経理の仕事って大変?経理職のやりがいや魅力、失敗談あります!
2018.1.1
経理ってお金を扱う仕事だから、大変そうに思いますが実際はどうなのでしょうか?
実際に経理の仕事はどのような業務をおこなうのでしょうか?また、経理職のやりがいや魅力についてもご紹介いたします!
経理の仕事をしてみたいと思っている方は、自分が経理職に向いているかどうかを考えながらお読みください!
あなたも会社の金庫番として、その能力を発揮してみませんか?
この記事の目次
経理の仕事は大変だって聞くけど、実際どんな仕事をしているの?
会社の規模によって取り扱う金額は変わりますが、仕事の内容的には大きな差はありません。
一番大切なのは「お金の流れを管理する」と言うことです。
現金決済できるような小さな取引や、経費とは別に、月締めで行う売り上げや支払いなどの管理を行います。
また、会社の資産状況を把握したり、資金の調達をおこなったり、決算に伴う業務をおこないます。
決算上黒字であっても、実際に必要な現金が不足することもあります。
お金の流れと、会社の経営状況の把握や、バランスのとれた収支にするために決算書と資金繰りについて考えます。
経理の仕事が大変だと思うことは、ミスが許されない事
経理の仕事をしている人に聞くと、この仕事で一番大変なのは「ミスが許されない」と言うことだと言います。
もちろん、仕事ですから、どんな業務であってもミスは許されません。
ですが、会社の大切なお金を扱うのですから、どんなに些細な事であっても「ミス」は許されません。
貸し方と借り方のバランスが合わなければいけないので、一つのつまずきをそのままにしておくことはできないのです。
仕事自体は、毎月同じことの繰り返しなのですが、決算など年に一度の業務もあるので「どうだったっけ?」と思い出すのに大変なこともあります。
また、他の部署から、売り上げや経費が上がってこないと処理ができない業務もあります。
自分のするべき事は終わっていてあとは、伝票待ちと言う状態の時も大変なんですよね。
信頼されてくると、銀行の対応も任されたりしてきます。
自分のお金ではないけれど、自分のお金以上に厳しく管理しなければなりません。
私は、会社でシビアに資金管理を行う反動で、自分のお給料はどんぶり勘定になっています…。
頭の中ではしっかりと資金繰りしていますけどね。
経理の仕事ってやっぱり大変!冷汗ダラダラの失敗談あります!
税金に関するとことは、専門的な知識が必要になりますし、法律もしょっちゅう変わっています。
ですから、意図せずとも間違って税務申告してしまうこともあります。
こういった場合には「知らなかったのでゴメンナサイ」と言う反省文と共に、修正申告することになります。
ミスとして認められれば良いのですが、「わざと間違ったんじゃないの?」と税務署に認定されてしまえば「過少申告」として、35%もの税金を加算されることになってしまいます。
せっかく資金管理し、経費を節約し、資金繰りを進めてもちょっとしたミスで税金を多く払わなければならなくなってしまうのは、イタいミスですよね?
経理業は税理士とは違いますが、同じような知識を身に着けておかなければなりません。
経理の仕事。こんなやりがいがあります
経理の仕事は基本的に毎月同じことの繰り返しです。
ですから慣れてしまえば、しっかりと業務をこなすこともできますし、段取りをとることもできます。
ですが、毎月同じことの繰り返し故「面白味がなくなってくる」と言う声も聞きます。
営業だと、売り上げ目標を達する喜びがありますよね?
花形の部署に比べると面白味がないと思われがちですが、実際にはどうなのでしょう。
お金の処理だけではなく、収支について分析した、資金管理や税金にたいしてしっかりとした知識を身につければ、経営に関わることもできるのではないのでしょうか?
また、リスク管理の観点からも経理の仕事は重要になってきます。
お金は生ものです。
一度たてた資金繰りが数分後には無駄になることは珍しくありません。
常に資金の流れを頭に入れながら、仕事に取り組む必要があります。
経理職に向いている人ってどんな人?
会社の「お金」と言うセンシティブな部分を扱う部署ですから、「口が堅い」と言うのは絶対条件ですよね?
お金を扱うのですから、会社の経営状況がどうなっているのかは、イヤでも把握してしまいますし、そういった情報は外部に漏らしてはなりません。
会社の売上、資金繰り、経営状況などは、知っているけど知らないふりができるということが重要になります。
また、あげられた領収書をすべて経費で落としていては会社にお金がいくらあっても足りません。
「これは必要経費としては認められません」と言うことをきっぱりと言える強さも必要となってきます。
経理業務には「簿記」の資格が必要と言われています。
もちろん「日商簿記2級必須」と言う求人募集もよくみられます。
経理業務にはルールがありますから、簿記の勉強は必須ですが、いくら簿記の資格を持っていても実践で役に立つとは限りません。
会社によって、使う勘定科目や決算のやり方が違うからです。
基礎知識として簿記を習得することは大切ですが、簿記の資格を持っているからと言って経理業務をすべてこなせるとは限りません。
- 仕事