八丁味噌の味噌汁の基本的な作り方と八丁味噌の特徴について
2018.6.25
お味噌汁に使う味噌はいろいろな種類がありますよね。
東海地方で主に食べられている八丁味噌ですが、他の地域では食べたことがないという方も多いでしょう。
赤みそとも呼ばれるこの八丁味噌は、見た目の印象で塩分が多いように見えますが、実は塩分が少ないというのも特徴のひとつです。
八丁味噌を使った基本の味噌汁の作り方をご紹介します。
この記事の目次
八丁味噌を使った味噌汁の作り方
八丁味噌を使った基本のお味噌汁
材料4人分
- 八丁味噌…大さじ3
- だし汁…800cc
- 大根…4cm
- 豆腐…1/2丁
- その他お好きな野菜…適量
作り方
- だし汁を沸かします。大根は皮をむいて拍子切りにします。豆腐は角切りにしておきます。
- だし汁の鍋に、具材を入れて火が通るまで煮ます。
- 八丁味噌を溶かし入れて完成です。
いつものお味噌汁も、味噌を変えるだけでも雰囲気が変わります。
お住まいの地域によっては、八丁味噌に馴染みのない地域も多いと思いますが、ぜひ一度食べてみて下さい。
八丁味噌の豆味噌を使ったあさりの味噌汁の作り方
八丁味噌を使ったあさりのお味噌汁
あさりの磯の香りをお味噌汁で美味しくいただきます。
材料4人分
- あさり…320g
- 水3…1/2カップ
- 昆布…10cm×6cm
- 煮汁…3カップ
- みそ…40g
- 青ねぎ…1本
- お好みで七味唐辛子
作り方
- あさりは塩水に1晩ほど漬けて砂をはかせます。表面は洗ってぬめりを取っておきます。
- 青ネギは小口切りにします。
- 鍋に水と煮汁を入れて火にかけます。昆布が浮き上がったら取り出し、煮立ったら弱火にします。
- あさりが開いたらアクをすくって汁を濾します。
- 煮汁を計り、あさりを戻してみそを溶き入れ、青ネギをちらします。
身は外さずに殻ごとお椀に入れます。
八丁味噌は味噌汁だけじゃない!タンドリーチキン風の作り方
豆味噌を使ってタンドリーチキン風に!
材料
- ○豆味噌…大さじ1
- ○無糖ヨーグルト…大さじ5
- ○しょうが…1かけ
- ○にんにく…1かけ
- オリーブ油…大さじ1
- クレソン…適量
- レモン…適量
作り方
- ジッパー付きポリ袋に○の材料を入れて付けダレを作ります。鶏肉を袋に入れてよくもみ、半日程度漬け込みます。
- フライパンにオリーブオイルをひいて中火にします。1のタレを拭き取って鶏肉をこんがりと両面きつね色になるまで焼きましょう。
- 2のソース大さじ1を加えて、蓋をして弱火で5分ほど蒸し焼きにします。
- 鶏肉を1.5cm幅のそぎ切りにして、お皿に盛ります。その上にフライパンに残ったソースを掛けて、クレソンとレモンを飾ります。
ヨーグルトと味噌の発酵食品を組み合わせることによって、肉が柔らかくなりますし、旨味も増します。
ヨーグルトと味噌の組み合わせは以外と思われる方が多いかもしれませんが、お肉にもお魚にも使える調味料です。
味噌の種類はどんなものがあるの?
味噌は原料により3種類に分類されます。
- 豆味噌
- 米味噌
- 麦味噌
八丁味噌はこの中の豆味噌になります。
日本で一番多い味噌は米味噌です。麦味噌は麦を使うことによって味噌に甘みや風味を付ける製法で、豆味噌の原料は大豆のみで大豆の味を楽しめます。
八丁味噌は、一般的な味噌の熟成期間が数週間から1年くらいものが多いのですが、1年半から2年ほど熟成されて作られています。
材料が大豆のみとシンプルですが、長く熟成することによって深い旨味が生まれます。
味噌は熟成が進むにつれて色が黒っぽくなるので、八丁味噌の濃い色は、この熟成が進んでいるという現れです。
普通のお味噌汁を作るときには、味噌の風味が飛んでしまうため、味噌は最後に入れるという作り方ですが、八丁味噌は煮込んでも風味が飛びません。
逆に八丁味噌は、煮込めば煮込むほどに味がしみて美味しくなると言われるので、煮込み料理や炒め料理などにも多く使われています。
普通の味噌よりもさまざまなお料理に使えます。
みそソムリエもおすすめ、硬い八丁味噌を上手くこす方法
豆味噌を使ったことがある方ならわかるかもしれませんが、豆味噌というのは普通の味噌よりも固く、お味噌汁などを作る時にもなかなかとけなくて苦労するという方も多いでしょう。
この硬さの中に旨味が凝縮されているので仕方ないのですが、やっぱり使い勝手が良い方がいいですよね。
そんな固い味噌には、味噌こし器がおすすめです。
しかも、一般的な味噌こしではなくて、味噌をこすザルの上にスプーンが付いているような味噌こし器がありますので、八丁味噌を普段から愛用しているという方には、一つあると便利です。
豆味噌は固いものがが多いですが、その中でも特に八丁味噌は固い味噌です。
お味噌汁を作る時にも、なかなか味噌がとけなくて苦労されている方も多いのではないでしょうか。
固い味噌をザルの部分に入れ、スプーンに力を入れて押し出すとと、味噌がこせます。
ご飯と味噌汁は日本人の食卓に欠かせないものです。
和食は世界の中でも、健康的な食事として注目されています。
美味しい味噌で美味しいお味噌汁をいただきたいものですね。
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