車のクラクションの音を変えたい!交換方法や工賃について
2018.5.1
自分の車のクラクションの音、なんだか友達の車と違うような?
クラクションの音の違いは、国産車と外車の違い?なぜトラックのクラクションは音が大きいのでしょうか?
また、クラクションの交換方法や工賃はどのくらいなのでしょうか?クラクションを自分で取り替える事はできるの?クラクションの音の違いやに交換方法ついて紹介します。
この記事の目次
車のクラクションの音って変えても問題ないの?
ホーンを純正から変更することはできますが、ホーン音にも保安基準があります。
車検で通らないクラクション音とならないように事前に対応しておく必要があります。
クラクション音と車検の検査について
ホーン音が検査されるのは最初の外観検査のときです。ホーンマーク、ホーン音が検査されます。
ホーン音の保安基準は、保安基準第43条(警音器)において決められています。
警音器、クラクション音は前方7メートルの位置で112db以下93db以上でなければいけません。
警音器の音は、連続し音の大きさや音色(音量)が一定である必要があります。
このため、音が自動的に断続するものや運転席で音の大きさ、または音色を変えることができたり音の大きさ、音色が自動的に変化するものは適合しません。
保安基準から考え、車検対応できるかどうか判断するといいでしょう。
車のクラクションの音の種類について
ホーンの種類は、平型と渦巻き型の2種類となります。シングルで装着される場合とダブルで装着される場合があり、スピーカーがモノラルかステレオで音の違いがあるように、ホーンもシングルかダブルかで音の違いがあります。
音色はホーン自体の大きさや周波数によっても違います。ホーン自体が大きければ大きいほど、深く、大きな音が出ます。
このため、トラックは大きい音で危険を知らせる必要があるので大きなホーンがついていると言えます。
ホーンの違いは、国産車と外車によっても分けることができます。国産車のほとんどが平型ホーンとなり、外車は渦巻き型ホーンを装着していることが多いです。
基本的に、ホーンはシングルとなり高級車などは渦巻き型ホーンをダブルで装着していることもあります。
平型ホーンの特徴
「ビー」という機械的な音がします。シャフトとポールの衝突音がもとになっています。
渦巻ホーンの特徴
おもに樹脂で出来た内部が渦巻き形状になっている共鳴管が付いたホーンとなり、「ファーン」という音がでます。
車のクラクションの音を変える費用はどのくらい?
平型ホーンと渦巻ホーンの種類があるように、クラクションの音は違いがあることがわかりましたが、ホーンの音を変えたいときに費用はどのくらいかかるのでしょうか?
ホーン交換の工賃は、約3000円~6000円が相場となります。
ホーン交換の工賃はバンパー脱着の必要があるかどうかで金額が変わり、加工なしでそのまま取り付けるのであればそこまで工賃はかからないと言えるでしょう。
しかし、バンパー脱着が必要であればそのぶん工賃がかかると言えます。
この工賃は、ホーン交換をしてもらうところでホーンも購入した場合となり持ち込みをした場合にはまた変わってきます。
持ち込みすることによって、工賃が割高になってしまうこともあります。ホーン交換をしてもらうところでホーンを購入して取り付けてもらうといいでしょう。
通常工賃の2倍の費用がかかってしまうこともあるようです。持ち込みでの交換は受け付けていないところもあるので聞いてみましょう。
車のクラクションの音を自分で交換する方法は?
プラスコントロールホーンの交換方法
まず、ホーンの確認と取り外す必要のあるグリルなどのパーツを確認します。交換するパーツを取り外します。ホーンの位置はグリル裏が定番ですが、中にはフロントバンパーを外さないといけない車種もあるので注意しましょう。配線がプラスコントロールかマイナスコントロールかを確認してください。
金具付きホーンの場合は、ホーンを繋いでいる金具を取り外しましょう。ホーンを繋ぐステーを固定し、コントロール線の先に付いている端子をニッパーなどで切り落とします。
コントロール線にギボシ端子をつけます。ホーン用に平型端子付き配線をプラスとマイナスで二本ずつ用意しましょう。
プラス配線の方の反対側にはギボシ端子を取付け、マイナス配線の方にはクワガタ端子を取付けてください。
ギボシ端子、クワガタ端子の配線をホーンに繋げます。電源を用意し、リレーとホーンを繋げる専用の配線を一本用意します。
専用の配線にギボシ端子ダブルを取付けます。リレーの黄色い線とホーン用プラス配線に繋げましょう。ホーンのマイナス配線は車の金属部分に固定します。
ホーン本体とリレーを接続するギボシ端子付きの配線を一本用意し、リレーの青い線、ホーンのコントロール線に繋いでください。
リレーの黒い線に繋ぐクワガタ端子とギボシ端子を付けた配線を一本用意して繋ぎます。
ヒューズホルダーを用意し、そこから出ている配線の片方にはギボシ端子(メス)を、もう片側には丸型端子を取付けましょう。ヒューズホルダーのギボシ端子(メス)をリレーの赤い線に繋ぎます。
リレーをバンパー、またはフロントグリル内部のボルトと一緒に固定し、ヒューズホルダーの丸型端子をバッテリーのプラス端子に、リレーのクワガタ端子をマイナス端子に繋げリレーと配線を結束テープ等でまとめたらバンパーやフロントグリルを元に戻して終わりです。
とくに注意が必要なのが、プラスコントロールかマイナスコントロールかを確認するところです。この確認を怠るとホーンが誤作動を起こしたり、鳴らない原因となるので気をつけてください。
車のクラクションの音が問題になる?
むやみにクラクションを鳴らす行為は、道路交通法の警音器使用制限違反になります。
クラクションは使える場所や機会が限られているのです。
使用できる場所は、左右の見通しのきかない交差点、見通しのきかない道路の曲がり角、山地部の道路その他曲折が多い道路について道路標識等で指定された区間、危険を防止するためやむを得ないときになります。
では、危険を防止するためやむを得ないときとはどんなときなのでしょうか?
それは、車両の接近に気がつかずにその前方を横断しようという歩行者を認めた場合になります。これはひとつの例ですが、前の車の速度が遅いからといってクラクションを鳴らしたり、信号待ちで前の車が信号の変化に気付かないからといって慣らしてはいけないのです。
ついつい、クラクションを鳴らしてはいませんでしたか?
むやみにクラクションを鳴らしてしまうと、本当に必要な時にクラクションを鳴らしても重要性が薄れてしまいますよね。また、クラクションにビックリしたという人は多いと思いますが、集中力を阻害する可能性もあります。
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