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手話の勉強は独学でも可能?手話初心者にオススメの勉強方

2018.5.22

手話を勉強したい!きっかけは人それぞれですが、仕事をしている方なら好きな時間に勉強できる、独学を考える方も少なくはないのでは?

そこで手話初心者にオススメの独学方法をいくつかご紹介いたします。

また一つの方法だけではなく、ステップを踏んで上達していくのも有効な方法です。今からすぐに出来る手話の独学方法を調べてみました。

独学で手話を勉強するときに、まず思いつく方法はコレ

過去に英会話を勉強した経験のある方は数多くいらっしゃると思いますが、実際に手話に触れた機会がある方は、あまり多くはないのではないでしょうか?

いざ手話を勉強しようと思っても、いったい何から始めたらいいのかと悩んでしまうところですよね。きっかけとしては、英会話と同じく手話の教則本から入る方も多いことでしょう。よく書店などで目にする「初心者のための~」というアレです。

しかし、多くの人がこの時点で挫折してしまうと聞きます。実際に目にした機会がある方ならお分かりかと思いますが、ただ教則本の中の文字やイラストを見ていても、実際の動きが伴わないと、なかなかすんなり覚えられないものです。
これが独学ともなると、果たして自分の覚えた手話表現が本当に正しいものなのか、判断することが非常に難しく、学びのモチベーションを保つことが容易ではなくなるのです。

私は以前に医療機関で働いていた際に、耳の聞こえない方が来院される機会がたびたびあったのですが、その際になかなかうまくコミニュケーションを取れないもどかしさから、手話を習得する必要性を感じていました。
その後、市で開催されている手話講座に通っていた時期もあり、ごく簡単な手話表現なら理解できるようにはなりましたが、ろう者の方と直接触れ合うことが、習得への近道だと感じました。

今は独学での手話の勉強に役立つアプリも!

最近では、手話をもっと気軽に学びたいという人向けに、スマートフォン用のアプリも開発されています。アプリ内では実際に対話形式の動画も見ることができるので、教則本と比べてもより分かりやすく手話を学ぶことができます。

また、手話を学ぶということを堅苦しく捉える必要はなく、今ではゲーム形式を取り入れたアプリもあるので、とくに若い世代や気軽に始めてみたい方にはこちらもオススメです。

手話に興味はあるけど、仕事や家庭の事情で講座などに通うことはできないという方、そこまで本格的にじゃなくても、とりあえず日常会話くらいはマスターしてみたいといった方にとっても、学びの選択肢として有効ではないでしょうか?

しかしながら、現在の手話アプリにはまだまだ不完全なものが多く、こちらのみで完璧に手話をマスターできるようになるには、まだまだ改良が求められます。

手話を独学で勉強!実践したいのならサークルに参加

手始めに手話の教則本を買ってみたはいいけれど、そこから先がなかなか進まない。それでは、今度はDVD付きの本にしてみよう!
手話を学んだことがある方の中には、こんな経験をされた方も少なくないでしょう。

テレビでは某男性アイドルグループのメンバーが出演している手話の番組や、手話付きのニュース番組が流れる時間帯もあります。
それでもやっぱり、画面を見ているだけでは一から手話を覚えるのは難しいもの。

そうなるとやはり、そこは英会話と同じように、実際に手話を習いに行くことも必要だと思い至るわけです。

私が通っていたのは市が主催していた手話講座でしたが、そのほかにも実際のろう者が参加している手話サークルなどもあります。今ではインターネットを活用して、簡単にお住まいの地域にある手話サークルを探すことも可能となりました。
ろう者の方と直接触れ合うことで、まさに生きた手話を学ぶことができるのも大きな魅力です。

手話を独学で勉強するならモチベーションや段階を踏むこともポイント

実際に身近に聴覚障害の方がいたり、仕事上で必要に迫られたりといった場面に遭遇するなど、手話を早急に覚えないといけないといった切実な理由がない限り、学び始めた当初のモチベーションを保ったまま学習を続けることは、なかなか容易ではありません。
また、自分ひとりだとついやる気がなくなってしまうような時も、サークルなどで一緒に勉強する仲間の存在が助けとなることも多いのではないでしょうか。

私の場合は元々、以前からの知り合いが先に手話の講座を受講していたのがきっかけとなり、その後も彼女のいる手話サークルへ参加することになりました。
たしかに始めは手話を習うことだけが目的でしたが、次第にサークル活動後の週1回、寄り道をしてお互いの良かった点を褒めあったり(ここ重要!)たわいもないことをおしゃべりすることが、日頃のストレス発散にもなり、サークル活動を続けるモチベーションにもなりました。

ここまできても、やはりいきなり手話サークルなどに参加するのは気が引けてしまうと言う場合は、教則本やDVDなど、ある程度手話に慣れ親しんでから、段階を踏んで次へ進むのも良い方法です。

独学に行き詰ったら、やっぱり教室に通うことも視野に入れてみましょう

実は私、手話を習うよりだいぶ以前には、英会話教室に通っていた時期もありました。実際にその教室には2年ほど通っていたのですが、担当の先生はカナダ人の男性で、日本で暮らして10年以上経っているうえに、奥様は日本人。当然、日本語もある程度理解できるので、私たち生徒が日本語交じりに話しても通じてしまうところがよくもあり、逆に英語を学ぶ上ではちょっと厳しさが足りないかな?という面もありました。

これは手話のサークルなどにも共通して言えることですが、実際にいくつかのサークルを体験してみて、より自分に合う、自分のペースで学べるところを見つけることが、長続きの秘訣と言えるでしょう。

参加者の雰囲気や先生の人柄、自分のレベルに合った進み方をしてくれるかなどを参考に、楽しみながら学べる場所を探してみましょう。

この記事の編集者

チェスナッツロード編集部

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