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ミルクから牛乳に移行する時の気になる時期や注意点について

2018.2.11

赤ちゃんもだんだん大きくなるとミルクから牛乳へと移行する時期がやってきます。

気になるのはその時期や牛乳にする時の注意点ですよね。

牛乳に移行する前にフォローアップミルクもありますよ。ミルクとフォローアップミルク、牛乳との違いについてもご紹介いたします。

またコップになると牛乳を飲まない理由についても調べてみました。

ミルクから牛乳に移行する前にフォローアップミルクがあります

フォローアップミルクとは?

母乳育児をしているママには、粉ミルクにも種類があることを知らない人もいるかもしれません。

一口に粉ミルクといっても、生後すぐから飲ませるものと、1歳ころから飲ませるものがあります。

1歳頃からとラベルに書かれているものが、フォローアップミルクと呼ばれているものです。

では、一般的なミルクとの違いですが、フォローアップミルクの方が、たんぱく質や鉄分が多く含まれていて、若干脂肪分が少なくなっています。

その他、メーカーによって、DHAやラクトフェリン、オリゴ糖、βカロチンなど特徴をつけて発売されています。

フォローアップミルクには、この時期の赤ちゃんに必要なたんぱく質や鉄分が多く含まれいます。

ちゃんと食事ができていれば、フォローアップミルクの必要はないかもしれませんが、赤ちゃんが体調を崩して食事がすすまない時などにはフォローアップミルクは役に立ちます。

また、離乳食が3回食になるころ、赤ちゃんは母乳の鉄分だけでは鉄分不足になりがちのため、栄養素をバランス良く取り入れられるフォローアップミルクを飲ませるのが、健康にもママの精神的にもいいようです。

ミルクから牛乳に移行する時の注意点

牛乳にはカルシウムをはじめ、タンパク質、脂質、炭水化物、ミネラル、ビタミンなど成長期に必要な栄養素がバランス良く含まれています。

さらに低カロリーで効率良く栄養素を摂れるため赤ちゃんにはぴったりです。

牛乳の味が好きな赤ちゃんも多く、たっぷり飲んでくれれば離乳食で足りない栄養を牛乳で補えるので、嬉しいですよね。

一般的に牛乳は、1歳を過ぎた頃から飲めるようになると言われていますが、1歳を過ぎたからといって、急に冷たい牛乳をたくさんあげるのはNGです。

アレルギーの心配もあるため、牛乳を与える時は離乳食初期の頃から少しずつ慣らしてあげる必要があります。

また、粉ミルクやフォローアップミルクから牛乳に切り替えるときも、1歳を過ぎてからにしましょう。

基本的に粉ミルクは牛乳をもとに作られていますが、含まれている成分が異なっています。

粉ミルクの方が牛乳アレルギーの心配も少ないため、家族に牛乳アレルギーの人がいる場合は牛乳はいそがず、フォローアップミルクで様子を見るのもいいでしょう。

なお、牛乳は加熱をすれば離乳食中期の生後7〜8ヶ月から食べさせることができるので、ホワイトソースやシチューなど、赤ちゃんが好きなメニューを作ることができますね。

月齢に合わせて牛乳をレシピに取り入れられるので、離乳食のバリエーションも増えて赤ちゃんも喜びますよ。

ミルクから牛乳に移行する時は全乳?それとも低脂肪乳?

赤ちゃんにあげるミルクは、全乳と低脂肪乳のどちらがいいのでしょう?

海外の研究データによれば、牛乳に含まれる脂肪が脳とその神経系の発達に有効だとされており、1歳児には「全乳」、2歳児では身体が発達してきて脂肪もそれほどいらなくなるため「低脂肪乳」でよいと考えられていました。

しかし最近では、赤ちゃんには全乳と低脂肪乳のどちらを飲ませても問題ないということがわかっため、赤ちゃんが1歳になったとき、全乳か低脂肪乳かはお母さんの判断になります。

以下を参考にしてみてはいかがでしょう。

 

全乳

  • 体重のBMI値が85%以下
  • 家族に、肥満や高コレステロール血症、心臓病と診断された人がいない

 

低脂肪乳

  • 体重のBMI値が95%以上
  • 家族に、肥満や高コレステロール血症、心臓病と診断された人がいる

 

また、赤ちゃんが牛乳をなかなか飲んでくれない時には、以下の方法を試してみましょう。

  • 牛乳に母乳や調製粉乳を混ぜ、少しずつ牛乳の割合を増やしていく
  • 牛乳を少し温めてみる
  • 赤ちゃんの好きな果物と牛乳をミキサーにかけてみる

ミルクから牛乳に移行!コップだと飲まないのはどうして?

うちの0~2歳児さんの保育所でも、1歳を過ぎたら徐々にミルクから牛乳に移行します。それと同時に哺乳瓶からコップに移行していきます。

哺乳瓶ならミルクも牛乳も飲むのに、コップだと飲まなくなる赤ちゃんは保育所でもたくさんいます。

では、コップが嫌なら哺乳瓶に戻った方がいいのでしょうか?

もしも、コップで飲ませることがママの負担になるのなら、一度、哺乳瓶に戻っても大丈夫です。

しかし今後、ママが哺乳瓶をやめたいと考えているのであれば、思い切って哺乳瓶をやめるのも一つの方法です。

我が子にはそうしました。我が子は2人とも哺乳瓶が大好きだったので、哺乳瓶がなくなってから2日間は泣いきましたが、3日目にはケロッとしていました。

一体、赤ちゃんはコップで牛乳を飲むことの何に抵抗を感じるのでしょうか?

私の経験から感じたことは、哺乳瓶ではあまり感じることのない、牛乳のにおいが気になる子が多いように思います。

どうしても牛乳を嫌がるようなら、ヨーグルト・チーズなどを食事やおやつに取り入れるようにしましょう。また、離乳食に入れれば食べるのでしたら、牛乳をスープやデザートにするなど調理に工夫してもいいですね。

牛乳を飲まない場合は無理をしなくても大丈夫

赤ちゃんが1歳くらいになると、母乳育児をしているママたちも、そろそろおっぱいをやめて、代わりに牛乳をと考えている人が多いかもしれません。

私個人としては母乳を喜んで飲んでいるうちは牛乳は必要ないと思います。

断乳という言葉は大人目線で苦手です。

しかし母乳を飲ませていると、1歳を過ぎたころから「そろそろ断乳じゃない?」と周りから言われることもあるかもしれません。

私自身も何度もいわれましたが、子供がおいしそうに飲んでいるものをやめさせたくはなかったのでそのまま与え続けました。

その結果、2歳前に自分から卒乳しました。

その間、牛乳は全く飲んでいませんでしたが、成人した今まで大きな病気は殆どしてませんし、背も高いですよ。

虫歯は今でも1本もありません。

しかし、離乳食が進むとおっぱいもあまり必要なくなります。

1歳半で離乳食は完了とされてますので、そのころから少しずつ牛乳に移行させるのもいいようです。

 

この記事の編集者

チェスナッツロード編集部

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