メダカがエビを食べるから混泳は無理?混泳のコツ
2018.7.2
手軽に飼えることで人気のメダカとエビ。どうせなら一緒の水槽に入れて飼おうかと考える方も多いと思いますが、混泳させるとメダカがエビを食べるから避けたほうがいいという情報も耳にします。
メダカとエビの混泳は避けたほうがいいのでしょうか?
その真意と、メダカとエビを混泳させるポイントについて調べてみました。ぜひご覧ください。
この記事の目次
メダカとエビを一緒に飼うとメダカがエビを食べるの?
メダカがエビを食べる?
この疑問について、はっきりとした答えはあるのでしょうか?
私は10リットルの水槽に小さめのメダカ2匹とミナミヌマエビを6匹飼育していますがこの2年間エビは減っていないので食べられてはいないと言う結論になります。
もともとエビは7匹でした。その1匹がなぜいなくなったのかと言うと、水槽から飛び出した事が原因でした。
私の水槽には部分的に蓋がしてありましたがその少しの隙間からおそらく跳ねて水槽外へ落ちたのでしょう。
仕事から帰宅すると水槽前の白いフローリングの上に赤色の何かが落ちている事に気づきました。
最初はゴミかと思いましたが不思議に思い顔を近づけてよく見てみるとエビがかっぱえびせんのポーズのままカラカラに乾いて赤くなってしまっていたのです。
とてもショックでした。数年飼育してい飛び出した経験がなかったので予想外でした。
ですがそれからはエビは6匹のままを保っています。
メダカとエビがけんかするような様子もなく、仲良さそうに暮らしています。
食べることはない?メダカと相性がいいエビとは?
はっきり言うと大人のエビを食べることはない、と思います。
稚エビの場合ですとメダカの口に入ってしまうような時は食べますので別の容器で隔離して大きくなったら水槽へ戻してあげると良いでしょう。
もし大きくなったエビも食べられる心配があるなら大き目の水槽で水草をしっかり入れてあげることでエビの逃げ場が出来るので安心です。
我が家の水槽にはウィローモスのほか、グロッソスティグマなども配置しています。うちのエビたちはこのグロッソスティグマが大好きで、身を隠している?のでしょうかよく細かい葉の中のほうにも入って行っています。
我が家の水槽は60センチの水槽です。メダカもスイスイ泳げるスペースがあり管理しやすくオススメの大きさですが水を入れると重さが60~70キロにもなるので置く場所は頑丈でしっかりしたところを選んで下さい。
この大きさですとメダカ10匹にミナミヌマエビ10匹程度飼育しても十分泳ぎまわれる環境になります。
十分なスペースと身を隠せる場を設ければ問題なく飼育していけるでしょう。
メダカとエビを混泳させるメリットは残った餌を食べてくれるから?
メダカとミナミヌマエビを混泳させている人は多いのではないでしょうか?
ミナミヌマエビを同じ水槽に入れると、見た目も可愛く動きも面白いので観察していると面白いのですがそれ以外にメリットがあります。
それはメダカが食べ切れなかった餌を処理してくれる事です。メダカも餌を入れると一生懸命食べてくれますが、食べ残してウィローモスに引っかかっている餌や底砂の隙間に落ちている餌などを一生懸命食べてくれます。そのため、ミナミヌマエビ自体には特に餌は必要ない、と言うのもありがたいですね。
またミナミヌマエビはひっきりなしにコケや藻を食べてくれます。ミナミヌマエビのいる水槽といない水槽を比べてみると明らかにコケの量が少ない事がわかります。
そのため、水槽内の熱帯魚と一緒にミナミヌマエビなどのエビを混泳させる事が多いのです。
メダカを食べる?メダカと同居できない、しないほうがいい生物とは
メダカもメダカよりも大きな魚などの場合はあっさりと食べられてしまいますので同じ水槽には何でも一緒というわけには行きません。
避けるべき生物と言えば例えば「金魚」です。
金魚とメダカは日本らしい魚ですし、なんとなく仲良く暮らせそうなイメージがありますよね?ですが金魚にとってメダカは餌に見える存在なので一緒にするとパクッと食べられてしまいます。
まだ大きくなっていない小さな金魚なら一緒に入れる事は出来るでしょうがその期間もわずかなものです。
大きな金魚はゆったりと泳いでおり、泳いでメダカを捕まえそうにないと思いますが、金魚はメダカが寝ている間を見計らって襲ってしまいます。
なぜそれが成功するのかと言うと、夜暗くなるとメダカはあたりの様子が見えないのですがなんと金魚には見えるのだそうです、びっくりですね。
稚エビの飼育!メダカ食べることができない大きさまで稚エビが成長すれば問題ない
ミナミヌマエビは水質の変化に敏感
よくお店で買ってきたミナミヌマエビを水槽内に入れると一斉に脱皮したりしませんか?ミナミヌマエビは成長の目的のほかに、脱皮をする事でその水質に慣れようとするのです。
またミナミヌマエビは脱皮した直後に受精します。お腹に自分の卵を産みつけて孵化するまで育てるのですがこの時、そのまま飼育していると同じ水槽内にいるメダカに稚エビが食べられてしまうと言う事が起きてしまうため、稚エビがある程度大きくなるまでの間どちらかを別の水槽に移す必要があります。
この時に気をつけたいのが先ほども言ったように水質の変化に敏感だと言う点です。
メダカを移すのならそのままで良いですが、もし抱卵した母エビを別の容器へ移すのであればその水は水槽内の水を使わなければいけません。
別の水が混ざった状態ですと、抱卵したまま脱皮してしまい卵を孵化するまでお世話することを放棄してしまうからです。
その事を踏まえて稚エビを守る方法を考えてみて下さい。
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