バレーのセッターのコツ!トスやサインの方法について
2018.7.27
バレーのポジションの中でも、重要な役割を持っているのがセッターです。
試合展開を見ながらどんなトスを上げて攻撃をするか、などといったプレー中の判断が必要になります。
そこで今回は、セッターとしてスパイクが打ちやすいトスを上げるコツ、無回転トスやバックトスを上げるコツなどについて調べてみました。
セッターに向いている人も併せてご覧ください。
この記事の目次
バレーのセッターのコツ!スパイクが打ちやすいトスを上げるには?
セッターのポジションは得点につなぐためのボールをスパイカーに渡すための、重要なポジションにあたります。
ボールの落ちる位置にすばやく移動し、正確にトスをつなげなければなりません。
体の向きや手首の動きがかなり重要になります。
体の右足を軸にして、つま先はトスをあげたい方に向けます。
頭の真上から手首を使い状況によって柔らかく、もしくは素早くトスをあげます。
レシーブが自分のいる位置にあがってくればいいのですが、相手にもいろんな技を持ってスパイクなどボールを落としてきますので、レシーブする人も必死なのです。
バレーでのスパイクが打ちやすいトスの上げ方
- ボールの落ちてくる位置を判断す
- ボールが落ちてくる前に手は、いつでもトスあげれらるようにかまえとく
- 下半身、ひじ。手首のバネを使いトスをあげます
セッターは中央から右より、ネットから30cmあけたところが定位置です。
ボールはセッターの左側からくるので、構えは左向きで右足を少し前に出す。
バレーでのトスを上げるコツ
サイドにトスを上げるときはポールをめがけるようにトスをしてます。
アンテナを目指すと、トスが短くなってしまうのでトスをしっかり伸ばすためです。
バレーのセッター、無回転トスを上げるコツは?
バレーで無回転のトスをあげるコツについて
- ボールをうまくあげるには10本の指を同時に使います。
- 親指以外の4本の指が前に出ると高さがでず、落ちにくいボールになり、親指だけがでてると、前ではなく上に飛びトスの距離が伸びません。
- ボールを高く上げてセッターにつなぐことをオープントスといい、無回転トスはこのときに使われます。
- 肘を伸ばし、ボールを一瞬持ってから10本の指を同時に使ってボールを押し、この時の手の甲は上向き、大きく弧をを描くように無回転のオープントスをあげるといいですよ。
バレーでの無回転トスをあげる練習方法
- 額の前あたりで手で三角形を作り、手のひらは真上に向ける
- 背筋を伸ばし、ボールの落ちる位置に素早く移動する。
- 手首や肘のスナップを使う
- 返ってきたボールは自分の手の中にすっぽり戻ってくればよい。
これはオーバーハンドパスといい、一番効果的な練習です。
手首や肘のスナップが上手く使えないと、なかなか上達はしません。
ボールが回転しないために、指の使い方が重要になってきます。
親指、人差し指、中指で同時に押し出し、徐々に出来てきたら、薬指と小指を添えて高くあげてみましょう。
距離をだすには更に難しくなりますので、練習していきましょう。
バレーのセッター、バックトスを上げるコツは?
バレーでのバックトスをあげるコツ
- ボールの落ちる位置の下に素早く移動する
- 額の前でボールをキャッチ(この時は顎は上を向いています)
- 膝を少し曲げ体重を軽く後ろへかける(背中から腰にかけてアーチを描くように)
- 手首を返し、手首のスナップと膝の屈伸を同時に使いトスを後ろに上げます
ボールの落ちる位置に素早く移動し、ボールの真下に入るのは全てのパスに共通します。
前述で記載したオーバーハンドトスと基本は同じですが、バックトスでは後ろにトスをしやすくするために顎をあげます。
また、膝の屈伸をうまく使う事でボールを飛距離が伸びます。
ジャンプバックトスをあげるコツ
- ボールの落ちる位置の真下に入る
- 先にジャンプしてから額の前でキャッチ(顎は上向き)
- 空中で体を後ろへ反らす
- 手首を返してスナップを使いトスを後ろへ
バレーのセッターに向いている人とは?
セッターはチームの司令塔のような役割をしなければなりません。
チームのムード作り、チームメイトとの交流、そして相手チームのデータなど、どのポジションでも共通しますがセッターが一番たくさんの事を把握し、またチームの良い流れを作っていかなければなりません。
そして、いかに周りの選手を活かすか。
常にチームメイトとコミュニケーションをとり、得点につなぐパスをセッターがアタッカーに上げなければなりませんので、信頼関係を築いていかなければなりません。
プレッシャーですが、全てセッターに委ねられているといっても過言ではありませんね。
バレーのポジションで重要な役割をするセッター向きの人
粘り強く、負けん気強い、明るい、なおかつ冷静さを持っている人。
チームが負けていてどんよりした空気が流れているときでも、セッターはトス上げ続けなければいけません。
またその空気をかき消し、雰囲気作りもしていかなければならず、セッターのトスで得点につながればつながるほどチームの空気は良くなります。
そして俊敏さを兼ね備えていなければなりません。
大きな選手よりも小さい選手の方がそれを持ち合わせている事が多いですよね。
どんなボールにも暗い付いていくには俊敏さと粘り強さが重要になってきます。
バレーのセッターで前衛、後衛の場合のサインの方法は?
前衛
セッターが前衛にいるときは、アタッカーが2人います。
セッターは両手を使いサインし、どちらかにトスを上げることを知らせます。
セッターが指示を出し、アタッカーが打つのが一般的である。
一般的に左にいる選手には左で、右にいる選手には右手でサインし、三人がそれぞれわかり合わないとうまく攻撃する事ができません。
セッターは選手の得意技や、相手の裏をかいた指示をしなければならず、その選手の情報を把握し、また相手チームが今どんな動きをして次にどんな攻撃がくるか、など見定める必要があるのです。
後衛
セッターが後衛の場合はスパイカーは3人います。
相手チームがサーブをして始めて前に出る事ができ、スパイカーがセッターに指示を出すのが普通です。
中心になるスパイカーの選手を元にして、フォーメーション、スパイクの打ち方を決め、また、選手同士ぶつかってしまう確立も上がりますので、チーム内で決めておくのがよいでしょう。
普段からのチームの信頼関係が重要になってくるところです。
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