消費期限はどれくらい?知っておきたいお肉の冷凍について
2018.2.26
消費期限が切れる前に、お肉を冷凍保存する方も多いことでしょう。
冷凍保存は、どれくらいの期間することができるのでしょうか?
消費期限が切れたお肉を食べるとお腹を壊す可能性もあるので、注意が必要です。
肉の冷凍保存について、知っておきたい情報をお届けします!
この記事の目次
消費期限が切れた冷凍肉を食べると、お腹を壊す危険性も!?
「なんだか最近お腹の調子が良くないな」と思っている人は、どれはもしかしたら冷凍したお肉が原因かもしれません。
お肉を冷凍保存すると長期間保存しておくことが出来るように思えますよね。
でも、冷凍したお肉にも賞味期限というものがあります。
賞味期限が過ぎているお肉だと気が付かずに食べてしまうと、お腹を壊してしまう原因になってしまうのです。
お肉を冷凍保存する時の賞味期限は意外と知らない人が多いですよね。
お肉の賞味期限は、お肉の種類によっても変わってくるため注意が必要です。
一番短いのが「鶏肉」、次が「豚肉」、その次が「牛肉」になります。
賞味期限が違うのはお肉に含まれている水分の量が違うから。
水分量が多いお肉は、雑菌が繁殖しやすい環境にあります。
この為に賞味期限が短くなってしまいます。
冷凍した肉の消費期限はどれくらい?
お肉を冷凍保存した時の保存期間の目安は「1ヶ月」になります。ですが、あくまでも賞味期限であって、お肉を美味しく食べることが出来る期間ではありません。
冷凍してから2週間くらいで食べきるようにしましょう。
家庭用の冷凍庫は、-18度の温度になります。
確かに低温で保存することは出来ますが、たんぱく質や脂肪分が酸化して味が落ちてしまうため、長期間保存すると美味しい状態ではなくなってしまいます。
お肉を解凍する時にもお肉の品質が落ちてしまうので、1度解凍させたお肉を再度冷凍保存することはやめましょう。
また、お肉の保存期間を延ばすのであれば、生のままで冷凍するよりも調理をしてから冷凍する方が保存期間は長くなります。
1週間~2週間ほど保存期間を延ばすことが出来ますので、調理してから冷凍保存をするのがおすすめです。
調味料で下味をつけてから冷凍保存すルだけでも、雑菌の繁殖を抑えることができるので賞味期限を延ばすことが出来ますよ!
冷凍して消費期限を延ばそう!お肉を冷凍する際のポイント
お肉を冷凍保存する時は、お肉の選び方も大切になります。
お肉を購入する時は、新鮮なお肉を選んで購入するようにしましょう。
購入した後はすぐに家に帰って、すぐ使わないお肉はその日のうちに冷凍しましょう。
お肉は空気に触れることで酸化が進んでしまいます。
傷みやすくなってしまいますので、お肉をラップでしっかりとくるんで、フリーザーバックなどに入れて空気を抜いてから冷凍庫に入れましょう。
購入したトレーのまま冷凍庫に入れると、空気に触れる面積が大きくなって味が落ちてしまいます。
また、冷凍保存をする時冷蔵庫に「急速冷凍」の機能がある場合は、その機能を利用して冷凍保存をしましょう。
急速冷凍の機能がない場合は、アルミトレーの上に乗せてから冷凍庫に入れることでも、冷凍にかかる時間を短縮することが出来ます。
自宅にあるものを利用して、お肉を美味しい状態で保存しましょう。
種類によって違う、お肉の冷凍方法
お肉の種類によっては冷凍保存の仕方が異なります
ひき肉
加熱してそぼろ上にしてからフリーザーバックに入れて冷凍します。生のまま冷凍をする場合はも、フリーザーバックに入れて1回分ずつ使いやすいように筋を付けて、必要な量だけを取りやすくして冷凍しましょう。
薄切り肉・厚切り肉・ステーキ肉
キッチンペーパーなどでお肉の水分をふき取ります。お肉が重ならないようにして、1回ずつ使う分量を小分けにしてラップで包みます。
厚切り肉やステーキ肉は、筋切りなどの下処理をした後に、1枚ずつラップに包んで急速冷凍させましょう。
かたまり肉(牛・豚)
ラップで包みやすい大きさに切り分けてからラップで包み、ジッパー付きの袋に入れて冷凍保存するようにしましょう。
下ゆでして冷凍する場合は、切り分けてから冷凍保存することで賞味期限を延ばすことが出来ます。
鶏モモ肉・鶏むね肉
使いやすい大きさに切り分けてから、表面の水分をふき取って急速冷凍します。その後にジッパー付きの袋に入れて冷凍保存しましょう。
茹でたり酒蒸しにするなどすると、賞味期限を延ばすことが出来ます。
鶏ささみ
筋を取った後に観音開きにして均一の厚さにします。表面の水分をふき取って、茹でる、酒蒸しにするなどして急速冷凍をした後、フリーザーバックに入れて冷凍保存しましょう。
このお肉まだ食べられる?消費期限が切れているかの見分け方
お肉が糸を引いている
お肉を手に取ると糸を引く場合はお肉が傷んでいる可能性があります。
お肉が糸を引いている時は、お肉の内部も傷んでいる可能性がありますので食べないようにしましょう。
納豆も糸を引いていますよね!糸を引く状態のお肉は、かなり腐敗が進んでいる可能性がありますので、迷わず処分してください。
お肉に粘り気がある
お肉に粘り気がある場合、そのお肉には腐敗菌がついています。
その菌が働いてたんぱく質を分解することにより、お肉が腐っているのです。
お肉がネバついている場合はそのお肉を食べることはできません。
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