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柿を剪定する時期は?上手に剪定して美味しい柿の実を実らせる

2018.7.6

柿の木を育てているという人は、剪定の時期が来たら柿の木の剪定を行う必要があります。剪定を行うことで美味しい柿の実を収穫することができるので、うまく剪定するのがおすすめです。

では、柿の剪定を行うのは一体何時頃が良いのでしょうか?どんなふうに剪定するのが良いの?

そこで今回は、柿の木の剪定を行う時期と方法についてお伝えします!

柿の剪定を行う時期は?

柿の剪定は12月~2月頃に行う

冬に剪定を行う時は、不要な枝を切り取って幹に日光が差し込むようにします。切り戻しと透かし剪定を行うようにしましょう。

柿は前の年から新しい枝を伸ばして実をつけます。前年の20~40cmほど枝の先端に近い場所から新しい枝を伸ばし、花を咲かせて柿の実をつけるようになります。

冬に剪定を行うときに枝先を刈り込んでしまうと次の年に花を咲かせなくなってしまいますので、注意して作業を行いましょう。

枝の先に花芽をつけますから、全体のバランスを考えて剪定作業を行いましょう。

剪定をすることで日光が当たりやすくなり、樹冠の内部にも当たるようになると花のつきや実のつきが良くなります。

時期によって柿の剪定方法が違う?

一年目

主幹を30~60cm程度切って柿の剪定をしてから植えていくようになります。
はじめの時期は剪定を行わず、太陽の光が当たらない枝を間引きして、そうでない枝は先端を切り戻す程度にとどめておきましょう。

二年目

枝が横に伸びてきます。水平にさせて冬の時期に剪定を行ってください。

三年~五年

数年経つと、冬に主幹の芯を止し主枝を3~4本にすることでとても丈夫に成長してくれますよ!

柿の剪定を行う時は、前もって集荷量を優先するか安全性を優先するかを決めておくとよいです。

安全性を優先する場合は、高い位置の枝を切り落として胸の位置よりも低い場所の枝を剪定しましょう。

収穫量を優先する場合は枝の密度を高める

夏が過ぎた頃に剪定を行う場合は、花芽の内枝を選んで剪定を行いましょう。

見分けるのが難しい場合は、花が咲いてから剪定を行うと良いです。

柿の剪定は大切!時期が来たら剪定を

柿の剪定

前の年の枝から新しい枝を伸ばして実をつけるようになります。この特性を理解して剪定を行えば、柿の実の付き方も保証されるでしょう。

樹が完成した時のイメージを確認してから剪定作業を行ってください。内側に伸びてしまった枝や、伸びすぎた枝を切って剪定を行いましょう。

枝を切りすぎると実の付きが悪くなります、注意して行ってくださいね!

柿の摘蕾

一本の枝の中間くらいにある蕾を二つ残し、そのほかの蕾を摘み取ってしまう作業です。

蕾が膨らんできたら余分な蕾を摘み取りましょう。
これを行うことで栄養分が実に行きわたって美味しい柿の実がつくようになります。

柿の摘果

柿は6月の下旬頃になると自然に実を落とします。
これを生理落果といいますが、これが終わったあとにすぐ摘果を行ってください。

一本の枝に1~2個の柿の実を残して摘果を行いましょう。

柿の剪定方法について

柿の剪定を行う時は、主幹を3~4本残して主幹から伸びる亜主枝を2本ずつ伸ばすように剪定するのがポイントです。

主幹から45度の方に主枝が伸びていくようなイメージで剪定を行いましょう。

そうすることで幹に日光が当たりやすくなります。

柿の木を植えてから3年目以降に大きくなった株の剪定を行いましょう。

3年目で剪定を行ったあとは、重なっている枝や黒ずんだ枝などを選定し、柿の実に栄養が行き渡るようにします。伸びた枝を切りすぎてしまうと、実がつかなくなることもあるので注意してください。

その年に伸びた枝の色は緑色ですので、すぐに見分けることができるでしょう。

剪定をする時のポイント

  • 主枝を3本選ぶ
  • 一番上の主枝よりも上の三木を短くカットする
  • 主枝以外の3本の枝の間引きを行う
  • 重なり合っている枝や下向きの枝などをカットする
  • 主枝に残っている亜主枝の中で、いらないものは取り除く
  •  切り口に癒合剤を塗って病害虫の予防を行う

上記のような手順で柿の剪定作業を行いましょう。

そうすれば美味しい実をつけることができますよ!

剪定して柿の数を決めよう!

柿の木に実をつけすぎると、翌年は実る数が少なくなってしまいます。

毎年同じくらいの量を実らせたいのであれば、きちんと剪定を行って実の数を一定にしましょう。
枝の先端付近にある結果母枝の数を適度に減らして剪定をしてあげましょう。

たくさんある結果母枝の中の1本を残し、曽於まわりの枝を選定していきます。

柿の実が実ると枝が垂れ下がってしまうので、下側にある枝も剪定して取り除くのが剪定の基本です。

実際に剪定作業を行ってみるとわかるのですが、理想通りに剪定するのは難しいものです。

毎年剪定を行って、その後にどのように実をつけるかを確認しながら剪定をしましょう。

毎年剪定をして慣れてくれば、上手に剪定作業ができるようになってきます。

柿の実を収穫するときに枝ごともぎ取ってしまうという方法もあります。

そのようにすれば、剪定作業を行わなくても適度に実を実らせることができるようになります。

柿の樹がたくさんある場合は、この方法で剪定をすれば早く作業を終了することができますよ!

この記事の編集者

チェスナッツロード編集部

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