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野良猫の避妊手術!術後の過ごし方や注意したいポイントを紹介

2018.4.16

猫が避妊手術をしたときはどんなことに気をつけたらいいのでしょうか?術後の過ごし方とは?

野良猫を避妊手術して、地域猫となる?野良猫と地域猫との見分け方は〇をみればわかる!

病気の発生率が下がったり寿命が延びると言われている猫の避妊手術ですが、メリットばかりではないようです。そんな猫の避妊手術について紹介します。

野良猫は避妊手術をして術後に地域猫の「さくらねこ」となる?

行政によって引き取られる猫の8割近くが「所有者不明」、つまり野良猫です。

猫の繁殖力はとても強いため、不妊手術を受けていない猫が野放しにされると、その地域ではあっという間に野良猫が増えることになってしまいます。

自由に交配できる環境では、1匹のメス猫は10年の間に50~150匹もの子猫を産むとも言われています。

1世代に8匹の子猫が誕生するとして計算すると、1匹の猫から7年で17万匹以上に増えるという計算まであるのです。

最近耳にするようになった「地域猫」とは、餌を与える場所や寝床があり、避妊手術を施された猫のことで、野良猫とは区別されます。

「地域猫活動」では、猫に不妊手術を受けさせる。餌を与えて周囲の人たちに迷惑をかけないよう配慮するように独自のルールで活動しています。

ただ餌を与えるのではなく、繁殖管理をして地域全体で共同飼育をするのです。

不妊手術を受けた猫は、その証拠として耳の先を切り取ることで野良猫と区別されます。
その耳先が桜の花びらに似ていることから「さくらねこ」と呼ばれるのです。

野良猫を避妊手術した術後に気をつける事とは?

手術後のケアとして注意すべき主なことは次の3つ。

  • 傷口の管理
  • 食欲や排泄の状態チェック
  • 必要な薬を飲ませること

手術が終わり帰宅してからの数日間は、特にサポートやケアが必要な部分です。

体調に変化はないか、いつもと比べおかしいところはないか観察するのが重要になります。

メスの避妊手術では開腹手術になるので、数センチ程度の手術創ができます。

傷口から出血はないか、痛がるようすはないか、といったことには注意深く観察が必要です。

猫によって傷口を舐める、縫い合わせた糸をちぎってしまうなども場合もありますので、それぞれに合った対処が必要になります。

稀に血がにじむ状態になることがあります。こんな場合は念のため病院に連絡してみましょう。

傷口を気にして、しきりに舐めている場合には化膿させてしまうおそれもあるので、エリザベスカラーの使用を検討します。

エリザベスカラーは、付けることが猫にとってストレスになったり、不便なことも多いので、「どうしても」という時に留めておいた方がよさそうです。

野良猫を避妊手術した術後の過ごし方

手術後は傷口を舐めないようにエリザベスカラーや腹帯を付けた状態で退院することが多いと思います。

帰宅後に傷口の状態をチェックする時など、一時的に外した場合、簡単なようで元のように装着できないことがあります。

退院するときに装着方法を教わっておくといいでしょう。

術後帰宅したあとの数日は、できるだけ激しい運動は避けるようにして、万が一傷口に異常があった場合は、すぐに動物病院を受診してください。

避妊手術後の食欲は?

数日は食欲が安定しないこともあります。ただし、3日以上続くようなら病院を受診しましょう。

避妊手術後の排泄について

排泄や排便の回数やしたものの形状や臭いなど、術後の薬の影響が出る場合もありますので、気になるときは獣医師に相談しましょう。

退院時に抗生物質などの薬が処方される場合があります。

動物に薬を与えるのは意外に難しいことも多いので、与え方のコツを確認しておきましょう。

過去に投薬を経験していて、どうしても飲ませるのに手間取ったことがあった場合は、粉末や錠剤など飲ませやすい方法を相談してみましょう。

避妊手術後は体重管理が必要な猫もいる

多くの猫は、手術直後は元気がなくても3~4日程度で元のように動き回るものです。

その間は、押し入れの中や物陰に隠れて、餌をほとんど食べないこともあります。

猫によって個体差もありますが、1週間ほど経過してもそんな状態が続いてしまうようなら、一度病院での診察を受けましょう。

避妊手術を受けた猫は、消費カロリーが減少し、成長ホルモンも止まります。

それまでと同様の量のフードを与えると肥満になってしまうおそれがありますので、フードの見直しが必要です。

術後落ち着いたら、それまで与えていた量の10~20%を減らした量でフードを与えます。
減量フードなどに変える場合は、手術の数週間後、状態を見て1ヵ月程度経ってからの方がいいでしょう。

避妊手術後はトイレを失敗することがあります

麻酔の効き具合によっては、その後トイレに失敗する猫もいます。

ほとんどは数日で普段通りの状態に戻りますが、いつまでたっても続くようなら病院の診察を受けるべきです。

寝ている時間が増えたと感じて不安に思うことがあるかもしれません。

あまり続く場合は病院に相談することも考慮しますが、個体差もありますし、本来猫は1日の半分以上を寝て過ごす生き物。

あまり過敏にならずに、冷静に見守ることも必要です。

手術後の経過について飼い主が不安なのはわかります。しかし、飼い主が落ち着かないと猫も不安を感じてしまいます。

また、術後体調が不安定な中では、いつもと違う行動を取る猫もいるでしょう。トイレを失敗したり、気が立ってしまうことも。

飼い主は、冷静にそして温かく見守ってあげることが求められます。

この記事の編集者

チェスナッツロード編集部

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