コンクリート面にタイルを貼ってリフォーム!その貼り方とは
2018.7.27
無機質なコンクリートに素敵なタイルを貼ってリフォームしたい!そんな計画を練っている方もいるのでは?
DIYでタイルを貼る方も多く、費用が安く済むメリットもありますが、貼り方にはコツがあります。
タイルの基本的な貼り方やコツ、業者に依頼した場合の費用など調べてみました。
DIYでも施工できますが、下地をしっかり行わないと耐久性に不安が残ります。事故に繋がりかねないため注意が必要です。
この記事の目次
コンクリートにタイルを貼る場合の貼り方はどんな方法があるの?
自宅の無機質なコンクリートにタイルを貼った素敵になるかな?と思ったことありませんか?
DIYなら業者に頼むよりも安価にリフォームすることが出来ますよ。
耐久性や見栄えなど、業者さんより劣るのは否めませんが、何より自分で施工すれば愛着が沸きます。
DIYでコンクリートにタイルを貼る方法は主に2つ
- 直貼り…コンクリート面にごく薄く貼り付けようのモルタルを塗って、タイルを貼り付けてゆく方法です。
- 圧着貼り…モルタルで下地を作って、叩きながら押さえてゆく方法です。
DIYでタイル貼りをするなら、「圧着貼り」の方がおすすめです。
材料も手に入りやすく、施工しながらモルタルで高さを調整できるので、直貼りよりも簡単に行えます。
コンクリートへのタイルの貼り方、下地を塗った後の工程は?
タイルを貼り付けたいコンクリートをきれいにします。
多少デコボコしてもモルタルで高さ調整できるので大丈夫ですが、汚れが残っていると剥がれの原因になります。
ここは面倒くさがらずに綺麗にしましょう。
「モルタル接着増強剤」を使うと便利です。
これは「接着モルタル」の水分を下地モルタルにとられないようにして接着性を高めてくれます。
コンクリートにタイルを貼る貼りつけ手順
- タイルを貼り付けたい場所にモルタル接着増強剤を塗ります。デッキブラシの先のようなブラシをつかい、一気に塗っていきます。
- 下地の接着モルタルを作ります。水を入れてミックスしますが粘り気が出るまでしっかりまぜましょう。
※(詳細は使用するモルタルの説明書をご参照ください。) - 出来た接着モルタルを塗ります。接着モルタルは角から塗っていくのが基本です。
- 水平基準線をとりましょう。釘を打ちナイロン製の糸を水平に張ります。このひと手間で仕上がりに差がでます。
- タイルを貼ります。上の角からタイルを合わせて、木槌で叩いて接着モルタルに少しだけ埋め込んで貼っていきます。
もし、貼り付けたい場所のコンクリートが欠けていたり、デコボコが激しい場合には、先にモルタルを塗って綺麗に整えましょう。しっかりと乾かしてから1の作業を始めます。
コンクリートへのタイルの貼り方でもっとも重要なのが下準備!
タイル貼りで大事なのは下準備です。
DIY以外のことでも下準備は結構大事なことが多いです。
ですが、手を抜いてしまうのもこの「下準備」です。
タイル貼りにおける下準備は、タイル貼りつけ場所の清掃はもちろんですが、それよりも先に作業工程の手順を確認することです。
タイル貼りはモルタルが固まるまでという時間制限のある作業になります。
その為、作業手順をしっかり頭に入れておかないと大変な目にあいます。
慣れない事も考慮して、説明書をよく読み、1回に使用する量を考えましょう。
直線や水平が大事な場合にはしっかりガイドをつけるのが綺麗に仕上げるコツです。
また、道具をきちんと揃えておくの基本ですが大事なことです。
コンクリートにタイルを貼りたいけど・・・業者に頼むと費用はどのくらい?
DIYには自信が無いから、業者にお願いしたい!
そうなると価格が気になりますよね?
外構のタイルやレンガ敷きの費用は、平方メートルあたりの単価で表されていて、施工面積によって費用が変わってきます。
この単価には作業料金の他にタイルやレンガなどの部材も含まれているので、選ぶ部材によって単価は変動します。
エクステリア用のタイル材は種類が豊富で、色やサイズが選べます。
一般的なタイル材を使用した場合だと、平方メートルあたりの単価は5千円~6千円程度が相場です。
高価なタイル材を使用すると平方メートルの単価が1万円くらいになる時もあります。
DIYでコンクリートにタイルを貼る際の注意点とは?
DIYで小物などにタイルを貼るときにはそれほど注意することはありませんが、タイルデッキとなると話が違ってきます。
タイルデッキのDIYは、道具やタイルなどの部材、それに多少の技術とたっぷりの時間があれば、個人でも施工できることでしょう。
しかし、タイルデッキは人が上に乗って使用するものです。
基礎コンクリートの工事や床面の水平調整など、素人では難しい箇所もたくさんありますので、全くの素人ですと使用する際の安全面で不安が残ります。
施工後すぐは大丈夫でも、耐久性に問題があると崩壊する危険もあり、その際に人が巻き込まれて怪我や事故などにも繋がる可能性も考えられます。
リフォームの最大のメリットは費用が安く済むことですが、そういった安全面でのリスクも考慮して、DIYにするのか業者にお願いするのかを判断しましょう。
業者に依頼する際にも、手作業が多く発生するタイルデッキの施工は、技術力によって見仕上がりの綺麗さはもちろん、耐久性にも差が出てきますので、施工経験豊富な専門の会社に依頼することをおすすめします。
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