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猫についたネズミ捕りのベタベタの取り方とそのポイント

2019.3.24

猫が帰ったと思ったら、ネズミ捕りのベタベタをつけてきた!毛に絡みつきますし、シャンプーだけでは綺麗に取り除くことは不可能です。
では、どうすればネズミ捕りのベタベタを取ることができるのでしょうか。その方法とは?
無理に取ろうとするのだけは絶対にしないでください。また、毛を引っ張って切り取ろうとするのも危険です。
これからご説明する方法を試し、それでも取れないようであればすぐに病院へ行きましょう。

猫についたネズミ捕りのベタベタの取り方

ネズミ捕りは、文字通りネズミを捕獲することを目的としたものですから、その粘着力は相当強力です。それ以外にも、遊んでいるうちに猫の体にガムテープなどが絡まってしまうこともありますよね。

粘着物質のベタベタが猫の毛に付いて取れなくなってしまった場合の対処法をご紹介します。

まずは、これ以上ひどくならないように、まだ毛に付着していない粘着部分を切り取ります。次に、小麦粉やベビーパウダーなど、なるべくサラサラした粉をベタベタした部分にまんべんなく振りかけます。これを行うことでネズミ捕りの粘着力が弱まるので、このあとの作業がしやすくなります。

サラダ油やオリーブオイル、ベビーオイルなどの油分を粘着シートと毛の間に十分に染み渡るように、なるべくゆっくりと染み込ませながら、シートを少しずつ剥がしていきます。あくまでも焦らずに、慎重に行うのがコツです。
あとは、シャンプーや食器用の中性洗剤などを使って、油分を綺麗に洗い流してあげてください。

猫についたネズミ捕りのベタベタを取る時のコツ

猫の毛に付いてしまったネズミ捕りのベタベタを取り除く際に、人によっては小麦などの粉物だけを使ったり、オイルだけで取り除こうとする方もいるようですが、やはり粉とオイルの合わせ技が有効です。ただし、思うようにベタベタが取り切れずに、体全体を濡らしてシャンプーを繰り返してしまうと、子猫の場合は体温を維持できずに激しく消耗してしまう可能性がありますので、注意が必要となります。

すでにネズミ捕りシートが剥がれた状態から毛に付いたベタベタを取り除く際には、手にベタベタがくっつかない程度に粉をかけてからオイルを使用します。

ベタベタした部分全体にオイルをなじませたら、その上から粉をたっぷりとかけてベタベタに刷り込みます。

なかなか粉のダマが取れない時は、まだベタベタが残っている証拠なので、クシなどでダマをといてから再度オイルと粉をつけてマッサージしてください。

オイルをまんべんなく塗ってから粉を刷り込んでマッサージを繰り返すことで、次第に指で触れた際のヌルヌルした手触りがなくなってきますので、焦らず時間をかけて丁寧に行ってくださいね。

ネズミ捕りのベタベタが猫の毛についた時の注意点

ネズミ捕りなどのベタベタを取り除く際には、いくつかの注意点があります。

ハサミで毛を切り取らない

ハサミなどでベタベタした部分の毛を切り取ろうとすると、誤って皮膚を傷つけたりする可能性が高くなりますので、自己判断で行わないようにしましょう。

無理やり剥がそうとしない

ムリして剥がそうとすることで、皮膚を痛める恐れがありますので、なるべく負担がかからないように丁寧に剥がしてあげるようにしてください。

猫に害のあるものは使用しない

万が一猫が舐めて口に入っても害がないように、粉やオイルは食用かベビー用を使用するとより安心です。

顔に近い部分のベタベタを取り除く際はとくに注意する

くれぐれも目や鼻、耳などのデリケートな部分につかないようにご注意ください。もしも鼻にオイルやシャンプーがついてしまった場合は、鼻孔が塞がれて呼吸ができなくなってしまう恐れもありますので、すぐに取り除いてください。

ネズミ捕りのベタベタを取った後は全身をチェック!

なんとか猫の毛についたネズミ捕りのベタベタを取り除いたら、今度は全身をくまなくチェックしてみましょう。

もしも体の広範囲に渡って粘着シートがついてしまった場合は、猫が自分でシートを剥がそうとした際に、毛を引っ張ることで皮膚を痛めている恐れもありますので、まずはそのあたりから確認していきます。
さらに、目立つ部分のベタベタだけでなく、足の裏などにもまだベタベタが残っている場合もありますので、全身を触って洗い残しがないかどうかよく確認してみましょう。

何度もシャンプーを繰り返すのは、猫にとってもとても疲れることですので、ある程度ベタベタが取れたらそこで一旦終了して、次の日にでももう一度シャンプーをしてあげると良いでしょう。

一度付いてしまったベタベタ汚れを取り除くには、時間も根気も必要となりますので、今後はできるだけ猫を近づけないように、ネズミ捕りの設置場所を検討するなどの配慮をすることをオススメします。

猫がネズミを捕まえようとする理由とその対処法

そもそも猫がネズミを捕まえようとするのは、本能だとしか言えないので、仕方がないことでしょう。昔は、猫がネズミを捕獲してくれる習性を利用して、穀物の倉庫や農場などで飼われていることもあったそうです。

飼い猫にとってはエサを自分で捕獲してくる必要はありませんが、ネズミは本来、猫にとっての獲物という位置づけでした。その習性から、空腹時以外でもネズミを捕まえてしまうことがあるようです。

また、猫にとってはネズミを捕まえるという行為は、遊びの延長でもあります。ネズミを食べることが目的ではなく、チョロチョロと動くネズミを追いかけたり捕まえたりして遊んでいるだけとも考えられます。

猫が捕まえたネズミを飼い主の元に持ってきた場合は、大げさに反応してはいけません。驚いて大声で叱ったり、反対に褒めたりすることで、今後もさらに獲物を持ってくる可能性が高くなってしまいますので、絶対にやめましょう。
正しい対処法としては、とりあえず受け取って、あとでこっそり処分するようにしてください。

猫を飼う以上、完全に室内飼いにしない限りは、猫とネズミは切っても切り離せない関係です。ネズミ捕りのある場所=ネズミのいる場所になるべく猫が近づかないようにさせるのが、一番の予防法だと言えるでしょう。

この記事の編集者

チェスナッツロード編集部

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