入社から半年たってもミスをしてしまう、そんなアナタへ
2018.1.21
入社から半年たつと新人と言う感覚も薄れてきて、仕事もずいぶんと覚えてくる頃でしょう。
しかしそんな時にミスを連発・・・。周りからの目も厳しく感じる事もありますよね。
でも落ち込んでばかりいると、さらにミスにつながってしまう場合もあります。
新人だと許されるうちに、しっかりとミスの理由を知って減らしていく事が大切です!
この記事の目次
入社から半年でもミスを・・・いつまで新人で許される?
上司や先輩の立場から見て新人のミスを「仕方ない」と思えるのはいつ頃まで?
- 入社後約1年程度…41%
- 入社後半年程度…26%
- 入社後3~4か月…14%
アンケートの結果は、半年から1年は多めに見てくれる人が大半のようですね。
そう考える主な理由では次のような意見があります。
- ミスを恐れるばかりで仕事を覚えないのでは意味がない。成長するためにも1年程度は多めに見たい。
- たとえ新人でも、お客様から見ればプロの一員。できるだけ早く、できれば半年程度でミスをしなくなって欲しい。
- 3ヵ月もやっていれば雰囲気もわかってきて、それほどミスなくできるはずだと思う。
業種や職種、担当部署によっても違いはありますが、「1年を過ぎても初歩的なミスは笑えない」として、2年目が大きな節目と考える人が多いようですね。
入社から半年たってもミスをしてしまう理由
ミスをしてしまうのは、仕事そのものにまだ慣れていないということもあるかもしれませんが、仕事の全体像を把握できていないということも考えられます。
表面的に必要な作業には慣れてきても、作業としての方向性や優先順位についての理解が不十分で、そのキーとなるのが「全体像の把握」です。
例えば、「台数と単価の推移を見ておいて」と指示された場合です。
さまざまな資料を照らし合わせ「台数」と「金額」という要素に焦点を当てた結果「台数はほぼ横ばい、単価は二桁増の大幅アップ」と報告します。
資料を見た上司から「その割に売り上げが2%しか伸びていないが、どうしてだ?」と問われても答えることができませんでした。
「台数」「単価」という要素から売り上げを確認し、結果的に自分が算出した結果と違和感・ミスがないかを検算できるかが重要なポイントです。
入社半年、ミスを減らすために重要な事
上司や先輩からの指示があり、仕事を始める際には、その仕事内容や流れを全て把握するところからスタートしましょう。
情報を徹底的に集めて、自分が仕事をする風景をしっかりとイメージしましょう。
そこで、まず一つ余裕が生まれます。
自分の立場、仕事の意味、すべきことを明確にイメージできるようになるはずです。
全体を把握し見通せることで、他者との打ち合わせもしやすくなり、気配りの行き届いた仕事に繋がりますし、ミスにいち早く気づくこともできます。
ミスする人の多くは、事前に明確なイメージを描けていません。結果、成り行きで仕事をしてしまいます。
抜群の頭脳の持ち主であれば、行き当たりばったりで仕事をしても、常に最善の方法を見いだせるかもしれませんが、そんな人は世の中にほんの一握り。
多くの凡人は、凡人であるという自覚を持った上で、事前にできる限り完璧な準備をして仕事に挑むことが、ミスなく成し遂げる近道と言えるでしょう。
新人でもやってはいけないミスを覚えておこう
取り返しのつかない失敗
たった1度のミスでも、会社全体の信頼を失墜させることがあります。
もちろん、会社の業績に関わるような一大事を一人の新人が起こしてしまうなど考えにくいことですが、対人関係においては、その可能性があります。
ささいなトラブルがきっかけで、お客様に暴力を働いてしまったり、お客様から盗みを働いた場合なども大きな問題に発展することがあります。
繰り返す失敗
ミスに対して「同じ失敗はするなよ」と言われた経験はないでしょうか。
人間は誰しもミスをするものです。しかし、1度失敗したことから学習して同じミスを繰り返さないようにするはずですよね。
それでも「注意していたけど2度目のミス」は起こり得ます。
2回のミスを経て、3回目…となると、さすがにアウトと言えます。
行動しないという失敗
失敗というより「チャレンジしない」ということです。何事も挑戦して成功する・失敗することから学ぶことはとても多いものです。
「面倒くさそう」、「興味が無い」といった消極的な理由で、チャレンジを放棄することは人生において「大きな失敗」だということができるでしょう。
入社半年で身に付けたい事は、まずコレ
社会人の基本中の基本。報告・連絡・相談の「報連相」には2つのポイントがあります。
トラブルほど迅速に
自分のミスが原因でトラブルになった場合、大きなミスほど報告するのが恐ろしいのは事実です。
強く叱られることにビクビクして報告したら…? 優秀な上司ほど、怒るよりも問題のフォローにまわる対応に向かうでしょう。
上司というのは、部下のミスをいかにフォローするかということも仕事のうちです。
ただ、ここで報告を躊躇して問題が拡大してしまってからだと、上司も対応に苦慮する結果になってしまいます。
ミスは起きるもの。
起こしてしまった時にいかに迅速にフォローができるかが重要なのです。
経過は逐次報告を
ミスに気付いたら「どう対応し、その後どうなって、現状はどんな状態なのか」の3点をすぐに上司に報告しましょう。
報告するタイミングは、状況によってもさまざまですが「どうなってる?」と尋ねられてからではアウトです。
ミス発見後、早く報告し、対処している間にも尋ねられる前に現状の報告を入れましょう。
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