ビザが必要な理由は?パスポートとの違いやビザの種類について
2018.6.3
海外に行くときはビザが必要な場合があります。これには一体どんな理由があるのか、皆さんはご存知でしょうか。
海外に行くときはビザ以外にもパスポートが必要になります。
パスポートとビザの違いは、一体何なのでしょう。
ビザが必要ない国があるって、本当!?
そこで今回は、ビザが必要な理由とパスポートとビザの違いについてお伝えします!
この記事の目次
ビザが必要な理由って?
日本以外の国へ行き、その会社へ入国する時に、いかつい入国審査官から「入国審査」を受け、パスしなければその国に入ることはできません。
入国する国の言葉を話すことができて、入国審査官の質問に滞りなく答えることができるのなら、問題ありませんが、みんながみんなそんなことができるわけではありません。
ですから、入国審査をする時に、書類を提出します。
これが「ビザ」です。
ですから、入国前に事前にビザを申請し、入国審査官がそのビザを見ながら「この人を我が国へ入国させても良いのかどうか」ということを査定します。
もちろん、ビザを申請した時点で入国を拒否されることもあります。
ビザを取得することができたということは、事前審査は通ったということになります。
あとは、入国したい国に出向き、入国審査官の「面談」をパスすることができれば、無事にその国へ入国することができます。
ビザが必要な理由・ビザとパスポートについて
パスポートがなければ、日本国以外の国に入国するとはできません。
入国審査の時はもちろんですが、入国した先のホテルへ宿泊するときにもパスポートの提示を求められることもあります。
また、有効期限があと半年で切れるようなパスポートでは、中国やシンガポールには入国することはできません。
パスポートは日本語で『旅券』といいますよね?
これは、日本政府が「この人は、日本国籍を有する人間ですよ」という証明書のようなものです。
一方ビザは、入国許可証です。
パスポートは『身分証明書』
ビザは『入国許可書』
ですね。
日本政府が発行するパスポートを持っているなら、『私は日本国籍を有しています』という証明になります。
加えて、「そちらの国へ行きたいので、よろしくお願いします。私は怪しい人間ではありません」と申請するのがビザです。
理由は様々!ビザが必要な時の申請方法
ビザにはいくつか種類があります。
観光旅行で他国を訪れる時に必要なのは「観光ビザ」と「トランジットビザ」ではないのでしょうか?
観光先の国にもよりますが、観光ビザならだいたい3ヶ月程度の滞在が可能となり、乗り継ぎなどで寄るトランジットビザなら、1週間程度の滞在期間となります。
短期の旅行や入国先によってはビザがなくても入国できる国もあります。
訪れる国の大使館の領事部へ直接出向いて、ビザの申請と取得をします。
すべて英語で表記し、パスポートや証明写真、ビザの申請にかかる査証料、予防接種の証明書や、ボーイングパス、渡航費用の支払能力を証明する書類などがビザの申請には必要となってきます。
ビザのことを「査証」といいます
ビザのことを日本語で「査証」というって知ってましたか?
ビザは入国しようとする外国人が、入国にふさわしい人物であるのかを事前に判断するためのものです。
どのような場合、拒否されるのでそうか?
一般的なのは「犯罪者」ですよね。
入国時に、違法なものを持ち込もうとした前科があったり、日本国内で有罪判決を受け執行猶予中であったりすると、入国を断られる可能性のほうが高いです。
不法就労や、不法移民の疑いのあるものや、政治思想による混乱をきたす要因があるもの、逆に、入国の目的が不明瞭すぎるものもビザがおりない理由となります。
ビザ(査証)は、在留許可とは異なります。
ビザ(査証)は、入国申請を行うためのものですが、在留許可は、入国後に滞在を続けるための資格となっています。
- パスポートを持っていればどの国にも入国できるわけではありません。
- パスポートは自分の国籍を証明するためのもののみでしかありません。
- パスポートを持ち、ビザの申請を行ない許可が降りなければその国へ入国することはできません。
ビザの種類について
ビザの申請は、渡航の目的、入国の目的に応じたものでなければなりません。
観光ビザで、入国し、その国で働いて賃金を得ることはできませんし、留学ビザで入国し、その国へ10年も居座ることはできません。
ビザを取得して入国したなら、そのビザの取得目的の活動以外することはできないと考えましょう。
留学ビザで入国し、学校を卒業後そのまま残って就職すると、違法滞在となってしまいます。
また、留学ビザで入国しているのなら、安易にアルバイトを行って給料を受け取っては、違法行為とみなされて、国外退去処分に課せられてしまうこともあります。
ビザの取得には、結構な労力と時間がかかります。
ですから、国交が盛んな国同士では、観光ビザなのは免除しあってお互いの国を行き来しやすくさせてあります。
日本では、アメリカや台湾、トルコなどがそういった協定を結んでいます。
ビザには移民を目的としないビザと、移民を目的としたビザがある
一般的な非移民ビザの種類
- 商用ビザ
- 観光ビザ
- 就労ビザ
- 学生ビザ
- 使用人ビザ
- 報道関係者ビザ
- 婚約者ビザ
- スポーツ選手ビザ
- 芸術ビザ
などがあります。
他には、医療活動を行うビザや、政府関係者ビザなどがあります。
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