猫も覚えるでしょう。
猫のケージに設置すべきアイテム。おもちゃ選びも大切
猫用のベッドや段ボールハウス
猫は寝床の好みは様々です。市販の猫用ベッドでもフカフカ好き、かたいのが好き、市販のベッドより段ボールが好きなど色々です。
段ボールの中に入ると暖かいため、寒い時期の防寒対策としても役立ちます。
子猫の場合は、湯たんぽ等を置くとケージの中も暖かくて快適な空間にすることができるので、リラックスして過ごしてくれるでしょう。
水とご飯
ご飯を置きっぱなしにするのは不衛生なので、ご飯の時間になったら新しい物を出してあげましょう。
子猫の離乳食やウェットフードに虫がたかりやすいので、食べ残しは下げることも大切です。
また、猫は水分をあまり取らない動物ですが、必要な量を下回ると腎臓に影響が出るため常に飲み水を切らさないようにしましょう。
おもちゃ
ケージの中で猫が一人遊び出来るようなおもちゃを入れてあげましょう。ボールを置いたり、ケージの上からおもちゃをぶら下げたりします。
おもちゃを置くときは、誤飲やおもちゃのひもが猫に絡まったりする事故を防ぐ工夫をしましょう。
飼い主のいない時間は特に注意して、危なそうなおもちゃは置かないようにしましょう。
子猫がケージを出て過ごすようになったら家の中の安全確保!
子猫がケージ生活を卒業した後の夜の過ごし方には注意したい事があります。
夜寝るときは人間と一緒か自分の猫ベッドが良いのか猫の好みを見極める
休みの日に昼寝をしてみましょう。この時に、枕元や足元などで一緒に寝だしたら、人間と一緒に寝たいタイプだと思われます。
一緒に寝るにしても、飼い主の寝相などの問題もあるため、寝室に猫用ベッドも用意してどこで寝るかは猫に選択権を与えましょう。
また、猫ベッドにも色々なタイプがあり、好みも猫それぞれです。まずはケージ内で使っていたものを寝るときは寝室に移して使って徐々に好みを探りましょう。
危険要素を排除する
子猫がいる場合、輪ゴムやボタンなど小さなものが落ちていると猫の誤飲に繋がります。
寝る前は猫の誤飲に繋がるようなものがないか確認しましょう。また、夜中に猫に起こされないために、リビングに一人遊びが出来るおもちゃを出しておくと良いでしょう。
そのおもちゃも誤飲しない大き目のボールなどがおすすめです。
なお、4か月くらいになると、歯が痒くなって色々な所をかじるため、電化製品のコードにはカバーを付けるようにしましょう。カバーは100円ショップでも販売されています。
日中にどんなことに興味を持っていてどんな悪戯をするのがよく観察して、寝ている間に危険が無いような工夫をしましょう。
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