塾の面談に親が行くときの心得と良い質問・悪い質問について
2018.1.9
塾の面談では親がどんなことを聞いたらいいのでしょうか?ただ成績の話だけをするのではなくこのようなことを聞いてみるといいようです。
親の熱心さが子どもに伝わる?なんとなく聞いているのは良い質問?それとも悪い質問?子どもが伸びないのは塾のせいじゃない!?
親が塾の面談に行くときのポイントや質問内容などを紹介します。
この記事の目次
親は塾の面談でどんなことを聞いたらいい?
塾の面談では受け身の姿勢に注意しよう
メモ用紙を用意しておき、約束したことをメモしておくことが大切です。面談が始まると講師のペースで進んで行きます。まず話を聞きましょう。
講師は保護者に伝えることを言うと「何か質問はありますか?」と聞かれます。
しかしとっさに質問することは出来ませんよね。とっさに質問できることは「うちの子は塾でちゃんと勉強していますか?家では全然勉強しないんですけど?」という抽象的なことになりがちです。その質問だと「塾では頑張っていますので安心して下さい」と言われ具体的な内容が聞けません。なので面談の前に質問の内容をメモしておくことをお勧めします。メモを見ながら質問する保護者の方もいます。
このような質問をしてみるのもいいでしょう。
うちの子の塾での印象的なエピソードありますか?
この質問の意図は2つあります。生徒1人に気を配っている講師の場合エピソードをすぐに答えられます。すぐに答えてくれる講師の場合はしっかり見てくれています。
しかし返答に困っている講師であれば、後日「うちの子について一番理解している先生と面談したい」とお願いしましょう。
もう1つの意味はこの質問をすることで講師は今まで以上にお子さんの関心を示します。
次の面談で又エピソードを聞かれるかもしれないのでよく見るようになりコミュニケーションを取ります。
塾の面談はとても大切!両親で行くようにしよう
面談は子供の様子がわかる塾講師との大切なコミュニケーション
講師とのコミュニケーションをきちんととる事が大切です。塾講師から見ると「塾でのことをきちんと把握している保護者」と「放置している保護者」がいるように感じます。
実際問題として「忙しく手がかけれないので、お金を払い塾にお願いしている」のが本音かもしれません。「放置している保護者」は講師からすると負担の少ない保護者です。
簡単にいうと「手を抜いてもバレない」保護者になるのです。反対に「塾での出来事をきちんと把握している保護者」もいます。送迎や電話での会話でわかります。
子供のノートを見たり、講師の休みを知っていたり、お知らせの用紙をきちんと確認しているので、塾でのことが会話に出てくる保護者は塾の講師も気が抜けないのです。
子供相手と思う気を抜くと保護者に筒抜けだからです。
塾の保護者面談は両親一緒に
「意識が高い、意識が低い」と言う言葉があります。
塾ではこの言葉を家庭の教育熱心さとして使うこともあります。塾での出来事を把握している家庭は「意識が高い」と言えます。
でも忙しい家庭はどのようにしたらいいのでしょうか?
保護者面談に夫婦で行くといいです。塾では保護者面談が年に何回かあります。そこに夫婦そろって行くと、塾講師も緊張します。
夫婦で来ると言うことは「父親も教育の意識が高い」「塾の事を家庭でも話題になっている」ということなのです。
このような家庭は塾側としても、きちんと対応しなければならないと考えています。
塾にとって親との面談は営業の場?聞きたいことを聞こう!
「講師がどれだけ生徒の事を把握しているか」により面談の内容が変わってきます。本来面談は生徒や保護者から普段聞けない本音を聞くチャンスの場になります。
でも多くの塾の面談は「ノルマ」です。例えば他の塾もやっているからやらないと不満に思われるという感じです。
ですから、普通に話すと1時間はかかりそうですが、20分程度の短い時間を設定して1日に何家族も呼び、流れ作業のようにこなします。
そいて面談はいつもの授業とは違った指導力が必要になります。そのような面談や指導力とは関係のない人で面談をします。
さらに塾の中には面談を「新たな講座受講の営業の場」と考えている場合もあります。
「今の学力では足りないのでこの講座を受けましょう」という流れで別料金の講座を受けさせる場合もあります。
これは個人指導や衛星授業でよくある話です。教室授業でもあります。「基本料を低くしてオプションで稼ぐやり方」は塾の業界でも主流です。
塾の面談ではどのように質問すべき?その質問の仕方、間違ってはいませんか?
「大手受験塾では、新しい学年に上がる前の時期に(12~1月)に面談があります。その時多くの保護者が「うちの子は大丈夫ですか?」と聞きます。そうなると塾の講師はお子さんのテストの結果を見ながら、苦手な分野について勉強するとうにアドバイスします。それを聞いた母親は「もっと勉強をさせないと」と焦るのです。
「集団塾では先生が生徒1人1人をじっくり見るのは難しいことなのです。先生が悪いのではなく、授業のスタイルやシステムの結果そのようになってしまうのです。
面談での質問はこのように聞きましょう。
- うちの子は授業をきちんと聞いていますか?
- ノートの取り方は今のままでいいですか?
あなたの子供について聞いて見るのです。きっと、きちんと答えらえる先生は少ないはずです。理由はあなたの子供のことをそこまで見ていないからです。
このような質問をすることで子供のことを気にかけて見てくれるようになります。
やはり伸びるのは素直な子!親のサポートも重要
中学受験に成功する親
- 保護者会や面談など、塾の働きかけに応じる
- 提出書類の形式が守られ、期限を守る
- 面談の時には一方的ではなく、塾側の話もしっかり聞く
- アドバイスを実行する
- 子供の生活管理をきちんとしている
親の行動が駄目
- 提出物を出さない
- 子供の家庭環境が見えにくい
- 一方的な要求
- 感情的になる
話合いをしてもその後に活かされていない。
簡単にいうと手間を惜しんではいけないのです。
子供のために親が出来ることは何かよく考えて行動しましょう。
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