車の定員オーバーで減点される点数・罰金は?
2018.7.11
車には「定員」というものが定められています。定員までであれば車に乗せることは可能ですが、それ以上になってしまうと定員オーバーになって点数の減点や罰金が課せられてしまいます。
定員が定められているのは安全に車を走行させるためです。事故を起こさないためにも、決められた定員を守って車に乗りましょう。
そこで今回は、車の定員や減点される点数・罰金についてお伝えします。
この記事の目次
車の定員オーバー・減点される点数は?
それぞれの車には乗ることのできる人数が決められています。この決められている人数をオーバーして乗車している場合は違反になり取締りの対象になります。
車に乗ることのできる人数は車検証に記載されているので、わからない場合は車検証を見て確認してみましょう。ここに書かれている人数を超えた場合は違反になります。
乗車人数を超えて運転すると事故を起こしてしまう危険があります。乗る人数が増えることで重量が増えてしまい、制動距離が増えてしまったりカーブが曲がりきれないなど運転するのに影響があります。
また、定員オーバーするということはシートベルトの数も足りないということです。万が一のときに守ってくれるものもないので重大な事故につながってしまうのです。
定員オーバーは定員外乗車違反という違反になり取締りにあうと違反点数や反則金を支払わなければいけなくなります。
反則金は6000円で違反点数は1点になります(平成30年現在)。とても危険な行為なので行わないように気をつけましょうね!
車の定員オーバー・点数は1点減点!子供が乗る場合の定員は?
車の乗車人数を考えたときに気になるのが子供の数え方ではないでしょうか?子供の数え方については道路運送車両の保安基準で決められています。
これによると12歳以上の子供は大人と一緒として考え、12歳未満の子供は3人で2人とされているのです。
なので子供が乗るときには何歳なのかが重要になってきます。12歳未満の子供なのでたとえ赤ちゃんだとしても12歳未満の子供1人として計算します。
0歳から11歳までのすべての子供のことを指すので勝手に赤ちゃんは数に含まないなどと考えないようにしてくださいね。また、もちろんのことですが乗車人数には運転手を含みます。
なので、軽自動車などの4人乗りの車の場合は大人2人と12歳未満の子供でしたら3人乗ることができるのです。
しかし、この場合でも子供の中に12歳以上の子供がいるのであれば大人3人、子供2人となり乗車人数は5人となってしまい違反になるのです。
車の定員オーバーは点数の減点と罰金が課せられる
車に乗れる人数というのは車によって違いますが、決められている人数を1人でもオーバーすれば定員外乗車違反になり取締りの対象になります。
最近の自動車は広く作られているので決められている人数よりも多く乗れることも多くあります。しかし、たとえ乗れるスペースがあったとしても決められている人数を超えているのであれば違反は違反です。
また自分の車の乗車人数を知らないという場合、スペースがあるから乗っても大丈夫だと思っている人も多くいます。
上でも紹介しましたが乗車人数については車検証を見ればすぐにわかります。わからない場合は必ず確認しそれをオーバーするのはやめましょう。
違反した場合違反点数は1点なのは変わりませんが、反則金は車によって異なります。
大型車の場合は7000円、普通車や二輪車は6000円、小型特殊車や原付は5000円となっています。違反しないように気をつけましょう。
定員オーバーで事故!保険はどうなるの?
定員オーバーしていると事故を起こしてしまう危険性も高まります。もし違反しているときに事故を起こしてしまった場合、保険金は支払いになるのでしょうか?
自動車保険では正規の乗車装置、または当該装置のある室内に搭乗中の者は保険の対象になるとされています。
なので定員オーバーしていたとしても保険金の支払いの対象になります。しかし、対象外になることもあります。
それは正規の乗車装置、または当該装置のある室内に乗っていなかった者、極めて危険な行為、乗り方をしていたものです。
危険な乗り方の例としては、座る場所がなくトランクの中に乗車していたり、上半身を窓の外に出して乗っていたりする場合です。
このような乗り方をしていて事故を起こした場合は、保険金の支払いの対象外になってしまいますし、危険なので絶対にやらないようにしてくださいね!
やめて!車の定員オーバーは危険です!
車に定員以上の人を乗せていると車の動きがいつもとは違ってきます。
運転の経験が長い人はすぐにそのことに気づくことができ危険を感じることが多いですが、運転経験の浅い人の場合はこの動きの違いに気づくことができずに事故を起こしてしまうことが多いです。
定員以上の人が車に乗っている場合は、アクセルを踏んでもすぐに加速しなかったり、ブレーキを踏んでも停まりにくくなります。
曲がり道では外に押し出す遠心力が大きくなるので対向車線にはみ出してしまうこともあります。
定員以上に乗っていない場合でもぎりぎりまで乗っていると、このような動きの違いを感じます。車を運転するのが難しくなるので人をたくさん乗せる場合には気をつけて運転し、絶対に定員以上の人を乗せないようにしましょうね!
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