高速の料金所で事故にあった時や、バーが開かない時
2018.1.4
仕事やレジャーやドライブなど、高速道路を使う機会もありますよね。
ETCレーンも設置され、スムーズな走行を楽しんでいることと思います。
ですが、料金所では様々な事故が起こっていることがあります。
高速道路の料金所での事故を起こした場合の過失割合とは?
またETCレーン内での事故、バーが開かないといった場合はどうすればいいのでしょうか。
この記事の目次
高速の料金所での事故の場合の過失割合とは?
料金所付近での衝突事故は多く、もし事故に巻き込まれてしまった場合、過失割合はどうなるのか気になるところでしょう。
ETCレーンに入ろうかどうしようかの迷いが原因で追突された場合、被追突車両にも過失があるとされています。
一方で、ETCレーン内での急停止は、一般車両通行帯と同様、前車の急激な停止の場合と同視することはできない追突として、被追突者には過失がないという判決がだされた例もあります。
どちらにしても、料金所付近では、左右に迷って急な進路変更をするなど、前車が変則的な動きをする可能性は十分にあるため、前後左右、全ての車両の動きに注意する必要はあると考えられます。
左から他の車両に寄られて追突された場合でも、追突された側にも注意義務違反があるとして、1割の過失相殺をした判決も実際にあります。
料金所レーン内で多いのは、先行する車両に追突してしまう事故です。追突車両の一方的な過失になりますが、これは判断が分かれる事例でもあります。
もし先行する車両が、カードの挿入に手間取っている最中だったら、被追突者にも過失があると判決がだされる可能性もあるのです。
高速の料金所、 ETCレーンでの事故の場合は?
ETCレーン内での過失割合ですが、一般的には通常の追突事故と同様、裁判でいくら争っても追突者に非があるというのが多くの見方です。
しかし追突してしまった側としては、ETCレーン内で急停止するのはそもそも禁止されている行為だし、100%過失を課せらえるのは厳しすぎるのでは?と感じます。
ETCレーン内で急停止してしまった理由は様々だと思いますので、急停止に至った理由や方法によっては、追突された車にも10%か20%、最高でも30%の過失を認めた例も実際あります。
追突された車にも過失が認められるのは、そもそもETCを利用する上で、システムが正常に使われることをしっかり確認し、ETCシステムを利用できる斜線を通行することと定められているからです。
もし未装着でETCレーン内に入り、バーが上がらないことで急停止して追突事故を起こしてしまったら、過失生じてしまう可能性が高いということになります。
高速道路を利用している中で、ETC内で急停止している車をあまり見かけないのは事実ですが、実際は意外に多く、そこで事故も多発しているのがデータでもわかっています。
福岡北九州高速道路公社の発表では、2014年度1年間で約185,800件も急停止件数があったとのこと。
そこから大きな事故に繋がるということを理解しておきましょう。
高速の料金所で事故を起こさない為に!
事故を起こしてしまう理由について考えてみると、運転者の「思い込み」も大きく影響していることがよくわかります。
ETCレーンに関しても、開閉レバーは必ず開くと「思い込んで」いませんか?前の車が急停止しないだろうと「思い込んで」いませんか?
運転者の「思い込み」によって、スピードを落とさずに突破しようとする車が多いのが現実です。
そこで何かのトラブルによって前の車がバーが開かず急停止してしまったとしたら、もうおわかりですよね。追突は避けられません。大きな事故に繋がります。
運転者はすべてにおいて「予測」することが大切です。
もしかしたらバーが開かず止まるかもしれない、と「もしも」を想定し、スピードを落として車間距離を取ることが大切なのです。
ETCゲートを無事に通過しても気を抜いてはいけません。
勢いよく通過してしまうと、横から一般ゲートを通過してきた車両と衝突してしまう危険性もあります。合流する時も注意が必要です。
ETC車、一般車ともに、料金所手前でレーンの確認、左右の車の動きにも注意しましょう。
高速の料金所で開閉バーが開かない場合
開閉バーが開かないと、そこでパニックに陥ってしまうことも考えられます。
高速の料金所の開閉バーが開かない時の対処法
- 4輪車の場合、開閉バーが開かないとわかったら、開閉バーに接触しないように停車します。
- その際注意したいのが、後ろへ決して下がらないこと。そして車から降りてレーンを歩かないことです。
- インターホンがありますので、料金所の係員の声が聞こえるように窓を開け、その指示に従います。
- 入口料金所で開閉バーが開かなかった時は、係員が対応しますので、通行券を受け取るなど指示に従ってください。
- 出口料金所で開閉バーが開かなかった時も、まずは係員の指示に従います。
- もし開かない状態でバーを通過してしまった場合は、他の車両の迷惑にならない場所に停車して係員の指示を待つか、高速道路会社などに連絡をして、料金の支払いについて相談しましょう。
- 2輪車の場合は、後続車両の摂食を避けるため、そのまま開閉バーを退避します。決してレーン内で停車したり、Uターンはしないように。
それから料金所係員の指示に従います。
高速道路の走行と合流のポイント
高速道路は一般道路よりもスピードを出している車両が多いので、不安や恐怖心から運転が苦手だという人も多いのではないでしょうか。
都心の高速道路などは、分岐や合流箇所が複雑なのでわかりますが、通常の高速道路はしっかり整備もされており、一般道路よりも走りやすいのではと思います。
むしろ一般道路よりも安全に走行できます。
高速道路初心者が不安を感じる大きな要因が、本線への合流ではないでしょうか。
合流するポイントは、上手く合流するために「十分に加速すること」です。
高速道路本線を走っている車は、大体80~100Km/h程度なので、加速するためのレーンでしっかりアクセルを踏み込んで、本線を走行する車と同じ速度まで持って行くことが大切なのです。
恐怖心で低い速度のまま合流してはかえって危険です。
またドライバーは、1台おきに交互に車両を合流されるのが共通認識になっていますので、前の車と一緒に重なって合流しようとするのは避けた方がいいでしょう。
十分加速しながらウィンカーを出し、本線上の車を確認して合流できれば、流れを乱すことなく合流ができます。
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