雪道で自転車に乗るとどのくらい危ないのかを検証します!
2018.1.13
雪が降っても自転車に乗りたい・・・そんな人もいるでしょうが、それは危険との隣り合わせになります。
では、実際どのくらい危ないのでしょうか?どうしても自転車に乗りたいのであれば、スパイクタイヤに替えれば走行可能?
こんな自転車なら雪道も走れる?自転車で雪道を走ることの危険性と雪の降った日でも乗れる自転車について説明します。
この記事の目次
台風の時よりも雪の時に自転車の乗る方が危ない!
雪道での自転車は、相当危ないと思うのです。
凍っている場所では、そうとう滑ります。それ以前に、雪が積もった場所では自転車で走ることも困難。
結局押して歩くしかないということなりかねません。
そうしても雪の日なのに自転車に乗らなければならないというのであれば、次のことに注意しましょう。
- 日陰など路面が凍結した場所は走らない
- 積雪がある場所は避け、車道のタイヤの跡をたどる
(この場合は後ろから来る車には要注意)
雪が降った日は、交通量が減ることもあり、車道を走行しやすいことがあります。
雪はすでに病んでいても、数日間は積雪と氷に充分注意せねばななりません。
一見溶けているようにみえて、日陰の部分では溶けた水が凍っている場合もありますので、日陰は思った以上に危険です。
また、雪で道路標示や看板なども見づらくなっていることがあり、そちらにも注意が必要です。
雪道の子供乗せ自転車は特に危ない!
自転車の前かごや後ろに子供を乗せて自転車で走るお母さんがいますが、雪道では絶対にやめてください。
子供を乗せずに走っていても危険なのに、子供を乗せていたら万が一のときに大きな事故になりかねません。
雪が降った翌日、雪はやんで道路に雪が無くなったように見えても、路面が凍結しているかもしれません。
雪かきされているからと油断して、凍った路面にスリップして転倒!そんな事態も考えられますよね?
転倒の勢いでガードレールや電柱に衝突。
車道に投げ出されて、車に轢かれる。
そんな事態も想像されます。
もちろん、子供にはヘルメットをかぶせていると思いますが、それでもケガの可能性はありますし、ヘルメットを忘れたらもっと恐ろしいことも。
雪は見た目には美しいものですが、足元に積もったり凍ったりすればとても危険なもの。自転車の利用はできるだけ避ける方が望ましいでしょう。
危ない雪道!それでも自転車に乗りたいなら?
雪が降る季節になると、できることなら自転車の利用は避けたいところ。
それでも乗る必要がある場合、どうしても乗りたいという場合にファットバイクと呼ばれる自転車はどうでしょうか。
タイヤの太さが9センチから12センチもあり、マウンテンバイクと比較すると2倍近い太さがあります。
ロードバイクのスリムなタイヤから見ると、実に5倍ほどにもなる極太タイヤ。
タイヤを太くしたことで、山道や雪道でも走行を可能にしています。
安定性は普通の自転車よりも高く、タイヤの空気圧を調整することでフワフワとした独特の浮遊感が楽しめます。
また、見た目は太いタイヤでファットバイクとよく似た「ファットバイクルック車」というものもあり、こちらは街中での走行するためのもの。
ファットバイクルック車は5~7万円ほどですが、本格的なファットバイクは20万円以上と高価になるのがネックです。
雪道を普通の自転車のタイヤで走るのは違法!
冬になると夏と同じ自転車で雪道を走行する自転車を見かけることがあります。
実は、普通のタイヤのままで雪道を走るのが違法だということをご存知でしょうか。
雪道の走行では、滑らないための対策をすることが法律で定められているのです。
(積雪が一部だけの場合は除く)
自転車のタイヤには太さが違うものがありますが、太いタイヤの方がいくぶん滑りにくくはなるようです。
もちろん、スタッドレスタイヤやスパイクタイヤといった冬道に特化したタイヤに比べると、かなり性能は落ちます。
これは、積もったばかりのふわっとした雪の場合で、シャーベット状の雪の場合は細いタイヤの方が対応しやすくなります。
ただ、タイヤが太いと抵抗が大きいため、自転車の漕ぎ始めはかなり重く感じるでしょう。
除雪された後の雪道でも自転車に乗るのは危険です。
単純に「雪道」と言っても、雪は様々な状態に表情を変えます。
除雪されたばかりの雪道。
新雪が積もったままの雪道。
人が踏み越えて行った後の不規則に踏み固まった雪道。
フワフワの雪や、サラサラの粉雪、溶けかかったシャーベット状の雨雪など。
パウダースノーが10センチも積もってしまうと、自転車でスムーズに進むことはできないと思います。
脚力にもよりますが、普通の道路を走る感覚とは、程遠いものになります。
逆に除雪された後ならどうでしょう。除雪では重機や大きな除雪車に踏み固められた圧雪が残ります。
かなり固い雪になり、さらに気温がマイナス5℃以下だと水分も浮いてきませんが、だからと言って自転車に乗るのは、危険です。
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