自転車に乗っている子供が飛び出して来た場合の過失割合
2018.5.31
自転車で子供が飛び出し事故を起こしてしまったとき、保護者がとても気になるのが子供の「精神的ショック」と「後遺症」だと思います。
子供は口で言わなくても、事故のショックで深く傷がつき、罪悪感を抱え込んでいることも多くあります。
飛び出し事故による過失割合や治療費について、調べてまとめてみましたので参考にしてみて下さい。
この記事の目次
自転車で子供が飛び出し来た時の、過失割合は?
学校や公園などの近くを運転する場合、子供は飛び出してくることも考えられるので注意して運転している人が多いと思います。
しかし、中には飛び出すほうが悪い、子供の回復は早いから大丈夫などと開き直っている人もいてこのような場所もスピードを落とさずに走っていたりします。
では実際このような飛び出したことによる事故は、どのように過失がきめられているのでしょうか?
例外もありますが、一般的なものとしては、信号機のない横断歩道を渡っていて車と接触した場合は、100%車が悪いとされます。
しかし、横断歩道があるのにも関わらず、横断歩道以外の場所から横断して事故にあった場合は、歩行者側にも30%の過失があるとされるのです。
横断歩道で起こった事故なのか、それ以外の場所で起きた事故かによって過失が大きく変わってくるのです。
自転車で子供が飛び出してきて事故を起こしてしまった
車を運転しているときに、自転車と接触事故をおこしてしまった場合は、どのような対応をしたらいいのかわからないという人もいるのではないでしょうか?
事故を起こし相手の怪我の状況がひどい場合は、救急車を呼んで救助します。すると警察にも連絡が行くことになります。
しかし、接触したけれどそこまで怪我の状況がひどくなく、相手もたいしたことないといっている場合はどうしたらいいのでしょうか?
このような場合も、事故を起こしたことにはかわりがないので、警察に連絡して事情を説明する義務があります。
また保険金を請求する場合に必要になる交通事故証明書は。警察に届け出ないともらえないのです。
警察に連絡し警察がくるまでの間は、事故の現場の状況を写真に撮ったりメモにして残しておきましょう。
時間が経つにつれ事故の状況があいまいになり、正確ではなくなることもあるので、できるだけ現場の状況をありのまま説明できるようにしておきましょう。
事故を起こしておきながら警察に届け出ずにいると、道路交通法第119条に違反することになります。
ひき逃げとして罪が重くなってしまい3ヶ月以下の懲役、または5万円以下の罰金となるので気をつけましょう。
事故を起こした後は誠意をもって被害者に謝罪し、相手との関係がこじれないようにしましょうね!
自転車で小さな子供が飛び出して来た場合には、治療費は誰が負担する?
子供が飛び出してきて事故を起こしたとしても、基本的には車側が悪くなるので、治療費は車の保険から支払われることになります。
事故のあと通院していた・通院している場合は、保険会社から連絡があったときに病院名を言えば、病院と保険会社が連絡を取り合って治療費を支払ってくれます。
保険会社からの連絡が遅くなる場合でも、交通事故によるものだということを窓口で伝えることで、支払いを保留にしてもらえることもあります。
もし、支払いを自分で済ませたとしても、後日全額保険会社から返金されるので、証明できるものは取っておきましょう。
ですが、もし子供の過失の割合が大きい場合は治療費を払ってくれないこともあります。
また、相手が保険に入っていない場合は、治療費を立て替えておかなければいけないこともあります。
その他にも、怪我の程度が重い場合や治療に時間がかかる場合は、健康保険を使ってほしいと保険会社から言われることもあるといいます。
ですが、自分の健康保険を使った場合でも後日保険会社から治療費の支払いがあるので、健康保険組合に迷惑をかけることはないです。
幼い子供が車道に飛び出してきた場合の過失はどうなるの?
公園などで遊んでいる子供がボールを追いかけて、左右を確認しないまま飛び出すということってありますよね。
このように急に子供が飛び出してきて子供と接触事故を起こしてしまった場合には、車と子供どちらが悪いとされるのでしょうか?
子供の不注意によって起こる事故ですが、この不注意の度合いによって過失の割合が決まるといいます。
そこで基準になるのが子供に判断能力があったかどうかになりますが、5歳や6歳になると道路は危険、飛び出してはいけないという判断ができるようになっています。
なので、このくらいの子供は車がくるかもしれないから一旦止まってから渡ろうと判断できるとされるので飛び出して事故を起こした場合は、10%から20%程度の過失が認められるようになります。
では、5歳未満ならどうなのでしょうか?5歳未満の子供は危険という判断はできません。なので判断能力はなしとされますが、このような子供を見ていなかった親に過失が求められることがあるのです。
このように子供が飛び出して事故にあってしまった場合、100%過失がないとは言えないこともあるのです。
自転車の交通違反になることはどんなこと?
車を運転しているときには、子供だけでなく自転車にも注意が必要ですよね。
自転車は車両とみなされるので道路を走るようになりましたよね。そんな自転車のルールについてしっかりわかっていないという人が多くいます。
イヤホンを装着したまま走行してはいけない、飲酒した後に運転してはいけない、2人乗りは禁止、無点灯などは知っている人が多いと思います。
では、交差点を渡るときは歩行者の信号で渡るのか、自動車用の信号で渡るのかどっちか知っていますか?
意外とわかっていない人が多いと思いますが、自転車は歩行者の信号ではなく自動車用の信号で渡るのが原則とされています。また、一時停止の道路標識も守らなくてはいけないのです。
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