車のオートマオイルの交換時期はいつ?疑問をスッキリ解決!
2018.5.1
車のオートマオイル、交換についてそれほど気にしたことがないという方が多いのでは?
そもそも交換時期はいつ?交換方法は?交換は各メーカーによって違う?
オートマオイルは交換しないという考え方もあるそうです。参考にしてください。
この記事の目次
車のオートマオイルの交換時期とは?
車のオートマオイルは、動力の伝達・シフト制御・部品の潤滑・トランスミッションの冷却・トランスミッションの洗浄などの役割があります。
ATFと言われ、オートマチック・トランスミッション・フルードの略称です。
このATFの交換頻度は、一般的に走行距離が2万キロ~3万キロでするのが理想です。メーカーや車種によっては10万キロ毎でもよいとされています。車の性能が向上しているので、ほぼほぼオートマオイルを交換しなくても大丈夫と言えるかもしれませんね。
頻繁に交換しなくてもいいATFですが、約4万キロで交換することで車の不具合が出にくくなるでしょう。どんなオイルも、長年の使用により劣化し不純物も増えるものです。
車のオートマオイルが劣化すると、燃費や加速が悪くなったりします。不純物が増えることで、ATの故障原因になることもあります。
ATFの交換時期はメーカーによって水準が違います。推奨された適切なタイミングで行いましょう。
車のオートマオイルの交換時期に!交換方法は?
車のオートマオイルの交換時期の目安はだいたい4万キロですが、交換するときにはどんな事に気をつけたらいいのでしょうか?
まず、オイル量を確認してください。ボンネットを開けオートマオイルの量をチェックしましょう。
エンジンオイルと同じように、オートマオイルにもオイルレベルゲージがあります。
廃油する方法は、ふたつあります。エンジンルームから抜く方法と、車体下ATFオイルパンのドレンボルトを開けて抜く方法があります。
上から抜く場合は、スポイトなど吸引力のある道具を使って廃油します。下から抜く場合は、車体下に潜り込みATFオイルパンのドレンボルトを抜きます。
廃油作業後に、抜いた分だけ新しいオートマオイルを入れます。レベルゲージで量をチェックしながら作業しましょう。
オートマオイルを入れたら、必ずアイドリングさせましょう。蓋をしっかりしめて、エンジンをかけ、30秒ほどアイドリングをして廃油と給油を繰り返し、新しいオイルの割合を増やします。
エンジンオイル交換のように簡単にできるものではないので、ディーラーなどで行ってもらうといいでしょう。
車のオートマオイルの交換時期は各メーカーによって違う?
オートマオイルの交換時期は、2万キロに1回交換をしたほうがいい、4万キロに一回、10万キロに一回などさまざまです。
なぜ、このような違いがあるのでしょうか?
その違いはメーカーの違いと言えます。車のメーカーや車種によってオートマオイルの交換時期が違います。
砂利道など厳しい条件で使う場合であれば、100,000kmごとに交換となったり、初回と2回目以降の交換時期が違うこともあります。
車種によって必要な場合とそうでない場合もあるそうです。
10万キロを越えた車はATオイルの交換はできなかったり、交換せずにそのまま乗っていた方がいいと言われることもあるそうです。その理由は新しいオイルに交換することが故障の原因となるかもしれないためです。
車のオートマオイルを交換すると故障することもある?
オートマオイルを交換すると故障するかもしれないのはなぜ?
交換不要と言われることもあるオートマオイルですが、なぜ交換することが故障の原因となってしまうのでしょうか?
AT内はとても複雑なつくりになっています。
本来はホコリやゴミなどが一切入らないような環境なのですが、長年の走行で金属部品が摩耗してできた粉などの不純物が、オイルの中に混ざってしまいます。
不純物が、オイルの中に多く沈殿していて交換することで再循環してしまい、バルブや油圧経路を詰まらせてしまう原因となるのです。
走行距離が5万km以上で過去に一度も交換していない場合は、故障してしまうおそれがあるので整備工場やガソリンスタンドでは断られてしまうことが多いそうです。
交換する・しないの判断に迷ったときは、しないほうがいいかもしれません。
ATが故障した場合、修理費用は30~50万ほどかかってしまいます。
定期的にオートマオイルを交換するか、しないほうがいいと言えます。
車のオートマオイルは交換しなくてもいいという1つの考え方
車のオートマオイルの交換は、ホコリや糸くずが入ってしまうだけでも、トラブルの原因になってしまいます。
車のオートマオイルを交換した場合にかかる費用はいったいどのくらいなのでしょうか?
純正品であれば、作業料金と新しいATFの費用を合わせて8千円~3万円が相場のようです。車のオートマオイルを交換することで、燃費の悪いのが改善されたりギアの不調が良くなるかもしれません。
しかし、燃費の悪いのを改善するには長距離、一定の速度で走ったりタイヤを交換することでも改善されます。
できるだけ、普段から車に負担をかけないように走るといいでしょう。急な発進や急停止をしないようにするだけでも燃費は変わります。
クーラーを使うとエンジンに負担がかかり、最大20%燃費が悪くなってしまうのに対し暖房はエンジンの余熱を主に利用するのでほとんど燃費に影響はありません。
積みっぱなしの荷物を降ろし、できるだけ普段から燃費を悪くしないように心がけましょう。
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