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剣道の踏み込みでいい音をさせるためのポイント

2018.7.10

剣道で踏み込みをするときに足から出る音!上級者になればなるほどいい音が響きます。しかし、ただ踏み込んだだけではいい音を出すことは出来ません。

なぜ、いい音を出すことが出来るのか?それには剣道の基本が関係しているようです。

鈍い音が出てしまうのはなぜか?いい音を出すためには?など気になる情報をご紹介いたします。

剣道の踏み込みで鈍い音がしてしまう理由

乾いたいい音が出ない理由は?

初心者がいい音を出そうとしてもなかなか難しいのが踏み込み音。

良い音がでない大きな理由の一つが踏み込んでいる場所。大きな音を出したいあまりに、勢い良くかかとから踏んでしまっていないでしょうか。

足の裏のどこが一番力が入るのか

かかとですよね。なので、その分大きな音が出るのではないかと勘違いをしてしまいます。

でもかかとで踏み込んでも、骨が床に当たって鈍い音がするだけです。

上級者のような乾いた大きな音を出すことが出来ません。

どこが鳴っているのか?

それは指の付け根の辺りなんです。わかりずらいと感じる方は手を使って床を鳴らしてみてください。手の付け根の骨の部分と、指の付け根の部分、どちらに力を入れたほうがいい音が出ますか?

指の付け根の部分の方がいい音がするはずです。

なので足を踏み込むときも、かかとからではなく足の前のほうを意識して踏み込みを行ってみて下さい。

剣道で踏み込みにいい音を出す方法と踏み込みの基本

基本は踏み込みの足を大きく踏み出す!そして、そのときの左足は床を蹴り上げる。コレです。

音を鳴らす右足だけに気持ちが集中してしまいますが、反対の左足の役目も忘れてはいけません。

ちなみに気をつけすぎると、やりすぎてしまう事があります。

踏み出しを大きくするあまりに足を上げすぎてしまったり、左足を跳ね上げてしまったり、そうすると姿勢も崩してしまって良いことなしです。

踏み込みは上にではなく、前へという事を決して忘れないようにしてくださいね。

そして着地させるときはかかとから出なく、指の付け根部分を意識!足の裏の前半分を床につけて着地をしましょう。

そしてこの面がしっかりと床につけば付くほど、大きな良い音が鳴ります。

基本をしっかりと身に着ければ、自然と踏み込みのときにいい音が鳴るように鳴ります。練習あるのみですね!

剣道では踏み込みの音と発声も重要なポイント

踏み込みの音と同時に聞こえる「メーンッ」の声、力強くていい声ですよね。でも、最初からいい声が出るわけではありません。

いい声を出すにも鍛錬が必要

そこで大きな響く声を出すにはどうしたら良いのか?について考えてみました。まずお腹から声を出す。コレは当たり前のようですが、やっているつもりでもなかなか出来ていないものです。

しっかりとお腹から声を出すためにはインナーマッスルを鍛えることなんです。そうすることで体自体が楽器のようになり、響く通る声を出せるようになります。

もちろん、コレは体を鍛えることになりますから剣道にとってもプラスになります。また声を出すためにインナーマッスルを鍛えていくと、カラオケも上手になるというオマケつきです。

今まで出なかった高音も、裏声を使わずにすんなり出せるように!何てことも十分に考えられますよ。

剣道では踏み込み音ばかりを気にせず、基本練習をしっかりと行おう

剣道を始めると先輩方をみて、踏み込み音をパァーンと鳴らしたい!と思ってしまいます。

でも、そこにばかり気を取られていてはいけません。音を鳴らさなくても踏み込んで面の練習をしっかりと行いましょう。

まずは竹刀を正しく構えること。そして振り上げ、おろします。振り下ろすときに右足を踏み込むので、タイミングを間違えないようにしましょう。また右足で踏み込んだら、左足を素早く引き付けるのも忘れずに。

そして踏み込みの足を遠くに、竹刀の振りも大きく心がけながら練習を行ってください。そうすることによって遠間の打突の上達につながっていきます。

このような面の練習をしっかりと行うことによって、踏み込み足と竹刀の振りのタイミングを体が覚えていきます。

踏み込み足の上達も剣道には重要ですが、しっかりと体の芯がぶれないようにすることは剣道の基本です。

素振りは地味な練習に感じますが、コレをやらずに上達の道はないと考えて感張りましょう!

剣道を始めたばかりで強く打ち込みが出来ないと感じたら

素振りが出来るようになると始めるのが基本打ち、上記したように右足で踏み込んで打突をします。

しかし剣道を始めたばかりだと、この二つの動作をすることが難しいと感じるようです。
そして子供たちが必ず踏み込みでやってしまうのが、前にではなく、上に踏み込んでしまう事。

最初にもお話したとおり、コレでは踏み込みの音を鳴らすことも出来ません。そして安定感がないので強い打ち込みをすることが出来ないのです。

子供にまずイメージをして欲しいのは、上へではなく前に足を出すということ。そして竹刀を振り上げ下ろす動作と一緒にそれを行うことです。

防具をつけないと出来る子供たちなのですが、どうしても防具をつけて実戦となると難しくなってしまうようです。

まずはイメージすることから初めて、しっかりと足を踏み出せるようにすることからはじめて見ましょう。

この記事の編集者

チェスナッツロード編集部

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