5人家族で食費10万円は多過ぎる?節約生活のススメ
2018.3.9
5人家族という家庭の場合、ご両親とお子様3人というパターンが多いかと思います。
お子様も成長とともに食べる量も増え、10㎏のお米もあっという間になくなってしまいますよね。
食費はどんどん膨らみ、気付くと月に10万円以上も使っていた、なんてことはありませんか?
外食が多かったのか、食べきれない食材が多かったのか、何か原因なのか考えてみる必要があるでしょう。
食費の節約ポイントをご紹介します。
この記事の目次
5人家族で食費10万円は使い過ぎ!平均の金額は?
総務省統計局の調査で、単身世帯、二人世帯、この両方を含めた総世帯の消費支出を食費の平均が分かっています。
- 単身世帯の消費支出は155068円で食費の平均は37861円
- 二人世帯の消費支出は276106円で食費は72797円
- 総世帯の消費支出は236637円で食費は61405円とのことです。
単身世帯と二人世帯の差は23544円です。つまり、大人が1人増えると23544円増えることになる計算です。
しかし、子供の場合は23544円で計算すると多すぎます。子供は半分の11772円として計算すると、大人2人子供3人の5人家族の場合は、82404円と計算できます。
平均に基づいた単純計算ですが、毎月の収入のうち食費は82404円かかることになります。毎月の食費が10万円だと、平均より多いということになるでしょう。
5人家族で食費10万円以上なら節約生活へシフト
主食にかけるお金は月に1万円にします。月に1万円にするには、お米のランクや主食の種類で金額を調整します。
例えば、食べ盛りの子供がいたりお弁当を作ったりする家庭だとお米の消費量も多いと思います。
そんな時は、古米やブレンド米などお米の品種やランクにこだわらなければ、月に1万円に押されることも可能です。
例えば、1ヶ月で20kg消費するとしても安いお米を買えば、お米代は7000円程度です。残りの3000円で、麺類やパンなどを購入するようにします。
朝にパンを食べる人は、朝食のパン代も計算して予算に組み込みましょう。
パン好きの人なら、長い目で見れば毎回お店で買うよりもホームベーカリーや手作りの方が安く済む場合もあります。
ホームベーカリーだとお米から作れるものも販売されています。
なお、1日の食費は500円として計算して1週間で3500円以内に抑えるようにします。
毎日買い物に行くと無駄に買ってしまうので、週に1回だけ4000円を持って買い物に行くようにすると無駄買いを抑えられます。
買い物に行く前は、冷蔵庫の中身や今ある食材の在庫状況とチラシなどをしっかり確認してから行きましょう。
5人家族で食費10万円!外食が多過ぎてない?
子供が外食したい!という時には、なぜ外食したいのか確認を。
「ファストフード店に行きたい!」その理由は「ポテトが食べたい」「おまけのおもちゃが欲しい」等の理由でした。
子供はおもちゃを欲しがりますが、おまけのおもちゃは大体すぐに飽きてしまってゴミになってしまいます。
ポテトを食べたいという欲求を満たす為なら、冷凍のポテトを家で揚げた方がお得です。
家で揚げたポテトでも子供は満足そうに食べていました。
「回転寿司に行きたい!」その理由は、普通に「お寿司が食べたい」という理由でした。しかし我が家の子供はお寿司と言ってもコーンやツナ、ハンバーグなどで生ものは食べません。
ホームセンターなどで簡単にシャリを作れる型を買って来て、海苔や子供たちの食べる寿司ネタであるコーンやツナ、大人用にサーモンをスーパーで買って来て家でお寿司屋さんをしました。自分でやる楽しみもあり、子供達にも好評でした。
「バイキングに行きたい!」その理由は「いろんなものを沢山食べたい」という理由でした。バイキングって色々な物が食べれて楽しいし美味しいし子供も大好きですが、料金が高く家族で行くと結構な出費になりますし、子供はポテトやピザなど元が取れない安い料理ばかり食べます。
しかし、家で色々作るのは面倒・・・と言うことで、お惣菜や冷凍食品を利用することにしました。少しお金はかかりますが、バイキングに行くよりは各段に節約することが出来ます。
食費の節約には、上手な冷凍保存がポイント
1ヶ月の食費を3万円にするには、冷凍保存を上手に使いましょう。肉や魚は安売りをするときがありますよね?そういう時にまとめて購入し、冷凍保存します。
冷凍する時は、必ず1回分や1人前分ずつに小分けにラップして、密封できる冷凍保存袋に入れて冷凍保存します。
冷凍する時は、少しでも空気に触れる面積を減らすことで、悪くなりにくくなります。
買ってきたパックのまま冷凍してしまうと、使う時にパックごと解凍しなければいけません。一度解凍した食材は早めに使いきってしまわないといけません。
そのため、一気に使おうとして食材を使いすぎてしまいますので注意してください。
他にも、食費を月3万円に押さえている主婦の皆さんには色々と共通した節約術があるようです。
冷凍保存もそのひとつですが、他にも色々あるので、ぜひ参考にしてみてはいかがでしょうか。
その食費が適切なのか、エンゲル係数で算出
エンゲル係数・・・学生の時に習いましたよね?何のことか覚えていますか?消費支出に対して食費の割合を数値化したものをエンゲル係数と言います。
エンゲル係数が高いというと、使ったお金のうち食費の割合が高いということになります。
エンゲル係数を計算してみると、自分の家庭が食費を掛け過ぎているのかどうかを判断する事が出来ます。
計算方法は簡単で「食費÷消費支出×100=エンゲル係数」です。
戦後は支出のうち60%以上が食費として使われていましたが、経済発展とともにエンゲル係数は低くなっています。2015年のデータでは25%程度です。
どうして飽食の時代である今ではなく、戦後の方がエンゲル係数が高いかと言うと、一般的に収入が増えると食費以外にもお金を使えるようになってくるためです。
世帯人数に関わらず、近年の日本の平均エンゲル係数は25%程度です。
ですから、自分の家のエンゲル係数が25%以上だと食費にお金をかけすぎていて、25%以下だと食費を節約できていることになるでしょう。
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