高校入試の面接で必ず聞かれる志望理由の考え方について
2018.3.31
高校入試の面接試験で必ずといっていいほど聞かれるのが志望理由です。
どうインパクトを残して印象づけるかがポイントとなりますが、どういった考え方をするべきなのでしょうか。
志望理由の考え方、また面接マナーも合わせてご紹介します!
この記事の目次
高校入試の面接でよく聞かれる志望理由の考え方とは?
面接官はプロ!志望理由は自分自身の言葉で
教育理念に沿っているかどうか高校側は見ています。
よって、志望動機や自己PRを作成する際は、受験する高校の教育理念を調べておくことが前提です。
調べてそれをただ「貴校の教育方針である○○が自主性が良いと感じ志望しました」だけ述べても、面接官の心には響きません。
それは、多くの生徒が同じことを述べているからです。面接官もプロなので、受験生がほぼ全員行っている回答を述べても何の意味も持たないのです。
志望理由は、いかに自分自身を主張できオリジナリティを出せるかが問われるのです。
考え方としては、具体的なエピソードを付け、「しっかりできました」など抽象的な言葉をさけつつ、志望校の教育方針に沿って自分の言葉で語るようにします。内容は終始一貫していなければなりません。志望校と自分自身の考えが合致しているかどうかがポイントになります。
でなければ、貴校に相応しい人間とは判断されません。具体的なエピソードや内容は、志望動機に盛り込む必要はないのです。
高校入試の面接で必ず聞かれる志望理由、決め方のポイントは?
志望動機を決めるポイントは2つ、「部活」と「校風」
「自宅から近い」という理由で志望する学生も確かに多く決して悪いわけではありませんが、インパクトはあまりなく印象に残りません。他の学生と差がついてしまうこともあり、結果的に合格率も下がってしまうことになります。
「貴校の部活は○○というシステムを用いていると聞いています。○○先生の指導のもと部活動に励む事ができれば、きっと私の能力を発揮できると思っています。」
など、他の学生と被らないような具体的な内容を織り込むことが大切です。合格率も上がるでしょう。
質問の内容に対して適切な答えを言うのも大切ですが、もっとも面接で大切なのは、面接官に与えるあなたの印象です。
第一印象で合否が左右されることもあるので、しっかりとした身だしなみでハキハキ話すことが大切なのです。
逆を言えば、どんなにすばらしい答えをもっていても、髪を茶色に染めて服装も乱れていれば不合格となってしまうのです。
ハキハキ話しているか、表情や背筋、礼儀がしっかりできているかなど面接官は見ています。
高校入試の面接で志望理由を答える際は簡潔に!
面接にかける時間は、長くても1人につき10分程度。学校によっては3分というところもあります。
長くだらだら話していては、面接官に内容が伝わらないまま時間が過ぎてしまいます。
志望理由は簡潔に答える
まず始めに「私が○○校を志望した理由は」と前置きするのでこの部分だけは丸暗記しておきましょう。
次に詳しく志望理由を説明していきますが、簡潔にまとめ、最後に入学後の展望についてまとめて締めくくります。「○○なため、私もこの学校で○○したいと思い志望しました」といった感じです。
「レベルが高い高校だから」「家から近いから」といった理由は具体性もなく消極的に映るためおすすめしません。
オリジナリティある明確な理由を具体的に説明することが大切です。
学校理念に多い「勤勉・温雅・聡明」という内容。
そのまま意味も分からず言葉を利用してしまいがちですが、意味をしっかり理解した上で面接で使用しなければなりません。
そのためにも、学校のホームページやパンフレットなどを熟知し、安易に使うことなく自分の想いを伝えましょう。
高校入試面接時のマナー、身だしなみについて
高校入試の面接時で大切なのは「身だしなみ」。いくら面接の答えが素晴らしくても不合格になってしまいかねません。
髪が長い女子も多いと思いますが、面接の際は顔がスッキリ見えるよう結んでおくようにしましょう。
前髪も同様、目にかからないようにしておき、清潔感を心がけるようにしてください。髪を染めていたりパーマをするのはだめです。
ネクタイやリボンはきちんと整え、面接の前日には、ボタンやホックが取れかけていないかもチェックしましょう。襟元や袖口の汚れは意外と目立つものなので、汚れている個所がないかもしっかりチェックしましょう。
アイロンをしっかりかけ、見た目もパリッとした格好で面接に挑みましょう。
校章やクラスバッチがついている場合は、それらも曲がっていないか注意が必要です。
身だしなみは常日頃から意識することがもっとも大切です。
昨日今日で改善することは難しいので、普段から相手が不快に思わせないような身だしなみをするよう意識を持ちましょう。
高校入試の面接時の流れと注意点
順番がきたら控室でまず名前を呼ばれます。大きなこえで「はい」と返事をし、ドアの前に立って2回ノックします。
ノックしてすぐに入室ではありません。ノック後に面接官から「どうぞ」などという声が聞こえてから扉を開けます。返事前にドアを開けないよう注意しましょう。
ドアを静かに開けて「失礼します」と言い軽くお辞儀をして入室します。ドアが開いている状態の場合は、一旦入り口で立ち止まってから挨拶をして入室をします。
ドアの方をむいて静かにドアを閉め、改めて面接官に向かって「よろしくお願いします」と言って一礼します。
姿勢を正して椅子まで歩き、面接官から着席を促されてから席に座ります。椅子は深く腰掛け背筋を伸ばすことが大事。
質問の答えは明るくはっきりと、そして面接官の目を見ながら礼儀正しく行います。
グループ面接だと緊張して焦ってしまう事もありますが、前の人の答えと被ったとしても、同じであることを正直に伝えてから、自分なりの意見を一言付け加えるようにします。
面接後は椅子の左側に立って「ありがとうございました」とお辞儀をし、ドアの前で軽く一礼をした後「失礼しまう」と言って軽くお辞儀をして静かに扉を閉めます。
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