稲刈りをコンバインで!雨の日はこうしよう!天気や時期は大事!
2018.5.29
日本のお米は、美味しいお米の種類がたくさんありますね。
収穫時期が近づくと稲刈り作業が始まりますが、コンバインを使っている農家さんがほとんどだと思います。
雨の日に コンバインで稲刈りしてはいけない理由があるといいます。
その原因とはなんでしょう?
詰まったり、機械の故障につながるといいます。
稲刈りの時期と見分け方なども紹介します。
この記事の目次
雨の日にコンバインで稲刈りしてはいけない理由
お米の収穫時期が近づくと稲刈り作業が始まります。
雨の日にコンバインで稲刈りしてはいけない?その理由を紹介します。
雨の日は詰まることがある
コンバインの稲刈りの様子をみるとわかりますが、意外と複雑な工程になっています。
そして稲刈り中に中で詰まってしまうととても時間が無駄になります。
時間だけではなく、体力も奪われてしまいます。
大きな機械なら少しくらいの雨でも大丈夫なのかもしれませんが通常のサイズのものですと、詰まりやすくなってしまいます。
モミがそのまま
受け網の目が詰まって、結果的にモミがシイナとして田んぼに出されてしまいます。
刈り取った良品のモミがそのまま田んぼにという悲しい結果になり、草刈りしただけのようになってしまいます。
雨の日に使うと故障の原因に
故障する可能性が高くなります。
ベルトが切れたり、チェーンはこわれたりします。
また刈り終わった後に掃除をしておかないと、モミが腐敗して機械が錆びてしまいます。
コンバインで稲刈りしようと思ったら雨!どうしよう?
雨が降ったら基本的に稲刈りはしません。
雨でどろどろにぬかるんでしまいます。なのでコンバインが入れないこともあります。
また刈った稲が、雨に濡れてしまったら早く乾かさないといけません。
お米の質が断然落ちてしまうのです。それどころか商品にならない状態になることがあります。
なので雨の日は稲刈りをせず、天気が晴れるのを待ちます。
雨がやんだからといってすぐに稲刈りすることもありません。
雨がやんで、稲と地面が乾くまで待ちます。
それが困ったことに待ち過ぎてもいけないのです。そうすると稲が大きくなりすぎてコメが割れてしまうのです。
雨が続く場合は、稲刈りのタイミングが難しいところでもあります。
少しの雨程度なら、コンバインで稲刈りをやってしまうこともありますが、各農家自体での判断になります。
稲刈りのイベントなどがありますが、その場合は中止になることがおおいようです。
雨?晴れ?コンバインで稲刈りする時期は見極めて
稲刈りの時期には、コメの品種によって違いがあります。
時期的には8月の場合もあれば、10月の場合もあります。
有名な「コシヒカリ」の稲刈りは、9月頃に行われることが多いようです。
最近の天気は異常気象が多くみられ、稲刈りの最適な時期を判断するのが難しくなって来ています。
農家で稲刈り時期を判断しますが、判断しやすいように農協では、「栽培カレンダー」といったものを発表しています。
- 稲穂の先にモミがでた時期からの日数が40日前後
- 稲穂の先にモミがでた時期からの積算の温度が1;000℃前後
(積算の温度とは毎日の平均気温を足したもの) - モミの9割近くが黄色く色付く
などによって大事な稲刈りの時期を見極めていきます。
コンバイン・トラクターなどの農業機械について
コンバイン
大事なコメの収穫に使われています。
稲の刈り取りの機能と脱穀の機能の両方を持つコンバインが主流になっています。
コンバインの前の部分には刈刃がついていて、稲を刈り取って行きます。
田植機
水が入っている田んぼに苗を植えます。
自動車のように乗って操作ができるタイプが増えてきています。
30センチ間隔で苗をきれいに田んぼに植え付けていきます。
苗植えの手作業は、農家にとって重労働で大変な仕事でした。機会化によってラクになっています。
トラクター
田んぼの土を耕したり、地面を平らの状態にならすのに使われています。
多いタイプは、一人乗りで大きなタイヤがついていて普通自動車のようにハンドルとペダルを使って操作します。
後ろの部分には、土を掘り起こすために爪がついている場合が多いです。
昔の稲刈りは大変だった!
昔は米の収穫に、石包丁が使われていました。その時代の稲かり作業は本当に大変な物でした。
夫婦二人で一日に作業できるのは、8畝程度だったそうです。
後に鉄でできた鎌がでてきて、稲が根元から刈ることができるようになりました。
鎌には種類があって、刃がなめらかな刃鎌とギザギザしているのこぎり鎌というのがアリました。
刃鎌のほうが多く使われていたようですが、切れなくなってくると何度も研がなければいけないので面倒な部分もありました。
現代では、自動稲刈り機の発明によって農業の技術は進歩しています。
昭和30年代のころには、手動の稲刈り機が登場しました。
今までの腰を曲げてかがんだ状態とは全く違い、立ったままの姿勢で稲を刈ることができるようになりました。
当時は画期的なものでした。
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