ハンドブレーキの正しい使い方を知って、安全に車を停めよう!
2018.7.9
車についているハンドブレーキを正しく使っていますか?
サイドブレーキには、ハンドブレーキの他にフット式やプッシュ式のタイプもあります。
正しい使い方をそれぞれ紹介します。
またこんな場面では必ずハンドブレーキを使いましょう!
寒冷地では、ハンドブレーキを使う時に注意が必要だといいます。その訳とは?
車を運転する前に、こんなことも合わせておきましょう。
この記事の目次
車のハンドブレーキの場所と使い方について
サイドブレーキの存在は分かってはいても、普段あまりなかなか使うことがないのが正直なところ。
正しいサイドブレーキの掛け方
サイドブレーキは車種によってタイプが違います。
「ハンドブレーキタイプ」「フットブレーキタイプ」「プッシュ式タイプ」の3つのタイプがあります。
ハンドブレーキのタイプはレバー式で、レバーの先にボタンがあるので、そのボタンを押しながら引き上げることでブレーキがかかります。
ブレーキを解除するときは、ボタンを押しながら少し上に引き上げて、それから下まで下ろします。レバー式なのでブレーキが掛かっているかどうかが人目でわかりやすいのが利点です。
フットブレーキタイプは、ペダルを足で奥まで踏み込んでブレーキをかけます。解除する際は軽く踏み込むことでペダルが手前に戻り解除となります。
プッシュ式タイプは、ブレーキを踏みながらシフトレバーを「P」に入れてブレーキを踏んだままボタンを押せばブレーキがかかります。
フットブレーキタイプとプッシュ式タイプはブレーキのオンオフ状態がわかりにくいかもしれません。
車のハンドブレーキの使い方や使う場面
ハンドブレーキが効果を発揮するとき
それは、停車や駐車するときです。
停車をするときはまず速度を落とす前にハザードをたいてから減速して停車位置まで移動させます。
停車中もハザードはつけてままにし、ハンドブレーキをかけるのです。
駐車をする際も同様に、速度を落とす前にハザードをたいてから減速して駐車位置まで移動し、駐車後はエンジンを切ってハンドブレーキをします。
ところで停車と駐車の違いですが、これは時間の状況によって違います。
停車は運転手がすぐに運転できる状態での乗降、駐車は運転手がすぐに運転できない状態で車から継続的に停止している状態です。
時間でいうと5分以内か以上かが境目となっています。
上り坂で停止後に発進する際もハンドブレーキが効果的
ハンドブレーキをかけたらフットブレーキを解除しますが、どうして上り坂で停まるのにハンドブレーキが必要になるのでしょうか。
それは、発進するときに後ろに下がってしまうのを防止するためです。
車のハンドブレーキの使い方、寒冷地では注意が必要
サイドブレーキの仕組み
サイドブレーキのハンドルを引くと、ワイヤーが引っ張られてドラム式のブレーキが後輪に作用するため車が動かなくなります。
フットブレーキは油圧式となっているため、エンジンを作動させないとほとんどの場合効果がありません。
そのため、エンジンを切った状態ではフットブレーキは役立たないため、サイドブレーキをかける必要があるのです。
サイドブレーキの注意点。
それは、寒冷地では使ってはいけないということです。
意外と知られてないことですが、寒冷地でサイドブレーキをかけてしまうと、ブレーキ部分が凍ってしまう恐れがあるのです。
サイドブレーキをかけないかわりに、輪留めを車の対策戦場のタイヤにはめるわけです。
オートマ車に乗る人が多いですが、駐車の際にギアをパーキングに入れるだけで、サイドブレーキを使わない人も多いのが現実です。
Pに入れただけでは、何かの衝突で動いてしまうこともありますので、サイドブレーキはかけたほうがいいでしょう。
ハンドブレーキが解除できない!対処法をみてみよう
サイドブレーキが解除できない原因
サイドブレーキを作動させるワイヤーに異常が起きていることです。
減速させる力を伝えるワイヤーやケーブルが外れたり切れたりするなどの異常です。
サイドブレーキはブレーキワイヤーを引くことで減速するので、その力を伝えることができずブレーキも利かなくなるのです。
また寒い地域では、ワイヤーに付いた水滴が外の冷気で凍り、それが原因でサイドブレーキが解除できなくなる場合もあります。
いずれにしても対処法としては、何が原因なのかをまず確認することが先決です。
ワイヤーが外れただけならかけ直すだけで済むのですが、切れてしまっているのであれば、カー専門店でワイヤー自体を交換してもらわなければなりません。
ワイヤーが凍ってしまった場合は、暖かいところに車を置いて凍った部分を溶かしますが、それでも直らない場合は、ロードサースなどに頼むしか方法はありません。注意しましょう。。
車を運転する前に合わせておこう!
車を運転する前には、以下の点についてチェックしてから運転することをおすすめします。
シートの位置
ハンドルを持って調節レバーを引き上げて、シート前後の調整を行います。MT車であれば、左足でクラッチをきちんと踏めて、ひざが伸び切らないかどうか、AT車であれば、右足でブレーキをきちんと踏めてひざが伸び切らないかどうかの確認を行います。
背中の角度の調整やベッドレスも合わせましょう。
ミラー類を合わせる
ルームミラーとサイドミラーがありますが、これらも正しく調整することが大切です。
正面も向いたまま姿勢を正しくし、ハンドルを右手に持って左手でルームミラーを調整します。後方全体が見渡せるようにしましょう。
ルームミラーは運転する人が変わるたびに角度も変わりますので、運転する際は必ずチェックしましょう。
いずれも正しく調整することで事故を起こしにくくなります。
とても大切なことなので、運転する前には注意しましょう。
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