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車で定員オーバーの場合、保険はどうなる?定員オーバーについて

2018.7.12

車には乗車定員が決まっていますが、たまたま定員オーバーとなってしまうこともあります。

もし4名定員の軽自動車に5名乗車している時に交通事故を起こしてしまったら、保険金はどうなるのでしょうか?事故を起こさなくても、警察に見つかってしまった場合は罰金を支払わなくてはいけないのでしょうか?

定員オーバーの車に関する疑問にお答えします!

車を定員オーバーで乗車した場合の保険金について

定員オーバーで車に乗ってしまったときには、道路交通法違反となります。

自動車保険では定員オーバーは免責となり、保険金が支払われないのか気になりますよね。

自動車保険は、「正規の乗車装置または当該装置のある室内に搭乗中の者」が補償されています。このため、定員についての記載はありません。自動車保険会社によっては記載されているとこともあるかもしれないのできちんと確認しましょう。

車内の座席にきちんと座っていれば、定員オーバーでも保険金が支払われることになります。

道交法違反と自動車保険の免責は、別物と考えていいでしょう。

しかし、危険な乗り方をしていたり正規の乗車装置ではないところに乗っていたときには保険金が支払われないこともあるので注意しましょう。

トランクの中などに乗る行為や上半身などを窓の外に出して乗る行為など、あきらかに危険な乗り方をしているときには保険金は支払われません。

保険金が支払われるには、正しく座席に座っている必要があります。保険金が支払われたとしても、定員オーバーは道路交通法違反となるので違反をしないようにしなくてはいけません。

定員オーバー車で事故を起こしたら保険金はどうなる?

軽自動車の乗車定員は4人ですが、知らずに5人乗っていることもあるでしょう。

この状態で事故を起こしてしまうと保険は支払われないこともあります。

保険を支払う上で保険会社はかなり細かく調査をします。乗車定員オーバーとわかれば、正しく車に乗っていないことになり保険は支払われないでしょう。

保険を適用するには、正しい使い方、正しい乗り方をしていることが前提となります。

このため、どんな場合であっても無免許や飲酒、麻薬、シンナー等で正常な運転ができない状態での事故や地震、噴火、津波で生じた損害は補償されません。

また、保険契約者や被保険者の故意による損害や契約車両を競技、曲技のために使用した場合の損害も免責となります。

事故から60日以内に通知をしなかった場合も免責となってしまうので気をつけましょう。
しかし、保険適用外の範囲は自動車保険によって違います。

乗車定員は非常に重要な項目となるので、車検証を確認し乗車定員をきちんと把握しましょう。

定員オーバーの車の場合、必ず保険金が支払われるとは限らない?

自動車に乗車できる人数というのは車種によって決められています。

4人乗りの車で5人乗車していた時のような場合、基本的に保険金は支払われます。

定員オーバーであっても、正規の乗車装置または当該装置のある室内に搭乗中の者は補償の対象となるため保険金は支払われることになっています。

補償の対象とならない場合とは?

極めて異常かつ危険な方法で搭乗している者は除くという注意書きから、定員オーバーがこれに当てはまるのであれば補償の対象とならないでしょう。

定員オーバーは交通違反になります。1点の減点と6,000円の罰金です(平成30年現在)。

では車の場合、子どもの人数はどのようになるのでしょうか?

12歳未満の場合は、定員数の計算の方法が3人で2人という数え方になります。4人乗りの車でも12歳未満の子供が3人いれば、5人乗車することができますが、あくまで3人で2人という形になるだけなので気をつけましょう。

定員オーバーでレンタカーに乗った場合の保険について~ある会社の場合~

レンタカーで車を借りた場合の車の保険はどのようになるのでしょうか?

レンタカーで事故を起こし、そのレンタカー会社や第三者に損害を与えた場合は、車を借りた人が損害を賠償しなくてはいけません。

このため、レンタカーを借りるときはレンタカー代と保険料も支払うことになっていることがほとんどです。

レンタカー会社の保険の例

保険補償額

  • 対人補償 無制限
  • 対物補償 無制限/免責5万円
  • 車両補償 時価(1事故限定)/(免責5万円・バス・大型貨物車10万円)
  • 人身傷害補償 3000万円まで/1名に付き(定員まで)

しかし、この保険が適用となるのはきちんとした対応をした場合となります。

事故を起こして、警察への届け出を怠ったり、事故現場からレンタカー会社への連絡を怠ったりすると保険が適用となりません。

レンタカー会社の承諾なく相手側と示談としてはいけません。また、貸出期間の無断延長中に事故が起きても保険は適用となりません。

たまたま子供を乗せて定員オーバーになった場合でも違反となる?

たまたま子供を乗せて定員オーバーとなったときでも、違反となります。

また、6歳未満の子供を車に乗せる際には、必ずチャイルドシートを使用しなくてはいけません。

ですので、6歳未満の子供を車に乗せるときには車の定員以内であってもチャイルドシートに子どもを乗せる必要があるのです。

6歳未満の子供を車に乗せるときにチャイルドシートを使用しないときの法律違反は違反点数が1点となります。罰金は発生しませんが、どんなときでもチャイルドシートに子どもを乗せる習慣をつけるようにしておきましょう。

チャイルドシートの義務が免除されるのは、幼稚園や保育園の送迎バス、バスやタクシー、病気やケガの子供を病院へ運ぶときなどになります。

新生児でも、チャイルドシートの使用義務があり大人が抱っこしているよりもチャイルドシートに乗せているほうが事故時の衝撃を和らげることができるので子どものためにもチャイルドシートに乗せてあげましょう。

この記事の編集者

チェスナッツロード編集部

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