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テニスのグリップの厚い薄いの意味や特徴!グリップを見直そう

2019.3.14

テニスのグリップの握り方には種類があり、厚い薄いといった言い方をします。

その中間もありますが、グリップの握り方はとても重要で、握り方を見直すことでスピードを上げることもできます。

まずは自分にあった握り方を探すことが大切ですが、グリップの厚い薄いにはそれぞれどのような特徴があるのでしょうか。

握り方もそうですが、グリップそのものの太さも大切です。ぜひ参考にしてください。

テニスのグリップの厚い薄いの意味について

テニスのグリップの、厚い薄いとはどのようなことを示すのでしょうか。
実はこれはグリップの厚さのことではなくて、握り方の違いのこと。
どの位置を握るかによって、厚い薄いが変わってくるのです。

まずは、「厚いグリップ」「薄いグリップ」それぞれの意味について説明をします。

「厚いグリップ」は、ラケットを地面に置いて、ラケットフェイスの上方向から握った時のことをいいます。
インパクトで打つ真後ろからグリップを握っています。
ウエスタングリップに握りを近づけることを、グリップを厚くすると言い、ウエスタングリップが最も厚い握りのグリップになります。

「薄いグリップ」は、ラケットのエッジ方向からつまむようにしてグリップを握った時のことです。
インパクトで打つ方向に垂直になるようにしてグリップを握っています。
コンチネンタルグリップに握りを近づけることを、グリップを薄くすると言い、コンチネンタルグリップが一番薄い握りとなります。

テニスのグリップ、厚い薄いそれぞれの特徴

厚い薄いグリップには、それぞれの特徴があります。

厚いグリップは、

  • 打点は前で、打点と体との距離が近くなり、スイング軌道はアウトサイドイン。
  • 体が先に開き、ラケットヘッドが遅れて出る。
  • 肘は閉じている。
  • オープンスタンスで打つことが多く、スイングスピードは速い。
  • スイングのパワーがボールに直接伝わりやすい

薄いグリップは、

  • 打点は後ろで、打点と体との距離が遠くなり、スイング軌道はインサイドアウト。
  • 肘はあける。
  • スクウェアスタンスやスクローズドスタンスで打つことが多く、スイングスピードはゆったりとしている。
  • 肘が開く程度に打点と体の距離を保ち、内から外に振ることで、スムーズなスイングができる。

各ショットによってグリップの握り方が異なるので、使い分けが必要になります。

テニスでやりやすいのは、グリップが厚い薄いどちらなのか

打ちやすさについては人それぞれなので、どちらのグリップが使いやすいのかは一概には言うことが出来ません。
しかし、グリップの薄い厚いは、フォームの打点に関係しています。

フォアハンドの時に、ストレートアームタイプのスイングをする人は、グリップが薄い方が打ちやすいといえます。
ストレートアームタイプのスイングでは、打点がやや手前になる分、グリップが厚くないほうが力が入りやすいのです。

ダブルベンドタイプのスイングをする人は、グリップを厚くした方がよりヘッドを効かせやすく、インパクトでラケットを前に引き起こすことができます。

ストレートアームとダブルベンドでは、体と打点の距離が大きく変わります。
ダブルベンドの方が体からの距離が近く、打点の位置が捉えやすいので、ストレートアームよりも打点がブレにくいです。また、薄いグリップよりも厚いグリップの方が力を込めやすいので、安定したパワースイングをするには、ダブルベンドの厚いグリップが良いのではないかと思います。

技術的に難しいストレートアームは、どちらかというと上級者向けです。
普段のラリーや試合を楽しめるようになってきたら、さらなる上達を目指して練習してみるのも良いでしょう。

テニスはグリップひとつで劇的に変わる

サーブを打つときにはコンチネンタルグリップ、ボレーの時にはウエスタングリップなど、ショットに応じたグリップチェンジをしている人がほとんどだと思います。
しかし、そのグリップはあなたの手にしっくりきているでしょうか。
打ちにくさを感じながらも、部活やサークルなどでコーチから指導された打ち方をそのまま継続しているだけではないでしょうか。

確かにそれぞれのショットには向いているグリップがありますし、基本を習得することは大切なことです。
しかし、その基本に忠実に従っているが故に、上達の機会を失っているかもしれないということもまた事実です。

実際にプロのテニス選手でも、グリップの握り方を変えただけで、サーブのスピードが20km近く変わった選手がいるように、グリップにはその人に合ったグリップがあります。

ボールを打ちやすくするためには、どのようなグリップが良いのか、自分でいろいろ探してみると良いでしょう。
握りやすい、打ちやすいと思えるグリップが見つかれば、ボールのスピードだけではなく、きれいなフォームやコントロール力を身につけることにもつながります。

グリップそのものの太さも大切!自分にとってベストな太さを選ぼう

テニスではグリップの握り方も大切ですが、大前提としてグリップの太さが自分に合っていることが大切です。

グリップサイズを選ぶときには、グリップを握った薬指と親指の付け根の膨らみとの距離が8mm程度になることが大切です。
広げた手の大きさと、手の平の厚みによって適正サイズは異なるので、必ず実際に握って確認してみると良いでしょう。

グリップの太さが合わないままプレーしていると、打ち負けたり、ラケットが手の中で回ったり、疲れやすくなったりと、いろいろな問題が起こります。
太いグリップと細いグリップにはそれぞれメリットとデメリットがあるので、ラケットを2本用意して打ち比べてみるなどして、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

この記事の編集者

チェスナッツロード編集部

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