ベースとギターは似ているけど別物!その違いをご紹介します
2018.3.1
バンドの演奏に欠かせないベースとギター。見た目は似ている感じがしますが、どのような違いがあるのでしょうか?
楽器をよく知らない人からしてみれば、同じものに見えるかもしれませんね!二つの違いは一体何?
また、初心者が始める場合はどちらからやるべきなのでしょう?ベースとギターの様々な違いについて調べてみました。
この記事の目次
ベースとギターは、まず弦の本数に違いがある!
ベースとギターの違いについて、明らかに違うものは「弦の本数」になります。
ギターの弦の本数は主に6本で、ベースの場合は4本になります。
「ベースとギターどっちなのだろう」と悩んだ場合は、弦の本数を数えてみるとすぐにわかりますよ!
ですが、中には6本以上弦を張ったギターもありますし、4本以上弦を張ったベースもあります。
このようなギターやベースのことを「多弦ギター」「多弦ベース」と言います。
また、ウクレレの弦の本数は4本ですが「じゃあすごく小さいベースだ!」ということにはなりません。
現在使われている多弦ギターは、ある特定のジャンルで限定的に使用されています。
ですが弦が5本ある「5弦ベース」は、幅人いジャンルで当たり前のように使用されている楽器になります。
ベースとギターでは音域にも大きな違いが!
ベースとギターの見た目はよく似ていますが、音を出すと全く違う音が出る楽器です。
もちろん、エフェクターなどを使って強制的に音を変えれば同じような音が出ますが、普通に演奏しているうえでは両者の音は全く違います。
ギターは伴奏やメロディなど、幅広異分野を担当しています。
大きく分けると「ウワモノ」と呼ばれていて、ヴォーカルと同じような役目があります。
一方でベースはドラムと同じ「リズム隊」に分類されている楽器で、バンドアンサンブルの土台を担う役割があります。
ベースの音はギターよりも1オクターブ低い音を出すことが出来るので、バンドの音に厚みを出すことが出来るのです。
ベースがないバンドの演奏を聞くと、何だか薄いサウンドに聞こえるくらい大切な楽器です。
以前はギターの方が花形だというイメージもありましたが、最近では何が花形というわけではありません。
ベースとギターでは、弾き方も違います
ベースとギターでは弾き方も違います。
ベースの弾き方
ベースの場合はピックで弾くこともありますが指で演奏することが多いです。
ギターのようにストロークして演奏することは基本的になく、ピックで弾く場合は1本ずつ弦を弾いて弾くようになります。
リズムを刻む役割があるため、親指で叩きつけて演奏したり、人差し指で弦を引っ張って演奏するようになります。
ピックを使って演奏する場合を除けば、ギターとベースの弾き方は全く違うものになります。
ギターの弾き方
ギターを演奏する時は、「ピック」と呼ばれるものを使って演奏するようになります。
ギターの元をピックを使って1本ずつ弾いて引くようになり、単音で弾く弾き方と、全部の弦を一気に弾く、ストロークする弾き方があります。
ストロークする弾き方は、ギター独特の弾き方になります。
ベースとギターの難易度の違いについて
初心者がベースやギターを始める場合、どちらの方が演奏しやすいのでしょうか。
「こっちの方が簡単」という基準はありませんが、難易度で言うと弦の数が多いギターの方が難しいかもしれませんね。
ですが、ベースが簡単だという訳でもなく、バンドの土台音を作る役割があるために音を外してしまうととても目立ってしまいます。
弦の本数が少ないという点でいえば、ベースの方が初心者には向いているかもしれませんね。
ギターを始める場合も、ベースを始める場合も、やっぱりしっかりと練習をすることが大切になりますから、簡単な方をやってみようという考え方はせずに練習に取り組むことをお勧めします。
また、ギターの音よりもベースの音の方が低くてほかの楽器の音に埋もれやすいという特徴もありますので、そういった面も考えてどっちの楽器を始めるかを決めるのも良いでしょう。
初心者はベースとギターどちらをやるべきなのか?
バンドを始めようと思っている時、ギターとベースのどちらにしようか考える人もいますよね。
ギターもベースも値段が安いものではないので、買う前に悩んで決めた方が後悔することは少ないと思います。
でも、一番大切なのは「自分はギターとベースのどっちの楽器を弾きたいか」ということではないでしょうか。
好きなものに対して、人間は熱心に取り組む姿勢があります。
「好きこそものの上手なれ」ということわざもありますが、自分が好きだと思える楽器の練習だったら真剣に取り組むということもあるでしょう。
ギターやベースの特徴をよく理解して、自分はどんなバンド演奏をしたいのかを考えて決めると良いですよ!
「どっちが簡単か」や「どっちが安いか」ということで決めてしまうと、後々後悔することにもなりかねません。
カッコイイバンドを作って演奏したいというのであれば、自分はどんなギタープレイをしたいか、ベースだったらどんな演奏をしたいのかを考えると、おのずとその答えが見えてくることだと思います。
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