鉢の植え替えや根切りの方法とは?植え替え後の扱い方
2018.1.22
いつのまにか成長している観葉植物…。もしかして、植え替え時期?
鉢の植え替えや根切りをするときにはどんなことに注意したらいいのでしょうか?また、植え替えをするタイミングとは?
植え替えをした後は、肥料をあげてもいい?それともしばらくはあげないでいるべき?など植え替えや根切りの方法やポイントを紹介します。
この記事の目次
鉢の植え替えで根切りをするのはどうして?
鉢の植え替えをするときに、根を切るのは抵抗がある人も多いのではないでしょうか?
土を入れかえるだけでは、植物を成長させるのに少し足りないことがあるのを補うために、根切りを行います。
鉢の植え替えで根切りをする理由について
理由は、「鉢の中で根が伸びるスペースを確保するため」、「根を古いものから新しいものにリフレッシュさせるため」、「切ることで新しい根っこの成長を促すため」です。
しかし、どんな植物でも根きりをしていいというわけではありません。観葉植物は根切りをしてもそれに負けない強い性質をもったタイプが多いです。
極端に短くしすぎると植物が弱ってしまうので、どのくらい根切りをするか決めておきましょう。もともとあった量の半分以上は残すようにしてください。
また、植物をどのように成長させたいかによっても根切りをするかしないかが変わります。植物そのものをもっと成長させたいときには根切りをして鉢も大きくするといいでしょう。
あまり大きくしたくない場合は鉢の大きさはそのままで根を整理し、土だけ変えてください。
根詰りしていると、成長しにくくなってしまいます。根切りをしたときには、枝や葉もある程度切りバランスを整えましょう。
鉢の植え替えで根切りをするときの準備や手順
観葉植物の植え替えには何が必要なのでしょうか?
必要なもの
- 今よりも一回り大きな鉢鉢底ネット
- 観葉植物用の土
- 鉢底石
- ハサミ
- 背丈が1m以上あるような観葉植物であれば支柱
- ゴム手袋
- ビニールシートです。
苗を植えるときと同じものを用意しておけばいいでしょう。
鉢の植え替え手順
- 1週間くらいは水やりを控えて土を乾燥させておきます。土が白っぽく乾燥したら鉢から苗を抜き取ってください。
- 根についた土を手でほぐし、傷んでいるところや黒ずんだりしている根をハサミで切ります。
- 葉が多い場合は、落としましょう。根に対して葉が多いと、水分バランスが悪くなってしまいます。
- 鉢に鉢底ネット、軽石を敷き、観葉植物用の土をだいたい半分ほどまで入れてください。苗を鉢の中心に仮置きしましょう。
- 生え際が鉢の縁から3〜4cm下にくるよう高さを調整し、根の隙間までしっかりと土を入れてください。
- 背丈が高い植物の場合は、支柱を挿して枝とヒモで結んでください。
- 植え替えたら、お水を与えてください。土に根が定着するまでは、支柱に固定してあげるといいでしょう。
鉢の植え替えや根切りをした後は様子をみながら肥料をあげよう!
観葉植物を植え替えた後も、きちんとお手入れしてあげましょう。
観葉植物は、明るい日陰と風通しの良い場所が好きなのです。
植え替え後の植物は弱っている状態なので注意したいポイントが3つ
- 1つは、置き場所です。植え替えをした直後の観葉植物はとてもデリケートなのでできるだけ直射日光を避けてください。一週間くらいは直接風の当たらないほどよい日陰に置きましょう。場所を頻繁に変えるのはあまり良くありません。環境をあまり変えずに同じ場所で休ませてあげてください。
- 2つめは、肥料です。植え替え直後に肥料をあげるのは止めましょう。弱っているところに肥料を与えると、肥料負けしてしまいます。
まずは元気になるまで様子をみましょう。葉が生き生きとしてきたら、肥料を少しずつあげていってください。 - 3つめは、水やりです。植え替えをしたあとは、たっぷりお水をあげたいところですが根切りをした場合は水を上手に吸い上げられられない可能性があります。
根腐れしないように適量あげることが大切です。水は土が乾いたら与えるようにしましょう。
まめに霧吹きで葉に水を吹きかけて対応してください。
1~2週間程したら、元の置き場所へ戻したり水や肥料なども通常通り与えて大丈夫です。
鉢の植え替えのポイントや注意する事とは?
観葉植物の植え替えは、どのくらいの期間で行えばいいのでしょうか?
観葉植物にはさまざまな種類があるので、植え替えの期間は成長の速度や種類によって異なります。一般的には、観葉植物の植え替えは2~3年に1度となります。
では、植え替えをしないとどうなるのでしょうか?土の栄養がなくなり成長しにくくなります。また、根づまりを起こしてしまいます。
鉢の底を下からみて、根がはみ出しているようであれば十分に呼吸ができなかったり栄養が吸えていないかもしれません。
根詰まりによって、立派になった観葉植物であっても、枯れてしまうことがあります。
鉢の植え替えをするときには、鉢の大きさや方法なども大切ですが植物に適した土を使うのも忘れてはいけません。
新しい土を選ぶときには、通気性、排水性、保肥力、粒の均等、保水性の5つのバランスが合ったものにしましょう。
こうして、考えると難しく思いますがその植物に合った土がお店では売られているので観葉植物に合った土を買うといいですね。
観葉植物はとくに保水性にすぐれているタイプがオススメです。
鉢の植え替えは時期が大切!元気に育つように生育期に植え替えしよう
観葉植物で人気のあるモンステラですが、このモンステラの植え替えのタイミングとはいつなのでしょうか?
モンステラの鉢底から根が見えているなら、植え替えのタイミングと言えます。植え替えをして、モンステラの根が伸びるスペースを作ってあげましょう。
また、鉢と植物のバランスが悪ければ植え替えのタイミングとなります。葉の方がどんどん成長していくと、頭でっかちになり倒れやすくなってしまいます。
鉢植えの見えている部分が成長しているということは、根の部分も成長していることになります。鉢のサイズを大きいものに変えるといいでしょう。
植え替えは2~3年に1度くらいできるといいですね。
植え替えのときには少なからずモンステラにダメージを与えてしまいますが、夏の時期であれば回復力がアップするので植え替えをするのであればこの時期にしましょう。
冬の時期に、植え替えをしてしまうと傷口から入った菌に対抗できなかったり、傷を修復できなかったりと枯れてしまうこともあるので止めておきましょう。
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