うさぎの換毛期はブラッシングが大切!手順と頻度・換毛期について
2019.3.23
うさぎを飼っている飼い主さんの中には、うさぎの換毛期のブラッシング方法について知りたいと考えている人もいるのではないでしょうか。
換毛期はうさぎの毛が抜ける時期のため、家の中がうさぎの毛だらけになってしまい、飼い主さんもイライラしてしまうことがあります。
でも、うさぎの換毛期は、飼い主さんがしっかりとお世話をしてあげるこどが大切な時期でもあります。
大切なうさぎの換毛期を乗り越えるためにも、ブラッシングをして丁寧に毛づくろいをしてあげましょう。
ここでは、換毛期のうさぎのブラッシング手順や頻度についてお伝えします。大切なうさぎのために、飼い主さんが愛情を持って接してあげましょう。
この記事の目次
うさぎの換毛期にブラッシングをする時の手順
うさぎも犬や猫と同様に「換毛期」があります。
換毛期に入ると抜ける毛の量も多くなり、うさぎが毛づくろいで毛を飲み込む量も多くなってしまうため、飼い主さんの協力が必要不可欠となります。
毛を大量に飲み込むことで起こる毛球症を未然に防ぐためにも、ブラッシングをしてあげましょう。
それではブラッシングの手順をご紹介します。
うさぎの換毛期にブラッシングする前に必要な下準備
まずはうさぎの警戒心を解くために撫でたり声をかけたりしてあげましょう。
警戒心が解けたらうさぎを膝の上に乗せますが、嫌がる場合には無理に膝の上に乗せなくても問題ありません。
次に、毛が軽く湿る程度に顔を除いて体全体にグルーミングスプレーを吹き掛け、手で毛を揉むようにしてスプレーを毛に馴染ませます。
これで下準備は完了です。
うさぎのブラッシングの手順
ブラッシングは2種類のブラシを使って行います。
初めは「ファーミネーター等の毛を取り除きやすいブラシ」で体に残っている抜け毛を取り除きます。
体の側面(お尻から首方向へ)→尻尾の内側→尻尾の上(お尻全体)→頭の順番でブラシをかけていきましょう。
この時お尻の毛は特に抜けやすいため入念にブラッシングしてあげて下さい。
ある程度の毛を取り除いたら、一度グルーミングスプレーを体全体に吹き掛けて、毛に馴染ませます。
次に「獣毛ブラシ」で毛の状態を整えます。
体全体を優しく撫でるようにブラッシングしてあげればブラッシングは完了です!
また、ブラッシングする際には毛並みと逆方向に毛を逆立てるように行うと、毛の根元からブラシをかけることができ抜け毛をキレイに取り除くことができます。
一方で、過度なブラッシングは毛が抜けてはげてしまう原因になりますので、注意して下さいね。
換毛期のうさぎがブラッシングを嫌がる時は
うさぎはとても臆病で警戒心の強い動物です。
そのため、捕まえられてブラッシングをされることに恐怖を感じ、嫌がってしまうことも少なくありません。
うさぎがブラッシングを嫌がるという場合には飼い主さんが工夫してあげて下さい。
工夫の方法としては以下を試してみて下さい。
違う部屋で行う
うさぎは自分の縄張り以外の場所に行くと大人しくなると言われています。
そのため、うさぎが普段生活しているリビングが縄張りであるのなら寝室に連れて行くなど、普段と違う部屋でブラッシングを行いましょう。
ゲージの中で行う
ゲージの中のような限られた空間だと逃げるにも限界がありますので、ブラッシングがしやすいです。
しかし、うさぎによってはゲージを縄張りとしている場合もあり、そうした場合にはパンチ等の攻撃をしてくることもありますので注意して下さい。
ブラシを使わない
手袋型のブラシを使ってブラッシングをする方法もあります。
手袋型であれば撫でながら毛を取り除いてあげることができますので、ブラッシングを嫌がる子でも安心です。
しかし、通常のブラシと比べると取れる毛の量も限られてしまいますので、一時的用として使うのが良いでしょう。
またブラッシングは「短時間」で行い、ブラッシング後には「ご褒美」を与えることも大切です。
うさぎがブラッシングを好きになるような工夫を色々試してみて下さいね。
換毛期のうさぎのブラッシングは最低でも3日に1回行うこと
うさぎの換毛期は本当によく毛が抜けますのでこまめなブラッシングが必要となります。
最低でも「3日に1回」はブラッシングを行ってあげて下さい。
うさぎが自分で行う毛づくろいで取り除ける毛の量には限界がありますので、飼い主さんが協力してあげましょう。
一方で、換毛期以外の通常時のブラッシングは、1週間に1回程度で問題ありません。
毛が抜けるなぁと感じたタイミングで行ってあげるようにしましょう。
また、換毛期はうさぎが体調を崩しやすくなるタイミングとも言われています。
普段の様子と違いはないかなども、ブラッシングの際に合わせて確認するようにしましょう。
うさぎの換毛期について
うさぎの換毛期は春~冬の季節ごとに1年に4回あります。
中でも特に毛が抜けやすいのは、3月~4月頃の「春」と9月~10月頃の「秋」。
この時期は、換毛期の中でもより毛が抜けやすくなるため、念入りなブラッシングが大切です。
また換毛期のうさぎは「うっ滞」が起こりやすいです。
うっ滞とは、換毛期の抜け毛を大量に飲み込むことで消化管の運動が止まってしまう病気のことを言います。
うっ滞を起こしてしまうと、基本的には食欲低下や排便量の減少など元気が無くなることが多く、状況によっては命に関わるようなケースも少なくありません。
こうした病気を予防するためには、飼い主さんの協力が欠かせません。
こまめなブラッシングで不要な毛を取り除き、うさぎが毛づくろいによって大量の毛を飲み込まないようにしてあげましょう。
また、排便に毛が混じってるなどの場合にはうっ滞を起こしていたり、起こす一歩手前の状態である可能性があります。
うさぎの様子がいつもと違うと感じる場合には、必ず動物病院で診察を受けるようにして下さいね。
ブラッシングしてほしい時の見分け方
うさぎはブラッシングをして欲しい時には以下のような行動をとることがあります。
食欲が増える
うさぎは換毛期になると体力の消耗も激しくなるため食欲が増します。
なんだかおねだりが多いなぁと感じる場合には、ブラッシングのサインかもしれませんので注意しましょう。
前足で床を掘るような仕草(ホリホリ)をする
うさぎがホリホリする場合には、飼い主さんに何かを訴えたい場合が殆どです。
もしかするとブラッシングを求めているのかもしれませんので、うさぎが何を求めているのか理解して対処してあげましょう。
一方で、うさぎが何もサインを出さない場合でも、以下のような状態はブラッシングのタイミングとなります。
撫でると毛が抜ける
うさぎを触っていると毛が抜けるのはブラッシングのサインです。
すぐにブラッシングを行うようにしましょう。
毛が柔らかい
うさぎは毛が抜けやすくなると、毛が空気を含んだかのように柔らかくなる傾向があります。
体を触った際にいつもより毛が柔らかいと感じた場合には、ブラッシングのタイミングかもしれません。
うさぎはブラッシングを嫌う場合が多くサインを出さないことも少なくありませんので、部屋の状態やうさぎを触った時の状態などから、飼い主さんがブラッシングのタイミングをはかってあげることが大切です。
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