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夫と死別後に訪れる戸籍の問題、死別離婚が急増する理由

2018.7.6

夫と死別するのはとても悲しいことです。ただ、悲しみをいつまでも引きずっているわけにはいきません。様々な問題に直面します。

戸籍の問題もその一つ。

死別をしても戸籍自体は何も変わることがありませんが、最近は夫と死別後に籍を抜く「死別離婚」が急増しているとも言われています。

夫と死別後に訪れる戸籍の問題、死別離婚が急増する理由について調べました。

夫と死別した後の戸籍はどうなるの?

若くして配偶者と死別してしまうと悲しいですよね。私は40歳の時に夫と死別しました。その後色々な手続きを慌ただしくしました。

配偶者と死別すると気になるのは、自分の戸籍や名字です。死別しても自分で手続をしないと、配偶者がいる時と何も変わりません。戸籍も名字もそのままです。

しかし名字を変更したいと考えている人もいます。名字を変えたい場合は「復氏届」という届けがありますので、それを市役所や役場に届け出ると旧姓に戻せます。

その場合旧姓の戸籍にある、親、未婚の兄弟が健在であることが条件です。復氏届を出すと旧姓に戻ります。もし結婚前の戸籍に戻りたくない場合は「分籍届」にしましょう。このことにより旧姓の新しい戸籍が出来ます。

配偶者の両親との関係を断ちたい場合は「姻族関係終了届」という届けの提出が必要になります。提出すると配偶者の両親とは家族ではなくなります。将来のことなどよく考えてから提出することをおすすめします。

夫と死別ご籍を抜く「死後離婚」が急増している!?

「死後離婚」という言葉知っていますか?「夫と一緒のお墓に入りたくない」という妻が夫が亡くなった後に籍を抜くことを「死後離婚」と言います。子供のため、生活のために夫がいる間は仮面夫婦として我慢をしてきた妻が、夫の死後に選択することが多くなりました。

法律では「夫婦間の婚姻関係は、どちらかが亡くなると自動的に終了する」となっています。ですので夫の死亡届を出した時点で、夫との婚姻関係は終わりなのです。

夫は亡くなっているのにわざわざ手続きする理由

その理由の多くは夫の親族が関係してきます。死別で夫との婚姻関係は終わりますが、夫の親族との関係は続きます。夫の親族という立場が続くのです。そうなると妻は亡くなった場合に夫と一緒のお墓に入るだけでなく、高齢の夫の両親の面倒もみないといけなくなる可能性も出てきます。そのようなことを避けるために行うのが「婚姻関係終了」の届け出を「死後離婚」と言います。

この手続きをすることで、夫の親族との婚族関係を終わらせることが出来ます。婚族でなければ扶助義務もなくなるのです。

夫と死別後に再婚した場合の戸籍や氏はどうなるの?

死別後に再婚した場合の戸籍と氏

男性の場合には、多くは自分が戸籍の筆頭者になっています。前婚の時に、自分を筆頭者にして戸籍を作っているからです。もし前婚の時に妻の姓を名乗っていた場合は、妻を筆頭者とした戸籍になりますが、一般的にはとても少ないです。

夫が新しい配偶者と再婚した場合、新しい配偶者がその戸籍に入ります。この場合前の妻や子供の記載がある戸籍に、新しい妻が入る形になります。嫌な場合は転籍をして、新しい戸籍を作ることができます。

女性の場合には死別したことで、前の夫は除籍されます。自分の戸籍はそのまま前の夫の戸籍の中に残ります。もし再婚した場合は、再婚相手を筆頭者とした新しい戸籍が編成されます。

夫と死別・・・義両親との関係は続けるべき?

縁を切れない義両親
ひと昔前は、夫が亡くなっても嫁いだ先に残り、義両親のお世話をするのが一般的でした。場合によっては兄弟の誰かと再婚し家に残るということもありましたので、縁が切れることがありませんでした。

夫が亡くなる前までは家族として一緒に生活をしていたので情が移ることもありますし、同じ悲しみを持つているので絆が強くなることもあります。そのため死別後も家に残りますが、そうしている間にも両親はどんどん年老いていきます。年老いた姿を見ると親を捨てることが出来なくなり、嫁ぎ先の家から出ることが出来ないのです。

しかし嫁ぎ先の家に残ることで、子育ての援助をしてもらえる場合が多くあります。孫のことは可愛いので、費用の負担をしてくれる親も多いのです。中には死別した夫が1人っ子だったので財産を考えると家を出ないほうがいいと考える人もいると言います。

夫と死別したときに直面するお金の問題、どう考えていくべき?

夫が亡くなった時、お金の問題は2本柱で考える

夫が突然なくなり、辛く悲しいくても母親である私達は遺された家族の生活を守らないといけません。生活していく上で何よりも大切なのはお金です。一番大切なことが、夫の収入が亡くなった後の「我が家のお金の問題」ときちんと把握することです。

問題がわかると対策を立てやすくなります。「我が家のお金の問題」と言っても大きく2種類のお金になります。
「生活をしていくお金」と「大きな出来事にかかるお金」になります。

生活をしていくお金

  • 住居費=家賃、管理費、修繕積立金
  • 基本生活費=水道光熱費、食費、日用品費
  • 教育費=学校関連費、塾・習い事などの月謝
  • 社会保険料=国民年金保険料、国民健康保険料
  • 民間保険料=生命保険
  • その他=旅行費、交際費、雑費

大きな出来事にかかるお金

  • 子どもの進学
  • 車の買い替え
  • 建ての持ち家の場合、外壁の塗装や屋根の修繕(10~15年に一度100万単位)

書き出してみることでわかりやすくなります。

この記事の編集者

チェスナッツロード編集部

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