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車のスピードメーターが動かない!その原因と交換費用について

2018.5.2

車のスピードメーターは速度を知る上でとても大切なものですが、突然故障してしまうことがあります。

車のスピードメーターが動かない原因は?交換した場合どのくらいの費用がかかる?スピードメーターが動かないと車検は通らない?

車のスピードメーターの故障についてご説明します。

車のスピードメーターが動かない原因は?

スピードメーターの指示計がゼロを示して動かない場合。エンジンをふかしても、指示計がゼロから動かなければ、コンピューターやセンサーの異常が考えられます。

ダイヤグノーシステスターを接続すると、症状を記録しているので故障の原因がわかります。

タコメーターの針が激しく動くようならメーターC/Uの不具合を疑ってみましょう。

もしくはメーターパネルが接触不良を起こしているかもしれません。

タコメーターはエンジンの回転数を図るもの。

エンジンの回転数は、運転状況を知る重要な機能です。

その役割は、エンジンの不具合や燃費状態などを適切に表示してくれます。

タコメーターの1メモリは1000回転。4メモリは4000回転言う意味になります。

タコメーターの後半の、メモリが赤く表示されている部分は「レッドゾーン」と呼ばれます。

回転数を上げ過ぎるとエンジントラブルの原因にもなるので可能な限り避けましょう。

車のスピードメーターが動かない!交換費用はどのくらい?

自動車のスピードメーターの針が動かないというトラブルの原因は、その多くがメーターケーブルのトラブル。

スピードメーターに接続されているケーブルの断線がメーター故障のほとんどを占めています。

メーターケーブルの劣化は、使用頻度や環境で変化しますが、走行距離が20万キロメートル前後に達したあたりで切れたという人が多いようです。

それほど長く乗っていなくても、別の個所の部品修理や交換時にメーターケーブルと接触して断線する場合もあります。

オーディオ関連の配置がメーター付近であることがおおいため、カーオーディオを付け替えたり修理してからスピードメーターに異常が出てきた場合は、ケーブルの断線を疑ってみましょう。

メーターの交換が必要な場合は2万円ほどの出費は覚悟しましょう。

ケーブルだけなら1万円ほどで交換できます。

ディーラーなら基本的に取り扱いはあるはずですので、数分で交換できます。

また、その車の正規ディーラー以外でもケーブルの交換ならできますので、トラブルを感じたらメーカー問わず、車のディーラーに飛び込んで修理をお願いしてみましょう。

車のスピードメーターが動かないと車検は通らない?

突然のスピードメーター故障。走行には支障がないとはいえ、速度超過に気づかず走り続けていると、警察に捕まるリスクも高まりますので、早めに修理すべきです。

ただ、スピードメーター単独ではないので、走行距離メーターなどが一緒に交換になります。

車検の際には、走行距離を記載する必要があり、メーター類を交換すると、この走行距離がおかしなことになる可能性もあります。

この数値がおかしいからと車検に通らないということも無いのですが、スピードメーターは早めに修理しましょう。

実は、車検の検査項目にはスピードメーターの正常動作は含まれていません。

スピードメーターの検査はありますが、「時速40キロまでアクセルを踏み込んだとき、どの程度の誤差があるか」といったものです。

極端に言ってしまえば、ドライバーが時速40キロのスピードを体感的に記憶して、その感覚を頼りにアクセルを踏み、そのときのメーターが「時速0キロ」を指していても車検は通るのです。

車のスピードメーターと実際の速度には誤差がある?

車のスピードメーターの表示は、実際の走行速度よりも5㎞/時程度早く表示される事が多いのです。

誤差がほとんどないGPS計測器の速度表示で比較すると、実際に速度が違うことがわかります。

スピードメーターの表示が「60km/時」を指していたとしても、実はそこまでのスピードは出ていないことになります。

これは、やはり安全を考慮してのことでしょう。

逆に、もしメーターより走行速度の方が早いと、自覚がないまま速度超過の状態で走ることになってしまうかもしれず、危険な状態です。

スピードメーターは正確であることが求められますが、タイヤの状態などの影響を受け、実際の速度との誤差が生じることはあります。

車両の保安基準を規定している”道路運送車両の保安基準を定める告示第148条”の規定によると、「メーター速度が40km/hを指している場合、実際の速度が”30.9~42.55km/h”の範囲に収まれば、基準をクリアすることが可能。」車検の検査場ではこの部分が検査され、メーター表示と実速との差が誤差範囲内と判断されれば合格となります。

車のスピードメーターに180キロまで表示があるのはなぜ?

スピード違反は、あくまでも公道において適用される法律で、私有地の中であれば法定速度で規制されることはありません。

鈴鹿や富士などの有名なサーキットコースも「公道」ではなく「私有地」なので100キロ以上、180キロなどの高速で走行してもスピード違反にはなりません。

カーレースには、F1マシンのような特殊な車両を使うものと、一般的な自動車を使ったレースがあります。

一般道で走らない180キロのメモリが設定されているのは、レースのためもあります。

また、多くの自動車メーカーは海外で販売しており、海外の道路事情に合わせているというところもあります。

公道では使わないのに180キロ以上の高速が出せるというアピールをするのは、それだけの技術の高さを見せるためでもあります。

メーターが100キロまでしかない車では、どこか貧弱で貧乏くさいと思わせてしまいます。

この記事の編集者

チェスナッツロード編集部

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