コツコツ重ねる知識のアーカイブ

コツコツ重ねる知識のアーカイブ│チェスナッツロード

生クリームの泡立てのコツ!失敗の少ない作り方

2018.2.16

お菓子作りには欠かせない、生クリームの泡立てですが、これが意外に大変ですよね。

ハンドミキサーを手に入れるまでは、地獄の作業でした。

混ぜても混ぜてもなかなか固まらず、腕の痛さに悲鳴を上げる方も多いと思います。

そんな生クリームの泡立ても、ちょっとしたポイントを押さえれば、今よりも簡単に泡立てができるかもしれません。

失敗の少ない泡立て方をご紹介します。

生クリームの泡立てを失敗させないためにまずここをチェック

生クリームが泡立たたないという時には、次の点を確認してみて下さい。

 

  • 植物性のクリームを使っていませんか
  • 乳脂肪分が35%以下のクリームを使っていませんか

 

乳脂肪分というのは生クリームの泡立てに大きく関係します。
泡立ちが悪いと感じた時には、『種類別:クリーム』と表示されている動物性の乳脂肪分40%以上のものを使うと良いでしょう。

生クリームが泡立つ原理は、攪拌することによって、生クリームの中の脂肪球同士がぶつかります。
ぶつかりながら繋がっていき、取り込まれる気泡と気泡の間につながった脂肪球で網目構造を作ると言われます。

ですので、乳脂肪分の多い生クリームにはたくさんの乳脂肪が含まれているので、脂肪球同志がたくさんぶつかり合い、早く泡立つということになります。

生クリームと一言にいっても、動物性と植物性では違いがあるのです。

生クリームの失敗の少ない泡立てのコツ

生クリームを泡立てるなら、ボールや泡だて器はきれいなものを

ボールや泡だて器に水滴などは付いていませんか?
初心者が見落としがちなのが道具の水滴です。

生クリームは、ほんの少しの水滴や汚れなどでも固まりが悪くなることがあります。
ボールや泡だて器はしっかりと水分を取ってから使うようにしましょう。

また、生クリームは温度が重要です。
買ってきた生クリームを、テーブルに置きっぱなしにして、泡立てを始めたら…。
生クリームは固まらないという場合が多いでしょう。

生クリームはとてもデリケート。
低温管理が基本です。

ただし、低温にするために冷やし過ぎても逆効果です。
ボールで泡立てるときに氷などを下に敷いていて泡立ちが悪い場合には冷やし過ぎの可能性もあります。

この温度が生クリームの難しいところです。

また、砂糖をいれるタイミングによっても固まる時間に差が出ます。
最初に砂糖を入れてから泡立てをする人がいますが、この方法は時間が掛かってしまう方法です。
砂糖はある程度泡立ってからボールに入れましょう。
入れる場合にも、数回に分けて入れるのではなく、一度に全量入れて下さい。
その方が固まりやすくなります。

泡立て方のもコツがあります。
早く固めたいからと、最初から力強く泡立てたくなりますが、最初はゆっくり、徐々に速度を上げた方が泡立ちが早くなります。

生クリームの泡立てに失敗して分離してしまったら

生クリームを泡立てて、クリームがボソボソしてしまったら分離してしまった可能性があります。
その際には、泡立てを止めて対処しましょう。
早めに気付ければ、牛乳を使って元の状態に近づけることができるかもしれません。
牛乳にも生クリームと同じように、乳成分が含まれているので、牛乳を少量ずつ加えてみます。
牛乳は、スプーンなどを使ってゆっくりと混ぜるように加えます。

全体的に牛乳がなじんで、ボソボソの状態がなめらかになればOKです。
牛乳を混ぜても、分離が戻らない場合には、違うものに利用しましょう。

分離してしまった生クリームは、バターの代用としても使えます。
分離した生クリームをさらに泡立てると、水分が少しずつ出てきます。
出てきた水分を捨てて、さらに泡立てを続けるとトロトロとしたクリーム状になります。
これが無塩バターに近い味になります。
バタークリームとしてパンケーキやスイーツに使うこともできます。
また、ジャムなどと一緒にスコーンに付けて食べるのもおすすめです。

生クリームの「六分立て」、「八分立て」の目安

レシピでよく見かける「六分立て」や「八分立て」ですが、どのくらい泡立った状態を指すのでしょうか。

泡だて器ですくうと、生クリームがゆっくりと落ちて、ボールの表面に字が書ける程度の固さを「六分立て」と言います。

さらに泡立てるとツノが立ってきて、下に落ちないくらい固くなった状態を「八分立て」と言います。

 

生クリームの泡立ての目安

  • 六分立て…ボールの表面に字が書ける程度の硬さ
  • 八分立て…すくうとツノが立ち下に落ちてこない硬さ

お菓子作りのレシピでよく見かける言葉ですが、そのレシピによって、なに立てが良いのかは違ってきます。
これを意識して作るだけでも、仕上がりに差が出ることもあるので気を付けてみてみましょう。

生クリームを作る速度はハンドミキサー以上のこの方法

生クリームは、ハンドミキサーを使って泡立てるという方がほとんどだと思いますが、ジューサーミキサーを使って泡立てる方法もあります。

 

材料
生クリーム…200cc

グラニュー糖…大さじ1

 

作り方
生クリームとグラニュー糖をジューサーミキサーに入れて、10秒くらい攪拌します。
すると、あっという間に泡立ちます。

あっという間にできてしまうので、攪拌のしすぎには要注意です。
様子を見ながら少し少ない秒数でも良いかもしれません。

この方法ならあっという間に泡立てられて、周りにもクリームの飛び散りがないですね。

この記事の編集者

チェスナッツロード編集部

チェスナッツロードは「気になる」「調べる」「まとめる」を毎日コツコツ記事にしています。コツコツ積み重ねた情報が誰かの役に立てれば嬉しいです。

WEB SITE : https://chestnuts-road.com

 - 生活・暮らし