アメフトとラグビーの違いって?2つの競技の違いを解説!
2018.5.26
アメフトとラグビーってとってもよく似ていると思いませんか?「えっ?同じスポーツじゃないの?」と思っている人もいるのではないでしょうか。
アメフトとラグビーはとってもよく似たスポーツなのですが、2つの競技には明らかな違いがあるようです。どんなところが違うの?ルールは同じ?
そこで今回は、アメフトとラグビーの違いについてわかりやすく解説します!
この記事の目次
アメフトとラグビーの違い!防具・ボール・人数
アメフトとラグビーは防具が違う
アメフトは防具を着用することが決まりになっています。一方でラグビーは防具の着用が義務付けられてはいません。ヘッドギアを装着する選手もいますが、基本的には肌身で競技を行います。
アメフトとラグビーはボールが違う
アメフトもラグビーも同じ楕円形の形をしたボールを使用しますが、アメフトのボールの方が小さいです。重さもアメフトのボールのほうが軽くなっています。
アメフトとラグビーは人数が違う
アメフトは11人制で行われる競技です。
選手交代をする時は無制限で行うことができます。試合中は回数に関係なく選手の交代を行うことができます。
ラグビーは15人制で行われる競技です。
15人がフィールド上でプレイしますが、一度フィールドカラベンチに行ってしまった選手は再度プレイに戻ることができません。
アメフトとラグビーの決定的な違いはパス!
アメフトとラグビーはパスが違う
ラグビーという競技は、自分よりも前方にいる選手にボールをパスすることができません。
アメフトの場合は1回の攻撃の中で1度だけであれば後ろの選手にパスをすることができます。
華麗なパス回しを楽しむのであればラグビー、1回のすごいパスを楽しむのであればアメフトの観戦がおすすめです。
アメフトとラグビーのタックルの違い
ラグビーはボールを持っているプレイヤーにしかタックルすることができません。
ですが、アメフトはブロック目的でボールを持っていない人にもタックルをすることができます。
また、ラグビーは肩より下にしかタックルができませんが、アメフトはどこにタックルをしてもOKです。
アメフトとラグビーのプレイスタイルの違い
ラグビーはサッカーのように攻守の境がありません。状況がどんどん変化していくスポーツです。
一方のアメフトは攻撃や守備パターンが決まっていて、いつも作戦を組んでから競技が開始されます。
アメフトとラグビーの違い・プレーの違い
ラグビーの試合の流れ
ラグビーの試合はボールが外に出ない限り、反則が起きないかぎりはプレイが続行されます。
ボールが敵のチームに取られてしまえば攻守が逆転し、ボールをキープできている限りはずっと攻撃を続けることができます。
ノックオンやスローフォワードなどの反則をしてしまったり、ボールが外に出てしまったときはスクラム・ラインアウトという方法で仕切り直されることになります。
アメフトの試合の流れ
攻守がはっきりと別れていて、オフェンスとディフェンスが陣形を整えてから試合が開始されます。
攻撃ができるのは4回で、1回の攻撃のことをファーストダウン、次の攻撃をセカンドダウン、その次をサードダウン、最後の攻撃をフォースダウンといいます。
フォースダウンになるまでに10ヤード進むことが出来れば、再度ファーストダウンから攻撃を始めることができます。
プレイが切れるたびに、ハドルという次の攻撃に向けての作戦会議が行われています。
アメフトとラグビーの違い・得点の違い
アメフトとラグビーは得点の方法も違います。
ラグビーの得点方法
ラグビーの場合の得点は以下のようになります。
- ゴールラインを超えてから地面にボールを置くトライ・・・5点
- トライ後のゴールキック・・・2点
- 相手の反則からゴールポストを狙うペナルティキック・・・3点
- ボールをバウンドさせてゴールを狙うドロップゴール・・・3点
ラグビーの場合は上記の4つの得点方法があります。ゴールキックが行われるのはトライのあとになりますので、ゴールキックだけが行われて得点につながることはありません。
アメフトの得点方法
アメフトの場合の得点は以下のようになります。
- エンドゾーンにボールを持ち込む、エンドゾーンでパスを受けるタッチダウン・・・6点
- タッチダウン後の攻撃が成功したときのエクストラポイント・・・1点、もしくは2点
- ボールを蹴ってゴールポストを通すフィールドゴール・・・3点
アメフトの場合は上記の得点方法があります。
似ているようでも意外と違うことが多いのがラグビーとアメフトです。
今まで同じだと思って見ていた人も、こうやって見てみると違いが多いことに気が付きますね。
アメフトとラグビーの違い・監督の指示
ラグビーという競技は、試合中に監督がベンチから指示を出すことができません。ですが、アメフトの場合はベンチから監督が指示を出すことができます。
指示を出す時はトランシーバーを使うことが多いです。
プレイしている選手全員が身につけているわけではありませんが、選手数人のヘルメットにはスピーカーがついています。
これによって監督の指示を聞くことができます。
ですが、選手側にはマイクが付いていないので、監督に話をすることはできません。
また、ルールでも選手と監督・コーチが会話をすることができません。
スポッター席という場所に各チームの作戦を立てる担当者が座っていて、そこからスタジアムの様子を見ています。
監督やコーチは作戦を立てるために常に会話を続けています。
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