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車のアンテナは長いよりも「角度」が重要!取付・交換は簡単です

2018.4.11

車のアンテナって昔はもっと長いものが主流でした。最近は短かったり、形状が違ったりしています。

アンテナ自体は自分でも簡単に交換できますが、長さなど法的な定めもあるので注意しましょう。

現在はアンテナ自体の性能が良いので、長いものは必要がないとのこと。それでも細部までこだわりたい車好きにとっては譲れない長さがあるかもしれませんね。

車に長いアンテナを取り付ける場合に法的なきまりはあるの?

乗用車に取り付けるアンテナは、道路陸送車両法の保安基準で指定部品に指定されています。
全長が、3.8mを超えない長さならば、交換することも可能になっています。
車検の時の全高というのは、アンテナを含めない長さになっています。

しかし、その一部が改正されて、2017年から規定が厳しくなり、車用アンテナとして販売されているものでも、交換ができないという場面が出てくるかもしれません。
これは、万が一歩行者と衝突してしまった場合に、歩行者に与えるダメージを少なくするための改定です。

例えば、シャフト部分は曲率半径2.5㎜未満でも大丈夫で、その場合のには曲率半径が2.5mm以上を有する固定式保護キャップを取り付けることが必要になります。

車のアンテナ、長い・短いにかかわらず感度が良い角度は垂直

車のアンテナの向きを気にしたことはありますか?
車のアンテナの一番感度がいい向きは、やはり垂直です。

後ろ向きや前向きにするのも良いですが、車は当然移動してしまうので、その状態だとある一定の方向からしか電波を受け取ることができません。
ですので、どの方向からもまんべんなく電波を受け取ることができる垂直が一番でしょう。

最近の車のアンテナは、昔の車よりも性能が良くなったと言われます。
昔の車のアンテナと言うと、今よりもずっと長かったですよね。
今は、短いアンテナや、プリントアンテナが主流になっています。
車のデザインを損なわずに、見た目もスッキリとしています。

しかし、昔の長いアンテナを知っている世代の方に聞くと、「昔の伸びるアンテナの方が感度が良かったような気がする」という声も多く聞かれるようです。

車の長いアンテナが最近見られなくなった理由

昔の車には、バンパーやトランク、ルーフなどに、伸びるタイプのアンテナが付けられていました。しかし、最近はそのようなアンテナを付けた車と言うのは、ほとんど見かけることがなくなりましたよね。

最近の車は、その代わりにルーフから短い角のように付いているアンテナや、サメのひれのような突起物に変わりました。
アンテナが短くても良くなった理由を、アンテナの開発担当者に伺いました。

「AMラジオの電波を受信するには、アンテナが長いほどいいですが、FMの場合は適した長さというものがあります。車体に設置するアンテナは長さを1/4波長にすると一番良いのです。
そのため、昔の車は、90cmくらいまで伸びるロッドアンテナが主流でした。

最近のような短いアンテナになった理由としては、デザイン性の問題や、折れ曲がりの心配、また自動伸縮タイプの場合は、故障のリスクもあります。
これらのこともあり、最近は長いアンテナはほとんど見られなくなりました。

車のアンテナはどこに取りつけるのが最適?

アマチュア無線や広帯域受信機、特定小電力トランシーバーなどを使用する場合、アンテナはどの位置に付けるのが最適でしょうか。

トランクから長いアンテナを使う場合と、ルーフから短いアンテナと使う場合で比較した場合はどちらの方がいいのか、悩む方がいるかもしれません。
車庫の高さも関係するので、あまり長さは持たせたくないけど、送受信性能を保ちたいという場合にはどうしたらよいのでしょうか。

アンテナが短くても、ルーフに取り付けた方が、性能が良くなるといわれています。
モービルアンテナの場合、アンテナの一番上から電波が出ているわけではありません。
実はコネクター部分に近い、下の方から電波が出ています。

ですので、てっぺんの高さが高い位置よりも、コネクター部分が高い位置にある方が重要になります。

車のアンテナが折れちゃった!自分で簡単交換。ちょっと変わったアンテナも

車のアンテナが折れてしまった場合、自分で交換することができます。
ドルフィンアンテナは、折れる心配もなく、見た目もスッキリとすることができます。
最近の車のアンテナは、このドルフィンタイプかショートアンテナがほとんどになりました。

アンテナの交換に必要な道具はドライバーのみで大丈夫です。

アンテナの交換方法

  1. アンテナの取り付け部分を拭いて、付いているアンテナを外します。
  2. 新しいアンテナを付属のネジを使って取り付けます。
  3. ドルフィンとなるカバーをかぶせます。

アンテナの交換というと車屋さんで頼むものというイメージを持っている方が多いと思います。
業者に依頼すると、部品代プラス工賃が掛かり、お店によりますがだいたい10,000円くらいは必要になるでしょう。
これを自分で修理する場合には、部品代しか掛かりません。
ショートアンテナの場合は、安価な物は1,000円台からあります。

自分での取り付けに自信がない方は、もちろん専門の業者に頼むのが安心だと思いますが、意外に簡単な作業なので、ご自分でチャレンジしてみるのも良さそうですね。

この記事の編集者

チェスナッツロード編集部

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