消費期限が2日切れた魚は食べられない?魚の消費期限について
2018.3.26
魚を買ったのにすっかり忘れていて気付いたときには、消費期限が2日以上過ぎていたなんてこともありますよね。
そんな時その魚を捨てるか食べるか迷う人もいるのではないでしょうか?また、消費期限ってどのように決まっているのか気になりますよね。
ここでは、魚の消費期限についてなどをご紹介していきます。
この記事の目次
消費期限が2日切れている魚は危ない?
買ったことをすっかり忘れてしまって魚の賞味期限が切れてしまったという経験をしたことがある人は、多くいるのではないでしょうか?
そんな時に賞味期限が過ぎてしまったから捨てようという人と、少しの期間しか過ぎていないし食べても大丈夫かな…なんて思いながら食べている人もいると思います。
賞味期限の切れたものの食品にもよりますが、生ものの場合にはとても危険です。
生ものや最低限の加工しかされていないものは、消費期限の期間に食べきらないと健康へ影響がある可能性があります。
生の魚介類は冷蔵保存をしている場合には、購入してから2日以内には食べなくてはいけません。
食べる予定がそれよりも先の場合にはラップをしっかりかけて、冷凍保存するようにしましょう。冷凍保存にすれば約半年は持ちます。
鮭などの脂肪分が多い魚はきちんと保存されていないと、酸敗することがあるので気をつけてくださいね!
魚の消費期限は短い!2日程度のものが多い?
刺身を購入した場合、当日に食べきらないといけないのでしょうか?
お店で購入した刺身には賞味期限が記載されていると思います。なのでその日までなら食べても大丈夫ということになります。
ですが、開封した場合にはできるだけすぐに食べるようにしたほうがいいです。
刺身は生ものです。お店に届くまでに味も鮮度も落ちてしまうものです。買った時が一番鮮度がよく時間が経てばたつほど鮮度も味も落ちてしまいます。
なるべく当日に食べるようにし、もし残ってしまった場合にはラップなどにくるみ空気に触れないように保存し翌日には食べるようにしましょう。
また、賞味期限は魚の種類によっても変わってきます。マグロやブリ、サーモンなどは2日から3日ほどですが、タイやヒラメ、イカ、タコなどの白身魚や軟体の物は1日から2日ほどになり、サバやサンマなどの青魚は当日までになります。
同じ刺身でも種類によって賞味期限が違うので、残してしまった時には賞味期限の短いものから食べるようにするといいですよ。
魚の消費期限は2日?どのようにして決まっているの?
魚の賞味期限ってどうやって決まっているのでしょうか?
期限の表示については製造者にゆだねられていて、メーカーの品質管理室などで研究し決めています。
一般性菌数や大腸菌群数、食中毒菌などの微生物の検査やPH、水分活性などの理化学的試験など厚労省、農水省の指針に基づいて調べています。
一定の温度で保存したときの検査を行い品質を保持できている期間を調べて、その期間の約7割、8割くらいを設定しているのです。
魚の期限については加工の日にプラス2日が消費期限と決めていることが多いのですが、漁獲日を考えると産地から1日2日たっていることがあるので、刺身になっているものは当日が期限という事が多いのです。
塩干品の場合やチルド状態のものは加工日にプラス4日で消費期限がきめられていることが多いです。
また冷凍されたものになると1か月から長いものだと1年という賞味期限のものもあります。
どんな場合でも賞味期限について決定するのはメーカーになります。開封する前の期限を示していることが多いので開封した場合には早めに食べるようにしましょうね!
消費期限と賞味期限は違います!
賞味期限と消費期限の違いをしっかり理解できていますか?同じような言い回しですが意味が違っています。
賞味期限というのは、レトルト食品やハム、ソーセージ、スナック菓子、缶詰などの冷蔵、常温で保存のきくものに書かれていることが多いです。
開封しない状態で書いてある保存方法で保存すれば、この期間までおいしく食べる事が出来ますとあらわしています。
消費期限はお刺身やお弁当、洋菓子など長く保存のきかない商品に記載されています。
開封しない状態で書いてある保存方法で保存していれば安全に食べられる期間になります。
賞味期限はメーカーが決めた美味しく食べられる期間で、消費期限はいつまで安全に食べられるかを表したものになるのです。
消費期限が2日切れた魚を食べるとお腹を壊す?
上でも説明してきたように消費期限の過ぎたものは安全に食べる事ができません。しかし、食べてはいけませんとは表記されていないので少しくらいならと食べてしまう人もいると思います。
実際に消費期限が2日きれた魚を食べてお腹を壊した経験をした人もいます。
たかが2日過ぎたくらいと思い期限の切れた魚を焼いて食べた結果、激しい水下痢になり、高熱、嘔吐、熱に襲われたいへんな目に遭ったと言います。
味はそこまで変わるものではなかったようですが、臭いがいつもと少し違っていたそうです。また、少し粘り気もあったように感じたとも言います。
この時に気づいて食べるのをやめておけばよかったと、苦しい思いをしながら後悔したそうです。
このように食べてから後悔しても遅いです。消費期限をたかがと思うのは危険です。期限が過ぎたら諦めるようにしましょう!
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