入籍手続き。別居婚の場合は住民票や世帯主の手続きはこうです!
2018.7.2
入籍。
夢に見た結婚。
でも、現実には、書類を作成して提出し、市町村に新しい戸籍を作ってもらうというかなり事務的な手続きなのです。
この入籍届の提出を何度も行ったことがあるという人は少ないでしょう。
まずは入籍届を提出しても、住民票の移動はされません。
ですから、入籍した後、しばらく別居婚になるのなら、住民票の変更は必要ありませんし、入籍届を提出する時に、結婚式もしていなければ同居もしていないなら、『同居を始めたとき』の欄は空欄でいいのです。
実際に同居を始めたら、住民票を移動させる手続きを市役所でしましょう。
「入籍」とは、親族関係の証明です。
別居婚をする時には、税金関係がどうなるのかも注意しながら手続きを進めてくださいね。
この記事の目次
入籍の手続きについて。別居婚の場合、住民票の移動手続きはしない。
婚姻届を提出するということは、あなたの本籍地や氏、世帯主との続柄が自動的に変更されるということです。
入籍後一緒に住み始める夫婦が多いため、入籍した日と同日に住民票も移動させる人がほとんどですが、事情により入籍後も夫婦が一緒に住まないこともあるでしょう。
いいなれば「別居」という形になりますので悪いイメージを持ってしまいますが、仕事や新居の都合で入籍後もしばらくは別居するということも珍しくありません。
そんな時は、自分で住民票を移動しなければいいだけです。
自分で手続きを行わない限り、住民票はそのままになりますのでご安心ください。
入籍後すぐに同居をしないで別居をする場合は、住民票の移動手続きをしなくても問題ないのです。
その後新居が見つかるなど同居する際には、速やかに住民票の移動手続きを行いましょう。
入籍の手続きに必要なモノとは?別居婚の場合は戸籍の移動だけです。
婚姻届を提出する際は、様々な書類を準備しなければなりません。
- 婚姻届
- 印鑑
- 運転免許証など本人確認ができるもの
- 戸籍謄本
の4点です。
婚姻届を作成する際は証人として、成人に達した2人以上の署名も必要になります。
婚姻届を提出すれば、法律上は夫婦として認められることになりますが、これは、夫婦のどちらかの戸籍に入ることが条件となっています。
戸籍は夫婦や親子関係を証明するもので、戸籍に記載されている方の出生や婚姻などが記録された公文書です。
この戸籍が置かれているところが「本籍」となり、戸籍を管理している市区町村が「本籍地」となるわけです。
住民票は現住所を証明するだけのものなので、戸籍とは全く別物です。
よって、夫婦のどちらかに戸籍に入ったからと言って、住民票を本籍地へ移す必要もないわけです。
ちなみに本籍地は日本国内どこでも自由に選ぶことができます。人によっては思い出の地や好きな地を本籍にする人もいるようです。
入籍の手続きをしたからと言って住民票も一緒になるわけではない。別居婚でも住民票を一緒にするの?
住民票を移すかどうか、入籍後よく問題になります。
通常は婚姻届を出して夫婦と証明された後は、住民票を移して同居しますので、夫婦のどちらか、あるいは2人ともが住民票を新しい市区町村へ移動する手続きを行わなければなりません。
婚姻届はあくまでも夫婦となる証明なので、住民票は勝手に移動はしません。手続きを自分で行うしかないのです。
別居婚を選ぶ場合は、住民票を移さなければいいのです。婚姻届を提出して戸籍が変わっただけで、住所が変わるわけではないからです。
別居婚を選択した夫婦は、住民票を移す手間がないわけです。
住民票を移すか移さないか。
実際に別居婚を選択している夫婦の中には、住民票を移しているという人も実はいます。
夫婦の片方が住民票のあるところに住んでいない、住民票の無い場所に住んでいるわけです。どうして住民票だけを移して実際には住まないのか。
これは、税金が関係してきます。税金の二重払いを防ぐためなのです。
税金の二重払いを防ぐことはできますが、住民票がなければ地域の公共機関を利用することや、たとえ妊娠しても住民票がなければ母子手帳ももらえません。
そういったデメリットもあるということを理解した上で、住民票を移すかどうかを決めるべきだといえます。
別居婚でも、姓が変わると様々な変更手続きがあります!
別居婚を選択しても、婚姻届を出せば姓が変わることになります。
様々な手続きが必要となります。
別居婚でも姓が変わると手続きがたくさん!事前にチェックを。
郵送で行うようなもの書類を取り寄せておきましょう。
例えばクレジットカードやネット銀行、証券会社などです。
変更までに時間が掛かりますので、前もって申請書を取り寄せておいた方が手続きもスムーズに行えます。
夫の居住地で婚姻届を出す場合は、戸籍や住民票への反映に対象時間が掛かってしまいます。
特に本籍地が遠い場合は、郵送で取り寄せてもかなりの日数を要します。
婚姻届提出時に「婚姻届受理証明書」を発行してもらうこともできますが、これでは改姓の証拠書類にはならないそうです。
会社によっては戸籍謄本の提出を義務付けられることもありますので、人事担当者に確認を取りながら、必要な手続きを速やかに行いましょう。
運転免許証や銀行口座などは窓口でしか手続きが行えません。手続きが平日しかできないことが多いので、こちらも事前にチェックしておきましょう。
ネット銀行の口座やアパートの火災保険、生命保険や水道などは、電話や郵送だけで手続きが済む場合があります。
入籍後、しばらくは実家暮らしです。この場合優先して変更するべき手続きは?
入籍後も、新しい家が見つかるまではお互い実家に暮らして別居をする、といった人も多いでしょう。
先に籍だけ入れて、後はゆっくり家探し・・・といったところでしょうか。
ただ婚姻届を出すということは戸籍や姓も変わりますので、運転免許証やパスポートなどの変更手続きを行わなければなりません。
入籍して氏名変更し、更に引越し後は住所変更もしなければならないとなると、どうしても二度手間になってしまいます。
そういった手間があるということまず知っておきましょう。
免許証や保険はできるだけ早くに手続きを行う必要があります。
入籍したのに手続きを行わず旧姓のままにしておくということは、存在しない人がいるということと同じことなのです。
取りあえずはこの二点だけでも先に手続きを行いましょう。何かあってからでは遅すぎます。
新居に移ってから住民票やカードの名義、銀行口座などの手続きを行えばいいのです。
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