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ニラを栽培しているけれど細いままで太くならない!その改善方法

2018.6.5

大昔の日本ではニラは薬草として知られ使われていたニラ。豊富に含まれている栄養素を当時の人々も感じていたのでしょう。

ニラには免疫力を高める効果もあり、積極的にとりたい野菜です。家庭でも栽培できますし、毎年出てくる野菜では珍しい多年草なのです。

ですが収穫しようと思ってもニラが細い?なんて事はありませんか?なぜ細いのかその理由や原因についてお話します。

ニラを栽培したけれど細い!その原因は?

ニラの収穫では株元から3~4センチを残して刈り、直後にお礼肥えを施します。

花を咲かせてしまうと株が疲れてしまうので、花芽を見つけたら摘み取りましょう。

冬後越しの前には、1平方メートルあがり3~4kgの堆肥で株を覆います。

栽培される環境や気候にもよりますが、うまくいけば真夏・真冬を除いて年に5~6回収穫することができます。

 

ニラの葉が太くならず、細く貧弱な時は次のような原因が考えられます。

品種が違う

一般に販売されているニラは「幅広ニラ」と呼ばれるもので、葉の幅が広いものです。幅が狭く細いタイプのニラもあります。

球根が込み合っている

植え付けから数年たち、何度か収穫を繰り返すうち根(球根)が込み合い、葉が細くなります。

春、もしくは秋に球根ごと掘り下げて株分けし、植え替えましょう。

肥料の不足

根元を残して収穫後、追肥しなかったり不足すると葉の生育が不十分になります。

堆肥の土寄せが必要です。

ニラの栽培で多い悩み、ニラが細い!

ニラは宿根性で、一度植えるとその後数年は収穫が可能です。

温度差にも強く育ちやすい上、害虫の発生も少ない育てやすい野菜だといえます。

ただ、栽培から数年が経つと葉が細いものが多くなります。

食べるのには問題ないのですが、料理の仕上がりで見栄えも違ってきますね。

定植から年数がたち、大きく育った株では葉が多く茂るために逆に葉の幅がせまく、厚みが薄くなることがあるのです。

また、地中で株自体が込み合うと通常では1cm近くあるはずの葉の幅が6mm以下になってしまうことも。

ニラが細いときには、株分けが必要

株分けに適した時期は3~4月頃。または秋になります。

  • 可能な限り根を切らないよう気をつけ、株の周囲を大きく掘り下げる
  • 土を落とし根をやさしくほぐして絡み合った根をほぐす
  • 元気のよい株を選び、3~4本ずつに分ける
  • 掘り下げた茎を4~5cmに切りそろえて新しい畑に植えつける

新たに植えつける場所には十分な元肥を施しておきましょう。

半年ほどで収穫が可能になります。

ニラの栽培で気をつけること! 細いニラを防ぐ方法

植えてから1年目は収穫、追肥はせずに土寄せをして株を成長させます。

冬になると地上に出ている部分は枯れてしまいますが、そのまま放置します

もし、1年目から収穫する場合は、夏に株を十分に生育させて鱗茎が栄養分を蓄えられるようにします。

10月頃には茂って硬くなった葉を一度捨て狩りして、その後生えてくるやわらかい茎葉を収穫します。

2年目の春に、草丈が20cm以上を目安に収穫しましょう。

地面から3cm程度を残して収穫すると、秋まで数回の収穫が可能になります。

収穫後は、その都度お礼肥えとしてボカシ肥、鶏糞などの畝の間に追肥して中耕しておきましょう。

ニラは生長がとても早く、収穫するタイミングが遅れると葉先が垂れ、スジっぽくなります。美味しいタイミングを見逃さないようにしたいですね。

夏場は花芽がつくので、株を疲れさせないためにも早めに摘んでしまいましょう。

ニラは栽培すると毎年収穫できる?ニラの特徴について

ニラの香りは、ネギや玉ネギと同じ硫化アリルによるもので、これはビタミンB1の吸収を促します。

また、ニラにはカロテンやビタミンEが豊富で油と相性が良いことから、レバーを始めする炒め物、特に中華料理には欠かせない食材です。

同時に、おひたしや吸い物といった和食にも多く使われています。とても栄養豊富な緑黄色野菜です。

ニラにもいくつかの種類があり、幅が広い「大葉群」、幅の狭い「小葉(細葉)群」、「花ニラ群」の3つに大別されます。

大葉群、小葉群は冬に休眠し、品種によって深い・浅いがあります。花ニラ群は休眠しません。

一般的に販売されている大葉群では休眠が浅く、葉は長く幅広で肉厚です。

栽培しやすい一方で、乾燥が苦手なので注意が必要です。

黄ニラと呼ばれるものは、新芽の生育前から光を遮って育てます。

土壌はあまり選ばないものの、酸性に傾くと生育が悪くなります。

ニラの栽培は簡単!家庭菜園にお勧めの野菜だった!

ニラは多年草なので、一度植えると数年収穫が可能なうえ、温度の変動にも強く枯死しにくい野菜です。

菜園でも通路沿いや境界など、場所を選ばず栽培することができます。

原産は中国西部で、古くから食用として親しまれており古事記や万葉集などにも登場します。

昔は薬草として利用されていました。

スタミナがつく野菜としてもお馴染みで、血流を改善し体を温めてくれる効能があります。

代謝が低下していたり、虚弱体質が気になる人は積極的に食べたい野菜です。

いくつかのポイントを抑えて栽培すれば、手間もかからず年に数回の収穫が可能で、しかも数年楽しむことができます。

ただし、収穫後の追肥は忘れないようにしてください。

家庭菜園で楽しむには、初心者でも安心して栽培できる野菜といえます。

この記事の編集者

チェスナッツロード編集部

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