高校の国語の授業は本当につまらない?現代文について考える
2018.4.30
高校の国語の授業がつまらない・・・。そう感じている生徒も多いようですが、本当にそうなのでしょうか?
難関大学への進学を目指す高校での国語の授業はどうなっている?そもそも国語って高校になっても必要なの?
高校の国語の授業の意義について考えてみよう!成績を上げるコツなどについて教えます。
この記事の目次
難関大学合格者が多い高校での国語の授業はどうなってる?
中学・高校では、どんな国語の授業をしているのでしょうか?
ある学校の国語の授業は、現代文も古文も山椒魚や杜子春や方丈記や枕草子など、1つの作品を集中して読み込んでいるそうです。
授業は、「熟読」「精読」「味読」を合わせたようなもので1日で1行しか読まないという日もときにはあります。
作品を材料に、色々なことを学びました。文法にこだわるだけでなく登場人物の心理描写を細かく読み取ったり、平安鎌倉の日本人の服装や生活習慣について教えてくれました。
このような、国語の授業とは関係のないようなことが繋がっているのです。作者が文章を書く時の気持ちや時代の背景、書き手の側の心理なども説明してくれる先生でした。
その作品の読み方は、客観的な視点で作品を見たり、主観的に見たりすることでより詳しくなれた気がします。
予備校の国語の授業では味わうことのできない飽きない授業でした。
高校の国語(現代文)の授業はなぜある?
現代文の授業の大きな目的は、「読む」力をつけることになります。
代表的な教材を使って、「読む」練習をします。「読む」というのは、「精読」となります。
では、精読とはどんなものなのでしょうか?
精読は、細かい所までよく注意して読むことです。現代文の文章であれば、精読しなくとも意味がわかるのはよほど色んな知識がある人と言えるでしょう。
国語の精読というのは、理解してその意味を知っていて成り立つと言えるでしょう。読んでみて、どんな気持ちなのかどんな様子なのかがわからなければそれをまず調べてみましょう。
もちろん、授業ではそんな理解しにくいところを学ぶことができるでしょう。しかし、それはごくごく一部となります。
あなた自身の点と点が繋がるように、いろいろな知識を身につけましょう。はじめはつまらないかもしれません。なぜなら、それは知らないから。ひとつをとことん「読む」ことで違う教材と比べることができます。上辺だけではなく、代表的な教材をひとつ読んでみるのもいいでしょう。
高校の国語や英語の成績を上げるためには、教科書に書きこむのがコツ!
国語と英語は教科書にどんどん書き込んでいきましょう。
後で見やすいように、青や緑のペンで書き込むといいかもしれません。
国語の場合は、先生が作者の気持ちや指示語が指している部分などや、本文が伝えたい事柄のまとめをノートに写すように言われるでしょう。
それをさらにまとめて、教科書に書きましょう。
2度書くことで、作者の気持ちや本文が伝えたい事が残るでしょう。忘れたとしても、短く教科書に書くことでのちのち見直しやすくなります。見直したときに、意味がわからないのであればノートを見ればいいのです。
ノートと教科書を2つ見ながら勉強するよりも、効率がいいでしょう。教科書1冊で勉強できる環境にしておくことが大切です。
教科書であれば、漢字のミスもありません。
また、ノートに写した重要な部分を囲ってしまうというのもおすすめです。
テストには、ちょっとしたことがヒントになることもあります。重要なところ、重要なところがわかるポイントなどの部分は教科書に印をつけておきましょう。
高校の国語の授業を受けるときのポイント!
高校の国語の授業を、大学の受験に活かすにはどのように授業を受けたらいいのでしょうか?
国語の授業と、受験はまったくの別物です。学校のテストと大学受験も違うものとして考えていいでしょう。
確かに、国語の勉強という面では同じですが必ずしも役に立つ、効果的とは言えません。しかし、このように授業を受けることで受験を意識できるでしょう。
高校の国語の授業では、教科書の評論文を書き込んだりして完璧に理解するようにしましょう。教科書の本文の意味段落ごとの要旨を考えるようにしましょう。漢字などの課題は読みと意味を優先して覚えます。
現代文や長文問題集を自分で解くときには、どのようなことに注意したらいいのでしょうか?
まずは、できなくてもめげる必要はありません。はじめは間違えたほうがいいのです。間違えた問題を解けるようになったときに、学力がアップしているのです。
まずは、問題集を解いてみましょう。間違えた箇所の本文と解説が理解できるようにすればいいのです。
高校の試験前に集中して勉強する方法とは?
勉強をするときには、どのような環境でするといいのでしょうか?
なんとなく好きな音楽をかけたりテレビがついていたりしませんか?
音楽をかけるのであれば、歌詞の入っていない曲にしましょう。クラシックがおすすめです。できれば、音楽は勉強や仕事を始める10分ほど前に聞くとドーパミンが分泌された状態でスタートできます。ドーパミンが分泌された状態でスタートすると、最初から高い集中力で始める事ができるそうです。
また、騒音のない場所で勉強するのもいいでしょう。
家、自分の部屋ではついつい漫画に手が伸びてしまったり、スマホを触ったり寝っ転がったりしてしまいますよね。
図書館、カフェのような静かな場所で勉強するのもいいでしょう。
雑音対策として、耳栓もいいですが家や自分の部屋以外に勉強をしやすい環境を見つけておくのもおすすめです。
国語の勉強は、できるだけ浅く広くしておくといいでしょう。要点が絞れたら、そこを重点的に勉強し全体的に底上げできるといいですね。
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