車のハザードが勝手に点く事例を紹介!ハザードについて知ろう
2018.4.14
車のハザードが勝手に点灯して困った経験は意外と多いそうです。
修理工場に持ち込まれ点検してみるとさまざまな原因があるようです。
もしハザードが勝手に点滅するようになったら、まずは落ち着いて原因を探ってみましょう。その時の状況をよく見直すことも大切です。
また周囲を走る車のハザードランプをよく確認しましょう。中には緊急事態で助けが必要な場合もあるのです。
この記事の目次
車のハザードが勝手についてしまう時に考えられる原因
ハザードランプが勝手に点灯する
朝、車を見るとハザードランプが点灯していました。ハザードランプのスイッチをON、OFFすると消えたので会社に行く途中、信号で止まった時に又点灯し、走行中にも点灯しました。とても心臓に悪いです。
インターネットで同じような症状で探すと世の中にはたくさんの方が同じような症状がありました。
ハザードランプが勝手に点灯したら?
ディーラーに持って行くことです。原因が特定できない事も多いようです。
勝手にハザードランプが点灯するときに考えられる原因
- 水没車、前歴がわからない中古車の場合、水に浸かっていると購入後数か月経ってからサビが原因で色々な所が壊れ始める
- 単純なスイッチの接触不良
- コンピューター故障
車のハザードが勝手についてしまう!それは故障ではないかも
車のハザードが勝手に付くのは不具合現象
高速を走行中、ハザードランプが勝手に点滅する時がある。車はプリメーラ。車を点検してもらっても不具合がでません。このまま納車しても何も変わることがないので、ハザードランプを交換して納車しました。
数日たってお客様から「直っていない」との連絡が入りました。また入庫して再点検しました。今度は、配線関係もバラバラにして点検しましたが、やはり不具合は見つかりませんでした。
現象が確認されないので、使用者に詳しく「いつ、どこで、何が、どのようになる」のかを聞き同じように運転してみました。
使用者の行動を当てはめると
- 休日に彼女とデート中
- 高速のサービスエリアを出た後
- ハザードランプに触らないのに点滅する
手がかりをつかむためには、同じ時間に、同じ道、同じ行動をすることがとても大事です。技術担当者も使用者と同じ行動をしました。
高速を使ったデートではサービスエリアでは必ず350mlの飲み物を購入するそうです。ハザード上のエアコンの吹き出し口に付けたドリンクホルダーに飲み物を置きます。
ドリンクホルダーに入れた飲み物が、下側にあるハザードを押していたのです。250mlでは押すことはありませんが、350mlの飲み物だと押してしまうのです。飲むと当然現象も起きなくなります。現象確認だけでもとても時間がかかりました。
車のハザードが勝手に点滅する!その修理の内容とは?
今回はエンジンがかかっている時にはならず、エンジンを止めている時だけ点滅する珍しい故障です。
車種はハザードスイッチがエアコンパネルと一緒になっていてその下にドリンクホルダーがあります。飲み物がこぼれ、中の基盤まで浸透し壊れたのが原因です。
何故、エンジンがかかっている時は勝手にハザードが点滅しない?
ただ基盤が壊れているだけなら、エンジンがかかっていても、かかっていなくても不具合が出ると思いますが・・・。
コンピューターがハザードを点滅するか、しないかの判断を12Vか0Vで制御しています。ハザードスイッチを押さない時は12V、押すと0Vとなります。
基盤の部分に飲み物がこぼれ固まり、完全ではないがショートした状態になったと思われます。それでスイッチを押したと判断している箇所の電圧が7.8Vくらいになる時があり、このくらいの電圧の時に点滅したりします。これがエンジンをかけていない時だけ点滅する原因になります。
正常な時はハザードスイッチを押す、押さないで0V、12Vが入力されて制御していますが、実はコンピューターにはしきい値があり、ON、OFFを切り替えるために決められた電圧がありそこを境で点滅させるか決めています。
ハザードランプの意味や使い方とは?
ハザードランプの意味
危険を知らせる合図です。正式名称は「非常点滅表示灯」と呼ばれ、「前方に何かしらの危険、異常があるので気を付けて下さい」というメッセージを伝える時に使います。
この意味に当てはまるのが次の3つです。
- 車が故障した時
- 渋滞の時
- けん引している時
車が故障した時
例えば、タイヤがパンクしたり、ガソリンがなくなってしまったなど、車が動かなくなってしまった場合にハザードランプを点滅させます。
これは異常を知らせることで、後続車から追突されたりすることを防ぎます。
渋滞の時
重荷高速道路での渋滞の時に使用します。高速道路では帰省シーズンでない限り渋滞は起こりにくいですが、事故が起きた場合や異常事態が起こった場合などは渋滞になる可能性があります。
ハザードランプをつけて不審な動き!もしかしたら緊急事態かも?
車を運転している時に、前を走っていたバンがウインカーを出さずに曲がるなど、不審な動きを始めました。
何だろう?と思っていると、当然バンのハザードランプが点灯しました。交差点で停車すると、運転席に座っていた女性がドアを開け、隣にとまっていた車の窓をノックしました。なんと車の中には急病人が乗っていたのです。
緊急事態に駆け付けた人達の行動を見て人の優しさを感じました。とっさの判断が求められる瞬間はいつ訪れるかわかりません。「誰かを助けるために行動する」という心構えをいつでも持っておきたいです。
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