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薬学部の大学院に進んで薬学博士になるためには何年必要か

2018.5.7

薬学部へ行ってから大学院試験を受けることで、直接博士課程に進むことができます。

では、大学院に進んで薬学博士になるためには最低何年必要なのでしょうか?大学院へ進むメリットは?

また日本薬学会が提唱している、8年制薬剤師についてもご説明します。

薬学部の大学院に進んで薬学博士になるには何年かかる?

薬学部を出た後に薬学博士になりたいという人もいますよね。

薬学部を卒業するだけでも大変なのに、その後に薬学博士になるのは、さらに勉強が必要になるということです。

薬学博士になるためには、博士後期課程に通う必要があり、これは4年かかります。

ほかの学部の場合は3年なのですが、薬学部の場合は1年長くなっています。

医学部の博士後期課程と同じ年数なのですよ!

薬学博士になるには、最低でも10年の年月がかかります。

18歳で大学に入学したとして、大学を卒業するのが24歳の頃、その後薬師課程を修了するまでには4年かかりますので、最短でも28歳の頃に修了ということになります。

博士になることを目指すことも出来ますので、昼間は薬剤師として勤務し、夜に大学で実験をするという人もいます。

薬学部の4年制に進み大学院修了までには最低何年必要か?

一言で「薬学部」と言っても、4年制の学部と6年制の学部があります。

4年制の場合は薬学研究をする研究者を養成するのが目的で、6年制の物は薬剤師の養成が目的になります。

薬剤師になりたいという場合は、資格を取得することが必要で、6年制の大学に通わなくてはなりません。

4年制の大学を卒業していたとしても、薬剤師になるための国家資格を受けることは出来ません。

研究者を目指しているという人は大学院修士課程が必要になります。

この時、薬剤師を目指していた人が研究者に転向したいと思うこともあるかもしれませんが、その場合は注意が必要です。

製薬会社など、薬学研究の研究職を採用する場合、大学院修士課程以上の人を求めていることが多いです。

4年制の学部を卒業しただけでは難しいという現実もあります。

4年制の薬学部に進んで研究者を目指す場合、最低でもそれ+2年の修士で勉強をする必要がありますので、薬剤師同様6年間の勉強期間が必要ということになります。

薬学部の大学院を何年かかっても卒業するメリットは?

薬剤師が博士号を取得すると、研究職に就いていなくても薬剤師として就職することが出来ます。

博士号を取っている薬剤師の肩書を高く評価して、給料に反映してくれることもあるようです。

他にも、責任のある業務を任せてもらえることもあるようです。

博士号を取得しているということは、論文の制作をすることが出来る、論文を読むことが出来るということです。

物事を論理的に考えることが出来るということですので、患者さんへの服薬指導も説明力が高いということになります。

こうした点から見ても、評価が上がるポイントになるのです。

大学病院などの大きな病院では、薬局帳になるのに博士号が必要な場合もあります。

最近では大手のドラッグストアでも博士号を持っている人を採用していますので、こうした点でもメリットになるのです。

薬学部は何年制に進むべき?6年制(薬学科)を出た場合は?

6年制の薬学科を出てから研究職に就きたいと思っても、実際に研究職に就くのは難しいのが現状です。

ですが、可能性が全くないという訳ではありませんので、自分の能力やスキルを高めていきましょう。

また、運や出た大学のレベルによっても可能性は変わります。

6年制の薬学科を卒業してから研究職に就くのが難しい理由は、4年制の薬科学科に比べると研究に費やしてきた時間がとても少ないからになります。

4年制の学部は研究者を目指しているコースですので、4年間の間に豊富な研究を行っています。

一方で6年制の場合は研究が出来ないわけではありませんが、4年制と比べると量が違ってきます。

自分の時間を削って研究に時間を費やせばよいでしょうが、研究職に就かなければ意味のないことになります。

難しいですが、自分の努力次第では可能性が全くないわけではありません。

日本薬学会は薬学部を何年にしようとしている?

日本薬学会では、8年制の薬剤師を提唱しているのをご存知でしょうか。

薬学部には4年制と6年制の2種類がありますが、4年制の場合は研究者養成コースで、6年制の場合は薬剤養成コースになっています。

4年制のコースを選んでしまうと薬剤師になることは出来ませんが、修士2年を修了した後に補助教育を2年受けると、国家資格を受験できる資格の付与が行われるようになり、これに合格をすると薬剤師になることが出来ます。

このような経過措置を行うことで薬剤師の現象を食い止めることが出来るほか、以下のようなことを理由に挙げて経過措置を続けていきたいと主張を行っています。

  • 6年制になって大学院に進学する人数が減っているため、薬学会の会員数が減少して研究水準が低下してしまうから
  • 卒業後に何も資格を得ることが出来ないので、4年制の入学人数を確保することが難しいため
  • 研究力がある薬剤師が必要であるため

上記のような理由が挙げられますが、一方では薬剤師の養成に過剰な仕事内容や年数をかけすぎだという声も聞かれます。

この記事の編集者

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