ビリヤードタップの選び方は?種類や性質、選ぶポイントについて
2018.3.12
ビリヤードのキューの先についている皮の部分「タップ」。
消耗品のため交換していく必要がありますが、どんなものが最適なのか選び方が分からない人もいるのでは?
ビリヤードタップの選び方についてご紹介します。
この記事の目次
良いビリヤードタップの選び方の前に知っておきたい種類について
ブルータップは、皮をすりつぶして粉状にしたものを、特殊な薬品を使って生成したものです。ブルータップの由来のとおり、青いのが特徴です。
大量生産しやすいため、価格も抑えられ取り付けも簡単ですが、製造工程にムラがあるため当たり外れがあるのが難点です。
製品を購入してた場合はすぐに取り付けず、万力で圧縮してから付けたりもします。
一枚革タップは一枚の分厚い皮でできているタップで、手に入りにくいタイプです。
積層タップは最も主流となっているタップです。
文字通り、薄い皮を何枚も張り合わせて圧縮しているもので、モーリやKAMUIタップが有名です。
性能も高く製品も安定していますが、一枚革タップに比べると、薄い皮を何枚を張り合わせているため破断リスクも高く、新品でもパンクしていることがあります。全体的に性能が高い反面、取り付け時の段階でパンクしやすいのも積層タップの特徴となっています。
ビリヤードタップの選び方のポイントは?
自分に合うタップはどれなのか?それを知るためには、実際にキューに装着して使ってみなければわかりません。それは、どんなにおすすめされたタップだとしても、人によって当たり外れがあるからです。
一番は、自分に合うタップが見つかるまで色々なタップを試すことです。そうすることで、自分に合うタップ、合わないタップを知ることができます。
タップは先ほども説明した通り、ブルタップ・一枚革タップ・積層タップの3種類があります。
初心者なら、もっとも主流で全体的な性能も高く、安定性にも優れている積層タップがおすすめです。
またタップの種類以外にも、柔らかいタイプと硬いタイプがあります。
硬めキューには柔らかいタップ、軟らかいキューには硬いタップが合うとされています。
ただしプレイスタイルによっても違うため、やはり一番は実際に色々な種類や硬さをためすことです。
硬いタップは、キューの切れが良い反面、タイミングを合わせにくいのが難点です。
逆に柔らかいタップは、タイミング合わせが容易な反面、キューの切れが悪い特徴を持っています。
ビリヤードタップの硬さの違いと選び方について
タップの硬さは、軟らかいものから硬いものまであるとはいっても、単に硬度があるものから、適度な弾力があるものまで、その硬さは様々です。
硬さを選ぶのはとても難しいですが、一つの目安として言えるのは、プレースタイルによってどんなタップが良いのか参考になるということです。
実際に使用した人の意見や口コミなどを総合した目安なので、あくまでも参考程度にしてください。
まずよく言われているのは、「初心者は柔らかめのタップ」「上級者は硬めのタップ」という話。
その理由はストロークとショットが関係しています。
上級者はストロークが滑らかなので、柔らかめのタップにしてしまうと、タップの軟らかさが仇となり、打感がぼやけてしまうことがあります。よってコントロールしにくくなるのです。
初心者は滑らかなストロークで押し出すことが難しいため、きちんと手球を捉えられる柔らかいタップが良いとされているのです。
タップを選ぶ際の参考にしてください。
ビリヤードタップの交換に適した接着剤は?
タップ交換に欠かせないのが接着剤です。
タップの交換手順はネットを見ても色々記載されていますが、意外と紹介されていないのが、接着剤のメーカーです。
接着剤の記載があっても、ほとんどは革用だとかアロンアルファなどと書いています。
そこでおすすめしたい接着剤が、「ヘンケルジャパンのロックタイト」です。
特におススメしたいのが、押した分だけ液が出るピンポインタータイプです。
品質も良く、何より塗りやすくて使いやすいです。材質との相性も抜群です。
ただ量が多く、使いきれないうちに固まってしまう事があるので注意が必要です。毎日のように使用してタップ交換も2~3ヶ月ぐらいで行っているなら使いきれますが、交換頻度があまりない場合は使いきりタイプの方が便利です。
使い切りタイプの接着剤は、交換にちょうどいい量が入っているため使い切れますし、常に新しい状態で使えるメリットもあります。
料金を払えばタップを交換してくれるビリヤード場も増えてきましたので、そちらを利用するのも方法の一つですが、自分で交換することで愛着も沸くので、ぜひ自分で交換してみてはいかがでしょうか?
ビリヤードが上達したいならタップの種類や性質にも知っておこう!
タップはキューブと違って消耗品です。
消耗品なので、同じタップを使い続けることはできませんし、常にタップを交換していかなければなりません。
キューの先についている皮の部分がタップと呼ばれている個所ですが、タップではなくディップという場合もあります。
タップは自分で交換することで愛着も沸き、プレーにも好影響をもたらすと思います。自分で交換する方が安く済みますし、交換の手順も慣れてしまえば問題なく行えます。
ビリヤードの上達を考えるなら、自分で交換の仕方をぜひ覚えておきましょう。
初心者のタップは「柔らかめ」、上級者の方は「硬いタップ」を使うのが一般的とされています。
初心者はショットの際に動きが乱れてしまうものです。
その乱れを柔らかいタップが吸収し調整してくれるので、比較的安定したちょっとを打てるようになるわけです。
ショットがある程度思う様に打てるようになったら、硬めのタップ出番です。細かい動きや撞きもしやすくなります。
タップの種類や性質を知ることで、より一層ビリヤードが上達することでしょう。
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