ledの点灯が遅いのはなぜ?ledを長持ちさせる方法
2018.7.7
ledが点灯するのに時間がかかる。なんだか点くのが遅い気がする、あまり明るくならない、明るさが前より落ちたような・・?などledの不具合の原因にはどんなものがあるのでしょうか?
また、ledの寿命を延ばすには?寿命が長いといわれているledですが使い方によっては、寿命をはやめてしまうかもしれません。
劣化の原因や対処方法を紹介します。
この記事の目次
ledの点灯が遅いのはどうして?
部屋の温度が低い場合、電球型蛍光灯は点いた後に明るくなるまでに時間がかかることがあります。
led電球の場合はすぐに明るくなると思われがちですが、メーカーや製品によってはそうではないものもあります。
点灯が遅いLEDの特徴
led照明に関するトラブルは減ってきているといいますが、トラブル発生となる製品の多くは中国製のようです。点灯回路系の不具合が多く、放熱性能が不十分だといいます。そのため点灯が遅いということがあるかもしれません。
日本製の商品であれば、まず不具合が起こることはないといわれています。
led電灯は白熱球よりも低消費電力ではありますが、同じ明るさや配光ではありません。明るさについても確認するようにしましょう。
ledの点灯が遅いのは相性の問題かも?
ledの点灯が遅い、点滅してしまう場合は、電球内部に組み込まれている電子回路やその他のパッケージ部品の劣化が原因かもしれません。それによって通電が不安定になってしまうからです。
ledチップそのものが原因ではない場合が多いですが、電流を流すことで点灯するため、電流が流れたり流れなかったりする状態になると、点滅することもあります。
購入したばかりという場合は、調光機能との相性が関係している可能性もあります。また、整流器に問題があるかもしれません。
調光機能のついたスイッチで操作する照明器具に、専用の自動調光機能のついたled電球を取り付けた場合に発生することがあるようです。
led電球を購入する時に、取り付ける照明器具に調光機能がついているかどうかを確認するようにしましょう。
ledの点灯が遅いような?安すぎるのはNG?
パンフレットに記載されている情報をみると10年はもつはずなのに、そこまでもたないこともあります。
少しでも長持ちさせるためには、購入する時の商品の選び方にポイントがあります。
安いものを買わない
led商品の値段を見ると、同じスペックでも安いものと高いものがあります。安いものでも普通の電球よりは長持ちするだろう、と選んでしまいがちですが、これが間違いなのです。
高いものにはそれに見合う理由があります。しかし、安いものだとスペックは同じだとしてもどこかで品質を落としているのです。
少しでも長持ちさせたいのであれば、信頼できるメーカーのものを選ぶようにしましょう。
そして使い方にも気をつけましょう。一般的に、メーカーのledの動作保証温度の上限は85度となっているため、これを上回ると故障してしまいます。
熱をこもらせないためにも、使用しない時には消灯するようにしましょう。
ledが長持ちするにはどうしたらいい?
ledは長く点けているほど寿命が短くなってしまいます。そのため、こまめに消灯する方が長持ちすると言われています。
反対に、蛍光灯の場合は点滅を繰り返すと寿命が短くなると言われています。そのため、消灯しても節約にはならないのですが、ledの場合は点灯を何回も繰り返しても寿命には影響ありません。
ledの場合は、必要ない時は電気を消すようにしましょう。
また、熱がこもらないようにすることも大切です。ledの照明を設置するときに気をつけましょう。
もしパンフレットに記載されている年数よりも短い年数で点灯しなくなってしまったのであれば、熱が発散されていないことが原因かもしれません。
ledが長持ちさせるためには、熱対策も重要です。
ledの点灯が遅い!暗いときには買い替えどきかも
led照明が暗くなってしまう時の原因は?
そんな場合に考えられる原因は「劣化」です。使っていくうちに徐々に劣化していき、最初の時よりも明るさが落ちてしまうのです。
led製品に使われているledチップは樹脂ケースに蛍光体の入った封止樹脂で覆われた構造になっていますが、これらの材料が劣化していくために明るくなくなってしまうのです。
また、先ほども言いましたが、ledは熱に弱いという性質を持っています。そのため、高音にさらされる状態で使われることによって、劣化のスピードが加速されます。そのため暗くなってしまうことにもなるのです。
照明用のled製品は、構造上内部では強く発熱するようになっています。しかし、熱放射や空気の対流による放熱は期待できません。そのため、効率よく熱を逃がすことが大切なのです。
安いled商品の場合は、放熱設計や回路の作りも悪く、使用されているledチップや蛍光体・樹脂の品質も良くありません。そのため、長持ちせず暗くなってしまうということもあります。さらに故障や不具合も起こりやすくなるでしょう。
もし安価なled照明を購入して暗くなってしまった場合は、高めのled照明に買い替えるようにしましょう。
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