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天皇の仕事はどんなもの?祈りだけではないのです!

2018.5.5

天皇陛下が普段何をしているのか知っていますか?たまに報道などで取り上げられるので目にする機会もあると思いますが詳しく知っている人は少ないのではないでしょうか?

天皇は日本の宗教の法皇なので仕事は祈りなのですが簡単にできる物ではありません。

その他にもいろいろな仕事がありとても忙しいのです。そんな天皇の仕事についてご紹介します。

天皇の仕事は祈り?どれだけの影響があるのでしょうか?

天皇陛下が普段どんな生活をしているのか、知っている人はあまりいないでしょう。

「時々海外にいっているなぁ…」程度の認識しかないという人もいると思います。

天皇とは、日本神道の神主の総元締めと言える存在で、神道の“長”。

キリスト教ならローマ法王の立場で、ローマ法王はアメリカの大統領よりも大きな権威を持っています。

こう考えると、歴史ある日本の宗教の法皇で、当然ですがとても偉い人です。

その「偉い人」が、日本と諸外国の友好のためにと海外を訪問したり、海外からの来賓をもてなしたりしているわけです。

海外で「日本の天皇が来る」ということは、外交官1000人分の影響力があるとも言われるほどです。

ですが、天皇としての本来の仕事の一つは「祈り」。

神様に対し、日本国民が幸せであるように。日本が平和であるように。祈りを捧げるのが「神事」であり、天皇の主たる仕事です。

天皇の仕事!国民の幸せのための祈りは私的行事?

報道で見る皇室関連ニュースでは、一般参賀や地方を訪問した際の「お手振り」の映像が流れることが多いでしょう。

しかし、天皇の本来の仕事は、日本が平和であるよう祈ることです。

ただ、現在は天皇が国民の幸せを祈るのは皇室の「私的行事」と位置付けられ、報じられることはありません。

例え報じられなくとも、それを知らない国民がいようとも皇室が一番重視し、その存在意義であるとしている重油な活動です。

『天皇陛下の全仕事』によると、天皇陛下は元旦の午前5時半には宮中三殿の神嘉殿(しんかでん)に赴き、国の安泰と国民の幸福、農作物の豊作などを祈って四方拝を行われるのです。

報じられることはなくとも、今上天皇は古代から続く祭祀をとても大切にしており、年間30回を超える祭祀を執り行います。

先の大戦終結まで、天皇は日本の「まつりごと」を司る存在であり、「まつり」は「祭り」であり「政(まつりごと)」(政治)のことでした。

戦後、GHQによって「天皇の人間宣言」と「神道指令」が行われ、「神道は国教」という制度の廃止などにより、今のような形式になったのです。

天皇の仕事!祈りは気軽にできるものではない?

天皇は日本各地にある神社の神主たちの最高位であるとも言えます。

天皇陛下は日本神道の「最高神官」であり「祭祀王」です。

その本来の仕事は「祈り」であることはすでにお伝えしましたが、その「祈り」は、私たちが気軽に手を合わせる「祈り」とは全く違うレベルのものです。

天照大神を最高神とする八百万(やおよろず)の神への厳粛な「祈り」がそこにあります。

この儀式は、初代の神武天皇から現在の今上天皇に至るまで変わっていないと言われています。

祈りを始め、さまざまな祭祀は「皇室祭祀(宮中祭祀)」と呼ばれ、皇居の吹上御苑内にある宮中三殿において行われます。

天皇が何においてもこの神事を優先していたことは、明治・大正・昭和の三代の天皇に使えた甘露侍従長も語っています。

「昭和天皇は、全てにおいて計画を立てる前に神事の予定を最優先にして他の計画を立てる」と。

平成の今上天皇は、歴代天皇の中でもとても厳粛に皇室祭祀をつとめていると言われています。

天皇の仕事は祈り以外にもたくさんある?

毎年、春と秋に報道される叙勲や褒章についての報道を記憶しているでしょうか。

国家や公共に対して功労がある人や社会の各分野での業績を称えるものです。

有名人が授与されたというニュースは報じられますが、春・秋のシーズンでそれぞれ5000人の受賞者に授与します。

対象者が決定すると、内閣官房から名簿と授賞理由が書かれた「功績調書」が天皇の元に届けられます。

書類に目を通し、裁可するというデスクワークも天皇が行うのです。

本当にそれだけの量の書類に、天皇陛下自身が目を通すのかと懐疑的に見る人もいます。
しかし、陛下自身が書類の不足を指摘したなどといったエピソードなど、全てに目を通していると推測できることがいくつもあると言います。

叙勲のシーズンになると、執務が6時間に及ぶこともあるというのも、その裏付けの一つではないでしょうか。

天皇の仕事は膨大!

天皇陛下のご公務について、主なものを分類すると次のようになります。

国際親善

  • 国賓をもてなす公式晩餐会
  • 外国の要人や在京外国大使のための引見、午餐など

行幸啓

  • 全国戦没者追悼式
  • 日本学士院授賞式
  • 日本芸術院授賞式
  • 日本国際賞授賞式
  • 国際生物学賞授賞式 等

外国訪問

平成24年の記録では、海外からの来賓は王族や各国元首、議会議長など30人ほど。

大使なども合わせると年間100件ほどになります。

この他にも学会への出席や、地方、外国訪問は56ヵ国。

休日は土日のどちらか1日ということが多く、週休二日ではありません。

一部では、毎日の睡眠時間は3~4時間程度しかないのでは?と噂されていたこともあるほど、天皇陛下は多忙なのです。

この記事の編集者

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