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電話交換手の歴史が知りたい!昔の電話は交換手が繋いでいた!

2018.6.7

今の時代はスマートフォンや携帯電話が普及して、電波があればどんな場所にいても気軽に電話をかけることができる時代です。ですが、電話が登場した頃は電話交換手という職業の人がいて、その人達が電話を繋いでいました。

電話交換手は歴史とともに姿を消すことになりますが、どんな歴史をたどって来たのでしょうか。

そこで、今回は電話交換手の歴史に関する情報をお伝えします!

電話交換手の歴史について

電話をかけるということは、相手の回線と自分の回線がつながっている必要があるということです。

自分たちで電話回線を繋ぐことはできないので、電話機を使って電話会社に接続し、電話局で相手と接続するようになります。

現在は、電話をかけたい人が受話器を持ってあいての電話番号を入力することで電話をかけることができます。

このように電話をかけることを「ダイヤル式」もしくは「自動交換方式」といいます。この方式が日本で開始されたのは1926年のことです。

1926年にこの方式が開始されるまでは、電話局の交換手を呼び出して、電話をかけたい相手の電話番号を伝えることで電話を繋いでいました。

この頃は人が電話を繋いでいた時代なのです。

交換手の人を呼び出す方法には磁石式と共電式の2種類があり、磁石式の場合は電話を発信するときに電話機についている「クランクハンドル」という物を回して接続をします。
1890年代はこの方式が主流でした。

共電式は1903年から採用が始まり、これは受話器を手に取ることで自動的に交換機のランプを点灯させて電話交換手を呼び出すという仕組みのものでした。

電話の歴史・電話交換手から電話交換機へ

電話が発明されたばかりの頃は、電話機ごとに回線があり、1つ1つが電話線で結ばれていました。

例えば、AさんがBさんに電話をするにはAさんとBさんの電話機がお互いに回線でつながっている必要があったのです。

でも、これではAさんとBさんの間でしか電話をかけることができません。もしもAさんがCさんに電話をかけたいということになれば、AさんとCさんの電話機を回線で繋ぐ必要が出てきます。

このようにして色々な電話機が回線で繋がるには、その都度電話線を引かなくてはならなかったのです。

電話をかける相手が多ければ多いほど電話線の材料費などがかかってきますよね。

こうしたことが起こらないように、電話交換手が相手と電話を繋いだり切ったりする役割を担っていたのです。

電話交換手がいなくなった背景には利用増加の歴史が

まだ電話機が世の中に出回っていなかったころは加入者の数も少なかったため電話交換手が電話を繋ぐという方法も可能でした。

ですが、加入者が増えていくとともにそれが難しくなり、1926年ころから少しずつ「電話交換機」というものに転向していきました。

電話交換機は電話交換手の手を借りずに電話をかける方法で、電話をかけたい相手の電話番号に基づいて自動で電話をかける方法になります。

日本で一番最初に採用されたのが「ステップ・バイ・ステップ」という方式になります。

電話をかけたい相手に電話を繋ぐには「電話番号」というものが必要になります。

このため、「ダイヤル式」の電話機が登場しました。

相手の電話番号をダイヤル式の電話機からダイヤルして、最終的に相手の電話機に回線が繋がるという仕組みです。

電話交換手についての素朴な疑問

Q:「電話交換手」という仕事があったと聞きましたが、実際にはどんなお仕事をしていたのでしょうか?

私が生まれたときにはそのような仕事がなかったため、想像もできない状態です。

A:電話交換手の人は以下のような会話をして電話を接続していました。

  • 利用者:受話器を取って電話機についているハンドルを回す。
  • 交換手:はい、交換でございます
  • 利用者:即時でお願いいたします。
  • 交換手:即時でございますね、お電話番号をお願いします。
  • 利用者:ここで相手の番号を伝えます。
  • 交換手:あなたの番号をお願いします。
  • 利用者:自分の番号を伝えます。
  • 交換手:相手の番号に電話をかけます。そして「〇〇番の方からお電話ですがお話はしますか?」と伝えます。相手が「話をします」といえば、電話を繋いでもらえます。
  • 交換手:〇〇番さん、□□番さんがお電話に出ましたので通話をお願いします。もしも番号が間違えていれば交換手の人が通話確認をすることができないため、電話番号の間違いを教えてくれます。

12月16日は電話創業の日

12月16日は電話創業の日です。

日本で一番最初の電話が登場したのは1890年、明治23年頃になります。
東京市内と横浜市内間で一番最初の電話事業がスタートしました。

この時の加入台数は、東京で155台、横浜で44台だったそうです。

電話を発明したのは「グラハム・ベル」という人で、1876年に発明されました。アメリカに電話会社が誕生したのは、その翌年の1878年です。

日本ではアメリカよりも12年遅れて電話事業が開始されたのです。当時の日本にとっては、念願の電話開通になりました。

この時、電話局には7人の女性職員が、夜間専門で働いている男性職員が2人いて、この人たちの事を「電話交換手」と呼んでいました。

今の時代は電話番号があればその相手に電話をかけることができますし、ほとんどの人が電話を持っていますので、人の手で電話を繋いでいたのだと思うと考えられない話ですよね。

また、電話交換手が「申します、申します」「申し上げます、申し上げます」と言っていたことが「もしもし」の由来になったと言われています。

この記事の編集者

チェスナッツロード編集部

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