心付けの封筒の書き方やタイミングなどのマナーについて
2018.7.13
結婚式を挙げる際に迷うのが「心付け」です。式当日にお世話になった主賓や友人、式場スタッフなどへの謝礼として渡すものですが、封筒の書き方から相場、渡すタイミングなど迷ってしまいます。
心付けの封筒の表書きは何を書くべき?連名で書くの?相場は?渡すタイミングは?
といった疑問についてお答えします。
当日は一つ余分に心付けを用意すると安心です。
この記事の目次
心付けの封筒の書き方は?
心付けとは?
御礼や心付けは介添人やヘアメイクなど結婚式でお世話になる人へ渡すものです。心付けのお金を入れる袋は、水引などが印刷されたポチ袋で大丈夫です。表書きには「寿」や「御礼」と書きましょう。
心付けを渡す相手は、両家共にお世話になる人には両家で用意し、新婦がメインでお世話になる人には新婦側が用意するのが一般的です。そのため、名前は両家共にお世話になる人には両家の、新婦側がお世話になる人には新婦の名字を記入します。
また、心付けの他に、主賓や媒酌人、遠方からのゲストへのお車代も用意する場合は、事前に準備しておきましょう。お車代を用意する場合は、表書きは「御車代」として、新郎新婦それぞれの主賓にはそれぞれ招いた家の名字を記入します。媒酌人への御車代の名前は両家の名字を記入します。
媒酌人へのお礼も忘れずに用意しましょう。媒酌人へのお礼は、他の心付けやお礼よりも金額が高額になるため、ポチ袋ではなくちゃんとした結びきりの祝儀袋に入れてください。
心付けを渡す前にしっかりチェック!封筒の書き方について
心付けは結婚式を作り上げてくれるスタッフに感謝の気持ちとしてお金をお渡しします。最近では、最初からサービス料として費用に含まれている場合や心付けという習慣を知らずに行わない人も増えていますが、日本に昔からある習慣のため、今でも心付けを用意しているカップルも多いです。
特にやらなければいけないという決まりはありませんので、心付けを用意するかどうかは新郎新婦で話し合って決めましょう。心付けを用意しても受け取ってもらえない場合もありますが、迷う場合は用意しておくのも良いのではないでしょうか。
心付けを入れる封筒は?
祝儀袋などにはそれぞれ用途や中の金額によって見合うものがあります。スタッフにお渡しする心付けの場合は、結びきりの水引が印刷されている祝儀袋かポチ袋を使いましょう。表書きは「寿」か「御礼」とします。なお、「寸志」は上の人が下の人に渡すという意味もあるので、使わない方が無難です。
心付け封筒の書き方、表書きは連名でもいいの?
結婚式でお世話になるスタッフに渡す心付けですが、結婚式にかかわるスタッフの数は多いので、お渡しするのは特にお世話になるスタッフに絞ります。渡さないスタッフも出てきてしまうため、お渡しするときは出来るだけ他のスタッフが見ていないときなどに渡すようにすると良いでしょう。
そのため、大きな封筒では渡す時に目立ってしまいますし、心付けを入れるならポチ袋がおすすめです。
心付けの相場
一般的には1000~3000円のため、金額的にポチ袋に入れていても失礼ではありませんし、小さいポチ袋なら周りにスタッフがいても渡した時に気付かれにくいでしょう。
ポチ袋は色々なデザインの物が販売されていますが、結びきりの水引がプリントされたものを用意しておきましょう。また、スタッフによって中の金額に差をつける場合は、渡す人が分からなくならないように付箋を貼っておきましょう。
ポチ袋であっても表書きには「寿」や「御礼」と自分の名字を記入します。両家としてお渡しする場合は、両家の名字を連名で記入します。新郎側のみ、新婦側のみで用意する場合は、それぞれの名字のみを記入しましょう。
なお、両家の連名で用意する場合は、必ず右側が新郎の名字、左側が新婦の名字(旧姓)を記入します。
そもそも心付けの封筒は用意すべきなの?
最近は結婚式のスタッフへの心付けを用意しないカップルも増えています。そのため、結婚式にはお金もかかるし出来るだけ出費は減らしたいとスタッフへの心付けを用意するか迷う人もいるでしょう。
渡すか渡さないかは、最終的には個人の判断によるものです。ですが、晴れの日を気持ちよく過ごすためにも、そばでお世話になるスタッフにはお渡ししても良いのではないでしょうか。
例えば、当日に身の回りの世話をしてくれる介添人や花嫁を美しくしてくれるヘアメイクのスタッフには、「今日はよろしくお願いします」という意味も含めてお渡ししてはいかがでしょうか。
直接的にはあまりかかわることはないかもしれませんが、マネージャーやキャプテンなどと呼ばれる結婚式の責任者は結婚式の出来を左右する重要人物ですので、責任者の分も用意しておくのがおすすめです。
実際に心付けの封筒を用意しない人は半数以上!
心付けは実際どれくらいの割合で渡しているのでしょうか?結婚式を行った先輩カップルを対象に、スタッフに心付けを渡したか聞いてみたところ、6割弱の人は渡さなかったと回答しました。
渡した人の意見としては、「感謝の気持ちを表したかった」という意見が多くみられました。逆に渡さなかった人の意見としては、「心付けという習慣を知らなかった」という人や、「サービス料に含まれているから」「あらかじめ受け取れないと言われていたから」などの意見が見られました。
心付けを渡したカップルに、誰の分を用意したのかも聞いてみたところ、プランナー、ヘアメイク、司会者という答えが多かったです。プランナーは、結婚式の準備から当日までお世話になる一番身近なスタッフのため、感謝の気持ちを表したいと考えるカップルが多いようです。
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